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令和2年度以降入学者 | アジアの文化と社会2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | アジアの文化と社会2 | ||||
教員名 | 三澤真美恵 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | Blackboard ID:20223720【対面授業】 対面授業について、文理学部が規定する要件を満たし対面授業に参加できない学生、および教室状況により分散登校となって対面授業に参加できない学生は、Blackboard に記載している期日までに対面授業の録画を視聴し課題を提出することで代替する。また、文理学部の指示などにより対面授業そのものが実施できない場合も、同時双方向型オンライン授業やBlackboardに配信する動画を視聴し課題を提出することで代替する。 火曜2限授業。 |
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授業概要 | 台湾の歴史を学ぶ |
授業のねらい・到達目標 | 第二次大戦後の台湾に関する歴史について理解を深める。 具体的には以下2つのテーマに焦点をあてる。 2つのテーマ:①植民地支配からの解放 ②民主化への道 グローバル社会の抱える諸問題について、個々の問題に関する様々な情報を分類・整理し、多様な立場があることを理解することができる(A-2-3)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの2に対応しています。 |
授業の方法 | 講義形式および演習形式 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 フィードバックは授業内で行う。 |
履修条件 | アジアの文化と社会1(前期)と、アジアの文化と社会2(後期)は、原則としてセットで受講すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:歴史記憶をめぐる問題
【事前学習】洪郁如「理解と和解の間 ――「親日台湾」と歴史記憶 」(『言語文化』50: 17-29頁、「一橋大学機関レポジトリ」でダウンロード可能)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
2 |
植民地支配からの解放 ①2.28事件と省籍矛盾
【事前学習】呉密察「台湾人の夢と2.28事件」『近代日本と植民地8:アジアの冷戦と脱植民地化』(岩波書店、1993年、39-70頁)、を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
3 |
植民地支配からの解放 ②内戦と冷戦の結びつき
【事前学習】若林正丈『台湾:変容し躊躇するアイデンティティ』(ちくま新書、2001年)第四章「中華民国の台湾定着」(83-116頁)を読んでおく (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
4 |
植民地支配からの解放 ③白色テロと中国化政策
【事前学習】戴國煇『台湾:人間・歴史・心性』(岩波新書、1988年)「5.「国府中央の台湾移転と国民党支配の確立」(113-140頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
5 |
植民地支配からの解放 ④サンフランシスコ条約と植民地支配責任
【事前学習】朝日新聞戦後補償問題取材班『戦後補償とは何か』(朝日文庫、1999年)、内海愛子『戦後補償から考える日本とアジア』(山川出版社、2002年)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
6 |
植民地支配からの解放 ⑤冷戦と経済成長
【事前学習】戴國煇『台湾:人間・歴史・心性』(岩波新書、1988年)「6.経済奇跡への道とその代価」」(141-164頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
7 |
「植民地支配からの解放」について振り返る ディスカッション 【事前学習】授業テーマ「植民地支配からの解放」①〜⑤までの内容を復習し、不明点を明らかにしておく (2時間) 【事後学習】議論の内容をノートに整理する。 (2時間) |
8 |
民主化への道 ①雷震事件と国際孤立
【事前学習】戴國煇『台湾:人間・歴史・心性』(岩波新書、1988年)「7.社会は激変のさなかにあって」(165-184頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
9 |
民主化への道 ②蒋経国から李登輝へ 【対面授業】 【事前学習】戴國煇『台湾:人間・歴史・心性』(岩波新書、1988年)「8.ストロングマンの死と新しい時代の幕開け」(185-212頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
10 |
民主化への道 ③美麗島事件から野百合学生運動へ 【対面授業】 【事前学習】若林正丈『台湾:変容し躊躇するアイデンティティ』(ちくま新書、2001年)第六章「李登輝の登場と憲政改革」(151-172頁)を読んでおく (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
11 |
民主化への道 ④中台関係と日台関係
【事前学習】天児慧ほか編『中国・台湾』の小笠原欣幸「民主化、台湾化する政治体制」(135-160頁)、三船恵美「米中台関係の歴史と現状」(161-185頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
12 |
民主化への道 ⑤台湾アイデンティティと市民運動
【事前学習】呉叡人著、若畑省二訳「社会運動、民主主義の再定着、国家統合」沼崎一郎・佐藤幸人編『交錯する台湾社会』(アジア経済研究所、2012年、311-365頁)を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
13 |
「民主化への道」について振り返る ディスカッション 【事前学習】授業テーマ「民主化の進展」①〜⑤までの内容を復習し、不明点を明らかにしておく (2時間) 【事後学習】講義内容をノートに整理してBlackboardに提出する。 (2時間) |
14 |
【対面授業】総合討論と授業内試験:第二次大戦後の台湾に関する歴史について後期に学んだ2つのテーマ(①植民地支配からの解放 ②民主化への道)について、どの程度理解できているか確認する(A-2-3)。
【事前学習】前期の授業を復習しておく (2時間) 【事後学習】試験をふりかえって授業理解度を把握する (2時間) |
15 |
試験結果をふまえたフィードバックを行う。試験の解答例を示しながら、解答傾向から理解が不足していると思われる部分について補足説明を行うなどして、前期に学んだ内容の理解を深める(A-2-3)。
【事前学習】どこが理解不十分だったかを明確にしておく (2時間) 【事後学習】前期の講義ノートを見直して補充する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 事前学習で指定した文献は、Blackboardから閲覧可能。 |
参考書 | 若林正丈 『台湾ーー変容し躊躇するアイデンティティ』 筑摩書房 2001年 戴國煇 『台湾――人間・歴史・心性』 岩波書店 1988年 周婉窈著 (濱島敦俊 監訳) 『図説 台湾の歴史』 平凡社 2013年 参考文献は文理学部図書館、中文学科図書室、Blackboardなどで閲覧可能。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(100%) 授業参画度はミニッツ・ペーパーや講義ノート、ディスカッションでの発言などによって評価する。なお、当該学期の対面授業を受けられないことを事前申請した者や、分散登校のために対面授業に出られない回に限っては、授業動画を視聴した手書きの講義ノートや課題レポートをBbに提出して代替する。これらを通じて授業内容の理解度を評価する。 |
オフィスアワー | Blackboardを通じて連絡すること。 |