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令和2年度以降入学者 | 西洋史特講7 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 西洋史特講7 | ||||
教員名 | 三潴みづほ | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard ID:20220647 |
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授業概要 | 中世から16世紀前半のスペインにおける異教徒「共存」について、支配勢力による異教徒統治の概要を把握し、時代背景を踏まえながらその変遷について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業のねらい:中世以降のスペインにおいて、ユダヤ人、イスラーム教徒、キリスト教徒、さらにアメリカ大陸植民地先住民インディオが、どのように存在し統治されたのか、について具体的な説明を与えることができる。 到達目標:中世から16世紀前半のスペインの異教徒「共存」を事例として、多文化共生について自らの疑問や意見を提示できるようになる。 ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(A-2-3) ・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3及びカリキュラムポリシーCP2,3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 対面授業。講師作成の授業資料配布、課題提示、および学生からの課題提出を、原則として教室でおこなう。毎回のテーマごとに示す参考書該当部分・授業資料・板書等に沿って講義を進める。各回授業の最後に内容理解を確認する問題1~2問を小課題として課し、その場で提出してもらう。また、授業テーマについての学生自身の考えや疑問点などを書くリアクションペーパーも数回課す。小課題やリアクションペーパーについては翌週授業にて解説・全体講評をおこなう。 ※対面授業に参加できない学生の代替方法: 対面参加が困難な学生は、授業担当教員の許可を受けてZoomでのオンライン参加をすることができる。Zoom参加者は、Blackboardにて課題を確認し、提出をおこなうこと。ただし、許可を受けずにオンライン参加およびBlackboardでの課題提出をおこなった場合、通常の出席扱いや課題提出扱いにはしない。 なお、本授業の事前・事後学習の詳細については各回のシラバスを参照。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法の説明、導入としてのスペインの地理(A-2-3) 授業第1回から第6回、第8回から第10回、第12回から第13回が「世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる」(A-2)能力を養成する部分となる。
【事前学習】シラバスの概要の確認 (1時間) 【事後学習】授業内容の復習 (3時間) |
2 |
中世における三宗教の「共存」(A-2-3)
【事前学習】ユダヤ、イスラーム、キリスト三宗教の「共存」についての予習(参考書p.100-p.102) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
3 |
ローマ期から西ゴート期のイベリア半島住民(A-2-3)
【事前学習】ローマ期から西ゴート期のイベリア半島住民の構成や置かれた状況についての予習(授業内で参考文献を提示) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
4 |
イスラーム教徒のイベリア半島侵出(A-2-3)
【事前学習】中世イベリア半島におけるイスラーム勢力の侵入について予習(授業内で参考文献を提示) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
5 |
イスラーム教徒治下のユダヤ人住民(A-2-3)
【事前学習】イスラーム教徒支配下のユダヤ人住民の置かれた状況について予習(参考書p.102-p.104) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
6 |
イスラーム教徒治下のキリスト教徒住民(A-2-3)
【事前学習】イスラーム教徒支配下のキリスト教徒住民の置かれた状況についての予習(授業内で参考文献を提示) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
7 |
イスラーム教徒による異教徒統治政策の変遷(A-3-3)授業第7回、第11回、第14回が「物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる」(A-3)能力を養成する部分となる。
【事前学習】イベリア半島のイスラーム諸国による異教徒住民統治について、第4回から第6回までの授業内容を振り返っておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
8 |
キリスト教徒とレコンキスタ(A-2-3)
【事前学習】レコンキスタの進行に伴う住民状況の変化についての予習(参考書p.105-p.107) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
9 |
キリスト教徒治下のユダヤ人住民(A-2-3)
【事前学習】キリスト教徒支配下のユダヤ人住民の置かれた状況について予習(参考書p.108-p.111) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
10 |
キリスト教徒治下のイスラーム教徒住民(A-2-3)
【事前学習】キリスト教徒支配下のイスラーム教徒住民の置かれた状況について予習(参考書p112.-p.113) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
11 |
キリスト教徒による異教徒統治政策の変遷(A-3-3)
【事前学習】イベリア半島のキリスト教諸国による異教徒住民統治について、第8回から第10回までの授業内容を振り返っておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
12 |
アメリカ大陸植民地インディアスの形成(A-2-3)
【事前学習】植民地インディアスの形成についての予習(参考書p.150-p.160) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
13 |
被征服民インディオ(A-2-3)
【事前学習】被征服民インディオの置かれた状況についての予習(参考書p.160-p.172) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
14 |
中世から16世紀前半のスペインとアメリカ大陸における異教徒統治と「共存」(A-3-3)
【事前学習】中世から16世紀前半のスペインとアメリカ大陸植民地における異教徒統治について、第2回から第13回までの授業内容を振り返っておく。 (1時間) 【事後学習】授業内容の復習 (3時間) |
15 |
総評 学習内容の整理(A-2-3、A-3-3) この回で、(A-2)及び(A-3)の能力養成を総合する。
【事前学習】ここまでの課題の復習 (1時間) 【事後学習】授業内容の総復習 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | なし。毎回講師作成の授業資料を配布する。 |
参考書 | 網野徹哉 『インカとスペイン 帝国の交錯 (興亡の世界史12)』 講談社 2008年 第1版 ここで示した参考書が取り扱っていない部分については、授業内で示す参考文献や資料で補足する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業内テスト:内容理解の小課題(20%)、授業参画度:リアクションペーパー(30%) 小課題は設問への正答数、リアクションペーパーは記述内容によって評価される。試験は論述である。事情により学期を通してZoomでの授業参加になった者については、授業内課題はBlackboardで対応するが、試験については可能な限り対面参加をしてほしい。やむを得ずオンライン試験を希望する者については教員側が時間・環境を指定しZoomにて監督するなど公平性を保つための配慮をしたうえでおこなう。 |
オフィスアワー | 授業後、教室にておこなう。Zoomでの参加者にはBlackboardのメール機能で授業日に応対する。 |