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令和2年度以降入学者 | 考古学特講5 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 考古学特講5 | ||||
教員名 | 山本孝文 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業。ただし、状況に応じて一部オンデマンド授業を併用する。 Blackboard ID:20220650 |
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授業概要 | 日本考古学の中の古墳時代研究の現状と課題を把握するための講義を行う。また、それぞれのテーマに即して古墳と古墳時代の枠組みを解説し、古墳の現況・具体例を提示することで内容把握を促す。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本の古墳時代考古学の概要を理解するとともに、多様な研究分野と研究傾向を自身の研究に活用することができる。 考古資料による古墳時代の社会・政治・文化解釈の事例を説明することができる。 前期では古墳時代の時代背景と古墳自体を主に取り上げ、全体的な流れをつかみ、それについて自らの意見を持つことを目標とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2、3及びカリキュラムポリシーCP2、3に対応しています。 現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる(A-2-2)。 既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 最新の発掘資料や研究をふまえ、写真・図面を多く用いて講義する。 ランダムにリアクションペーパーを作成して提出する。 学期中と学期末の計2回、確認試験を実施する。 特別な事情により対面授業に出席できない履修者にはオンデマンド教材を配信する。 初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 |
履修条件 | 授業では古墳時代に関する考古学的研究の内容を講義するので、各自古墳時代に関する概説的な内容の書籍を探し、読んでおくことが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 古墳時代のアウトラインの解説(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】古墳時代に関する概説書を読み、流れを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
2 |
日本史の中の古墳時代 -古墳時代とはどのような時代か(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】古墳時代に関する概説書を読み、古墳時代の時代像を把握しておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
3 |
古墳とは何か -古墳に持たされた役割(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】古墳時代に関する概説書を読み、古墳時代の資料の種類を把握しておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
4 |
古墳時代の枠組み -始まりと終わり(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】弥生時代に関する概説書を読み、古墳時代以前の考古学的状況を理解しておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
5 |
古墳時代の考古資料から何がわかるか -編年と社会史の復元(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】古墳時代に関する概説書を読み、古墳時代資料の特性を理解しておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
6 |
古墳時代に至る道のり -人間社会の発展段階(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】ネットなどを使用し、人類社会の発展段階論について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
7 |
王陵とは何か -世界の王陵と日本の古墳(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】世界の王墓に関する概説書を読み、その事例の知識をつけておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
8 |
前方後円墳とは何か -巨大古墳の成立事情(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】古墳時代に関する概説書を読み、前方後円墳の成立状況について理解しておく。 (2時間) 【事後学習】近隣にある古墳を実際に訪れ、形状や大きさを体感してみる。 (3時間) |
9 |
古墳の形態とその変化 -前方後円墳からみた時期区分(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】古墳時代に関する概説書を読み、古墳時代史について把握しておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
10 |
天皇陵古墳の治定と研究の現状(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】宮内庁書陵部のHPで陵墓について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
11 |
朝鮮半島の古墳文化 -日本の古墳との共通点と相違点(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】朝鮮半島の古墳文化について書かれた書籍を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
12 |
韓国の前方後円墳 -日本以外の前方後円墳は何を物語るか(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】韓国の前方後円墳について書かれた書籍を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
13 |
古墳時代の集落と首長居館(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】インターネットや概説書、事典などを利用し、居住地近隣の古墳について調べておく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
14 |
考古資料としての古墳の解釈諸相(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】代表的な古墳関連論文を収集し、読んでおく。 (2時間) 【事後学習】学習した部分のノートをまとめ、概説書の関連部分を読んで復習する。 (2時間) |
15 |
授業のまとめ 学期末試験と後期への導入(対面授業)(A-2-2)
【事前学習】学期中に学習した内容を復習し、ノートをまとめなおしておく。 (2時間) 【事後学習】後期の学習範囲に関連する本を探す。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:リアクションペーパー(30%)、中間および学期末試験(70%) 事情により対面授業を受けられなかった受講生には、オンデマンド教材・レジュメの配信を行う。授業内試験を受けられない場合、対面授業に参加できない要件を満たしていれば、別途指示する授業内容に関するレポートの提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。 |
オフィスアワー | Blackboardを通じて質問を受け付け、その内容を次回授業に組み込む。 授業終了後にも質問を受け付ける。 |