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令和2年度以降入学者 | 日本史研究実習2 | ||||
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教員名 | 舟橋正真 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 【対面授業】講義形式で行う。 BlackboardコースID:20223606。 |
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授業概要 | この授業は、日本現代史に関わる論文や史料の輪読を通して、歴史学の基本的な手法である「史料批判」を学ぶものである。テキストとしては、象徴天皇制研究に関わるものを用いる。なお、「史料批判」の手法を学んでいくため、『昭和天皇実録』や『昭和天皇拝謁記』などの関連史料も適宜使用する。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業を通して、歴史学(とくに日本近現代史)に関わる卒業論文を執筆するための必要な基本的知識や技術、調査能力を身につけられるようにする。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCP5,6,8に対応している。 新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる(A-5-3)。 様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる(A-6-3)。 学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる(A-8-3)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【実習】 配布資料(PDFファイル)の配信、課題(レジュメを含む)の提出などは全てBlackboardで行う(部分的にはメールで対応する。また配布資料は各自でダウンロードして用意すること)。初回の授業までに、Blackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの連絡事項欄に掲示するので随時確認すること。初回は講義形式、第2回以降は演習形式で行う。具体的には、配布資料の該当箇所を受講生が分担して報告し、その後討論を行う。受講者数に応じて、授業内容(論文・史料輪読の範囲、報告人数など)を変更することがある。 対面授業に参加できない要件を満たした場合、zoomで参加し、指定日時までにBlackboardに配信する課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法、レジュメの作成方法、調査方法などを説明する、報告の順番を決める)【対面授業】
【事前学習】シラバスをよく読んでおくこと。昭和天皇や日本国憲法(第一章天皇)について辞典などで調べておくこと。配布した資料に目を通し、そのなかで関心のある(報告してみたい)項目を選んでおくこと。 (1時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、各自準備に取りかかること(A-5-3)。 (3時間) |
2 |
『戦後史のなかの象徴天皇制』(1)「昭和天皇の象徴天皇制認識」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
3 |
『戦後史のなかの象徴天皇制』(2)「象徴天皇制における行幸」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
4 |
『戦後史のなかの象徴天皇制』(3)「戦後皇族論」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
5 |
『戦後史のなかの象徴天皇制』(4)「ミッチー・ブーム、その後」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
6 |
『〈地域〉から見える天皇制』(1)「昭和天皇訪沖の政治史」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
7 |
『〈地域〉から見える天皇制』(2)「象徴天皇制と北海道北部」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
8 |
『〈地域〉から見える天皇制』(3)「軽井沢と皇室」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
9 |
『平成の天皇制とは何か』(1)「明仁天皇論」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
10 |
『平成の天皇制とは何か』(2)「美智子皇后論」(受講生1名による報告と討論を行う)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
11 |
『平成の天皇制とは何か』(3)「「平成流」平和主義の歴史的・政治的文脈」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
12 |
『象徴天皇制のゆくえ』(1)「象徴天皇制下の「皇室外交」」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
13 |
『象徴天皇制のゆくえ』(2)「立憲君主制と象徴天皇制」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
14 |
『象徴天皇制のゆくえ』(3)「平成から令和へ」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)【対面授業】
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間) 【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間) |
15 |
学期のまとめ(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める)(A-8-3)【対面授業】
【事前学習】半期中に用いた資料やレジュメを読み返しながら、「象徴天皇制とは何か」について考えておくこと(A-5-3)。 (2時間) 【事後学習】半期中に用いた資料やレジュメを読み返し、それぞれの論点が何であったのかを改めて考えてみる(A-8-3)。この授業で学んだことを今後のレポートやゼミ報告、卒論作成などで実践してみる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 河西秀哉編 『戦後史のなかの象徴天皇制』 吉田書店 2013年 河西秀哉ほか編 『〈地域〉から見える天皇制』 吉田書店 2020年 吉田裕ほか編 『平成の天皇制とは何か』 岩波書店 2017年 茶谷誠一編 『象徴天皇制のゆくえ』 志學館大学出版会 2021年 授業で用いる論文等は、担当教員が用意する(購入の必要はない)。該当箇所をPDFしたものを初回の授業で配布する。 |
参考書 | 原武史・吉田裕編 『岩波 天皇・皇室辞典』 岩波書店 2005年 小田部雄次 『天皇・皇室を知る事典』 東京堂出版 2007年 古川隆久 『昭和天皇』 中公新書 2011年 茶谷誠一 『象徴天皇制の成立』 NHKブックス 2017年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(100%) 報告内容、質疑応答、授業への貢献度、報告・討論後の小レポートの内容などを総合的に評価する。 |
オフィスアワー | メールで対応する(e-mailアドレスは授業時に提示する)。 |
備考 | 初回のガイダンスでは、授業のテーマや到達目標および授業の方法、成績評価について説明するため、必ず出席すること。 |