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令和2年度以降入学者 | 文化財学2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 文化財学2 | ||||
教員名 | 平野卓治 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースID:20223638 |
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授業概要 | 「文化財保護法」制定までの歩みをふまえ、現在における「文化財保護法」の改正の問題点を探ると共に、文化財の指定とその修復、保護・活用の実状、さらには世界遺産などに関して講義する。それを基礎として、文化財の「保存・継承」と「公開・活用」との相互の関わりを探る。博物館の学芸員として文化財調査や史跡の保存・活用に関わった経験をもとに、現場の実状と課題をもふまえながら授業を進めていく。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)文化財の指定、保護と活用、世界遺産などに関する基本的な知識を習得し、自ら説明できるようになる。 (2)文化財保護の意義、その保護・活用に関して、その問題点について説明できるようになる。 ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(A-2-3) ・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2・3-3及びカリキュラムポリシーCP2・3-3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:講義 各回、授業計画に基づいて講義を行う。授業に必要な資料は随時配布する。なお、適宜講義内容に関わるリアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーの解説・講評は次回の授業で行う。 対面授業に参加できない要件を満たした場合、Blackboardで配信する資料を見ながら音声を聴き、指定日時までに課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス―講義の計画と概要に関して説明すると共に、文化財の種類や区分についても説明する。
【事前学習】シラバスを確認し授業全体の流れを理解しておく。 (1時間) 【事後学習】「文化財」とは何か?身近な事例を考えて、ノートに整理する。 (2時間) |
2 |
近代日本の文化財保護-文化財保護法前史として、明治期以降の文化財保護政策とその特徴をみていく。
【事前学習】国宝保存法について調べ、ノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間) |
3 |
文化財保護法とその展開―文化財保護法の特徴とその後の改正についてみていく。
【事前学習】文化財保護法の特徴を調べ、ノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、法改正の意義と課題をノートに整理する。 (2時間) |
4 |
現在の文化財保護法の改正とその問題点―2018年の改正の概要とその問題点を探る。(A-2-3)(A-3-3)
【事前学習】直近の文化財保護法の改正について調べ、ノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、自分が行った史跡との比較をノートに整理する。 (2時間) |
5 |
文化財と地域社会-文化財保護法の改正と地域社会・地方自治体の対応をみていく。(A-2-3)(A-3-3)
【事前学習】身近な地方自治体の文化財行政に関して調べ、ノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間) |
6 |
文化財を活用-国指定史跡の事例を取り上げ、その保護・活用のあり方をみていく。(A-2-3)
【事前学習】自分が行ったことのある史跡公園に関して、ノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (時間) |
7 |
美術工芸品の指定と保護―「絵画」を中心に、指定の手続き、保護・活用の実際と課題を探る。
【事前学習】美術工芸品の種類と指定に関して調べ、ノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間) |
8 |
美術工芸品の修理-絵画・彫刻などの美術工芸品の修復方針とその実際をみていく。
【事前学習】仏像彫刻などの修復に関して調べ、ノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間) |
9 |
建造物の指定と保護―神社建築を題材に建造物の指定の手続き、保護・活用の実際と課題を探る。
【事前学習】自分の関心のある神社の建築を調べ、特徴をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間) |
10 |
民俗文化財の指定と保護-有形民俗文化財を中心に、指定の手続き、保護・活用の実際と課題を探る。
【事前学習】有形民俗文化財の具体例を調べ、ノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間) |
11 |
文化的景観の保存と活用―文化的景観の事例をとりあげ、指定の手続き、保護・活用の実際と課題を探る。(A-2-3)
【事前学習】文化的景観の具体例を調べ、その特徴をノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (時間) |
12 |
世界遺産をめぐって-世界遺産に関する基礎的知識を解説し、その現状と課題を考える。(A-2-3)(A-3-3)
【事前学習】世界遺産とは何かを調べ、ノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (2時間) |
13 |
日本の世界遺産-日本における世界遺産の現状と課題について考える。(A-2-3)(A-3-3)
【事前学習】日本の世界遺産の概略を調べ、ノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントをノートに整理する。 (時間) |
14 |
試験と解説・まとめ(A-2-3)(A-3-3)
【事前学習】これまでの講義の内容を復習し、試験に備える。 (3時間) 【事後学習】試験の結果を基に理解が足りなかった内容を復習し,学修した内容の整理を行い、次のステップに備える。 (2時間) |
15 |
文化財のデジタル化-デジタル化の進展と文化財保護・活用の将来的な課題・問題点などを探る。 (A-2-3)(A-3-3) 【事前学習】関心のあるデータベースに当たり、その特徴をノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】文化財保護・活用の将来像を考える。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 特に定めない。各回に必要な資料は授業時に提供する。 |
参考書 | 授業時に随時指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出により評価する。(40%) 試験は期末試験を実施する。 対面授業に参加できない要件を満たし、Blackboardを介して参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardを通して質疑応答を行う。研究室での対応日時は最初の授業時に指示する。 |