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令和2年度以降入学者 | 日本史ゼミナール1 | ||||
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教員名 | 武井紀子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースID:20220669 |
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授業概要 | 奈良時代史の基礎的な史料である『続日本紀』の講読を通じて、律令国家確立期の政治制度、社会のあり方を学ぶ。今年度前期は、『続日本紀』巻第三の慶雲元年春正月条から順番に読んでいく。また、史料講読と合わせて古代史の論文の書評を通じて、論文読解の基礎を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 古代史の基礎となる『続日本紀』の記事を精読・解釈し、深く内容を考察することができるようになる。 『続日本紀』の記事をもとに、律令格式、正倉院文書、木簡や漆紙文書、金石文などの史料と関連づけながら解釈していく力を身につける。 史料をもとに問題点を見つけ、関連する先行研究を探し、みずからまとめて整理する力を身につける。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1、4~8及びカリキュラムポリシーCP1、4~8に対応しています。 ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学が直面する倫理的課題を説明することができる。(A-1-3) ・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる。(A-4-3) ・新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる。 (A-5-3) ・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる。(A-6-3) ・学修活動において、積極的にリーダーシップ及び指導力を発揮して、他者と協働すて作業をすることができる。(A-7-3) ・学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる。(A-8-3) |
授業の方法 | 授業の形式:【ゼミ】 対面授業により実施する。『続日本紀』の各条をゼミ参加者に割り当て、担当者の報告レジュメをもとに、参加者全員で議論をしながら内容をとっていく。各担当者の報告が議論の前提となるので、しっかりと報告準備をして臨むことが求められる。第1回の授業でガイダンス・報告の順番を決めるので、受講者は必ず出席すること。あわせて『続日本紀』の史料解題と報告の仕方について解説する。第2回から学生の報告を主体とする。報告に対して、次回の冒頭に補足報告を求めることがある。 *対面授業に参加できない場合、以下の条件を満たす学生はZoomでの参加を認める。 ・参加を認める要件 ①学部が認める者(日本に入国できない留学生、通学が困難な学生:いずれも事前申請すること) ②体調不良者(担当教員に講義日〔月曜日〕のうちに個別に連絡をすること) ・対面授業参加への代替 Zoomで参加。報告者の場合は、日曜日のうちにレジュメを担当教員にメールで送ること。 |
履修条件 | 担当者の「日本史基礎実習1・2」を履修済みであることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンスと授業の進め方・『続日本紀』の解題/報告の仕方(『続日本紀』慶雲元年正月丁亥条)(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】『続日本紀』の解題についての参考文献を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】テキストを準備しておく。古代史の工具書類について、図書館で手に取ってみる。 (2時間) |
2 |
『続日本紀』慶雲元年正月癸巳条~丁酉条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事後学習】講義の内容をまとめ、リアクションペーパーを提出する。 (2時間) |
3 |
『続日本紀』慶雲元年正月壬寅条~三月庚寅条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。各自報告の準備をする。 (2時間) |
4 |
『続日本紀』慶雲元年四月甲子条~五月庚子条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
5 |
『続日本紀』慶雲元年六月丁巳条~六月丙子条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
6 |
『続日本紀』慶雲元年七月庚申条~七月乙巳条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
7 |
『続日本紀』慶雲元年八月丙辰条~十月戊辰条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
8 |
『続日本紀』慶雲元年十一月癸巳条~十二月辛未条(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】テキストの当該範囲を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
9 |
論文講読①②(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
10 |
論文講読③④(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
11 |
論文講読⑤⑥(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
12 |
論文講読⑦⑧(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
13 |
論文講読⑨⑩(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。 (2時間) |
14 |
論文講読⑪⑫(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】指定論文を読み、質問を考えてくる。報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。学期末レポートの準備をする。 (3時間) |
15 |
研究報告発表(前期最終講義日)(A-1-3、A-4-3、A-5-3、A-6-3、A-7-3、A-8-3)
【事前学習】報告者はレジュメを準備する。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメをもとに議論をおさらいする。学期末レポートを仕上げて提出する。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しない。 テキストには、新日本古典文学大系『続日本紀』一(岩波書店、1989年)を使用する。輪読部分のテキストは手元に準備するようにしておくこと。 また講読する論文については、こちらから指定する。 |
参考書 | 笹山晴生「続日本紀と古代の史書」(新日本古典文学大系『続日本紀』一〔岩波書店、1989年〕所収、『平安初期の王権と文化』〔吉川弘文館、2016所収)ほか。授業中に適宜紹介していく。 奈良時代の通史関係を適宜読んでおくこと。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末レポート(30%)、授業参画度:発言や質問などによって評価する(20%)、報告内容によって評価する(50%) 出席することが大前提となる。無断欠席(特に報告の担当回)は厳禁。 対面授業に参加できない場合、Zoom参加による報告もしくは報告の代替課題を提示する。それと期末レポートにより評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。 |
オフィスアワー | blackboardの掲示板、あるいはメールにて受け付ける。 |