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令和2年度以降入学者 | 中国現代文学研究1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 中国現代文学研究1 | ||||
教員名 | 神谷まり子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(一部オンデマンド型) Blackboard コースID : 20220751 |
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授業概要 | 上海を描いた近代以降の中国文学について、時代概況とともに文学史の流れを解説する。作品や作家についてもあわせて紹介し、清末から中華民国期の文芸について講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 清朝末期から一九四〇年代までの上海を描いた作品、作家を取り上げ、その文学世界に触れることで、都市が各時代においてどのように表象されたのか、理解できる。また、中国語小説に対する理解を深めると同時に、一定のテーマについて考える力を身に付けることができる。 世界に氾濫している様々な情報を自ら収集し、分類・整理し、論理的・批判的に説明することができる(A-3-3)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:講義 隔週ごとに対面での教室授業と、Blackboardでの動画視聴を通じたオンデマンド授業を組み合わせて実施する。オンデマンド授業時には毎回、授業内容についての課題を出す。課題は適時、授業のなかでフィードバックする。 なお、対面での教室授業に出席できない場合、以下の要件を満たす学生はZoomでの参加を認める(フィードバックおよび学期末テストはオンラインで行う) 要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生 |
授業計画 | |
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1 |
(対面授業)ガイダンス・授業の進め方および参考文献の紹介(A-3-3)
【事前学習】シラバスを通読し、要点をノートにまとめる (2時間) 【事後学習】参考文献から、事前に作品を読んでおく (2時間) |
2 |
(オンデマンド授業)上海史序説(清末から民国期にかけての歴史概況について)(A-3-3)
【事前学習】ガイダンス資料の「年表」を埋めておくこと (2時間) 【事後学習】参考文献に挙げた上海史関連の文献を読み、課題を作成する (2時間) |
3 |
(対面授業)清末民初の文学(1890年代から1920年代まで)(1)・概要、および清末における小説の興隆について(A-3-3)
【事前学習】清末小説関連の参考文献を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】清末小説関連の参考文献を読んで内容をまとめる (2時間) |
4 |
(オンデマンド授業)前回の復習/清末民初の文学(2)・清末の諷刺小説について(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅱa、Ⅱbを日本語訳しておく (2時間) 【事後学習】資料Ⅱa、Ⅱbの内容を確認し、課題を作成する (2時間) |
5 |
(対面授業)清末民初の文学(3)・清末の花柳小説(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅲ、および資料Ⅳを読んでおくこと (2時間) 【事後学習】資料Ⅲ、および資料Ⅳの内容をノートにまとめる (2時間) |
6 |
(オンデマンド授業)前回の復習/清末民初の文学(4)・清末の花柳小説・翻訳小説(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅲを日本語訳しておく (2時間) 【事後学習】資料Ⅲの内容を確認し、課題を作成する (2時間) |
7 |
(対面授業)三十年代の文学(1920年代半ばから日中戦争開戦前夜まで)(1)・概要、文学状況について(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅰを日本語訳しておく (2時間) 【事後学習】参考文献に挙げた1930年代関連の資料を読んでおく (2時間) |
8 |
(オンデマンド授業)前回の復習/三十年代の文学(2)・茅盾「子夜」(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅱの資料を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】資料Ⅱの資料の内容を確認し、課題を作成する (2時間) |
9 |
(対面授業)三十年代の文学(3)・新感覚派文学について(解説およびディスカッション)(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅲを読み、ポイントをまとめておく (2時間) 【事後学習】資料Ⅲのポイントによって、作品世界がどう形成されているか、考える (2時間) |
10 |
(オンデマンド授業)前回の復習/三十年代の文学(4)・新感覚派文学について(劉吶鴎について)(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅳを日本語訳しておく (2時間) 【事後学習】資料Ⅳの内容を確認し、課題を作成する (2時間) |
11 |
(対面授業)四十年代の文学(1)・概要、日中戦争中の文学状況について(A-3-3)
【事前学習】日中戦争中の文学状況について調べておく (2時間) 【事後学習】参考文献に挙げた1940年代関連の資料を読んでおく (2時間) |
12 |
(オンデマンド授業)前回の復習/四十年代の文学(2)・夏衍について(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅰの日本語訳をしておく (2時間) 【事後学習】資料Ⅰ、および張愛玲についての課題を作成する (2時間) |
13 |
(対面授業)四十年代の文学(3)・張愛玲(「焼け跡の街」)(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅱを読んでおく (2時間) 【事後学習】資料Ⅱの内容をノートにまとめておく (2時間) |
14 |
(オンデマンド授業)前回の復習/四十年代の文学(4)・張愛玲(「封鎖」「傾城の恋」)(A-3-3)
【事前学習】資料Ⅲ、Ⅳを読んでおく (2時間) 【事後学習】資料Ⅲ、Ⅳの内容を確認し、課題を作成する (2時間) |
15 |
(対面授業)授業のまとめと内容の確認(A-3-3)
【事前学習】学習内容を復習し、作品を社会状況と関連させて論じられるよう準備しておく (2時間) 【事後学習】学習内容をノートに整理しておく (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 『なし』 レジュメを配布する。 |
参考書 | 藤井省三 『中国語圏文学史』 東京大学出版会 2011年 張愛玲(池上貞子訳) 『傾城の恋』 平凡社 1995年 茅盾(小野忍等訳) 『子夜』 岩波文庫 1962年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、課題の内容および提出状況(50%) 対面授業に参加できない場合の要件を満たし、Zoomで参加をした場合、課題の提出およびオンラインを利用した試験により評価する。 |
オフィスアワー | 月曜昼休み(研究室)、またはBlackboardを通じて連絡すること。 |
備考 | 教材プリントや資料はすべて事前にBlackboardからダウンロードすること。教室授業への参加および課題提出の回数があわせて2/3を下回る学生は、学期末テストに参加できない。 |