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中国学特別研究2

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令和2年度以降入学者 中国学特別研究2
令和元年度以前入学者 中国学特別研究2
教員名 山本まり子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 ・下記「授業計画」記載の通り、授業形態は遠隔(オンデマンド型)を基本とするが、対面も実施する。
・指定するDriveを活用する(データの容量の都合上、Blackboardによる教材の配信は原則、行わない)。
・下記「授業計画」記載の「bookshelf」のURLについては初回の授業中、指定するDriveの中で告知する。
・遠隔授業における受講生作成・制作の成果物へのフィードバックはE-mailによって行う。
BlackboardコースID:20223746
授業概要 書体の変遷、書の歴史を概観し、各時代の書体・書の様式、書風に関するいくつかの文化的事項について理解する。日本の書における中国文化の受容についても学び、中国文化への理解を深める。
授業のねらい・到達目標 1)授業で取り上げる書家、及び書作品に関する文化的事項について説明ができる。
2)書の歴史上、傑作とされている作品の書の特徴について理解し、表現することができる。
学修において自ら取り組むべき課題を見出し、必要な情報を収集することができる(A-5-2)。
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの5に対応しています。
授業の方法 教科書・資料などに記載・掲載されている事項に基づき、実技(毛筆・硬筆)、講義を行う。
履修条件 ・授業担当者へのE-mailによる課題提出(送信)を出席とみなす。3分の2以上の出席(E-mailによる課題提出)を履修条件とする。
・やむを得ず数回に亘り連続して受講できない場合は、E-mailを通して連絡すること。

授業計画
1 ガイダンス(授業概容・授業方法・評価基準のことなど)。『蘭亭序』の概要【オンデマンド型】
【事前学習】シラバスの内容確認。教科書40~45頁を読み、『蘭亭序』の書風について理解する。 (2時間)
【事後学習】 シラバスの再読。指定教材(音声・資料データ)の再視聴、再読を行い、『蘭亭序』の概容・書風について理解する。 (2時間)
2 『蘭亭序』臨書(1)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書40~45頁を読み、『蘭亭序』の概要について理解する。 (1時間)
【事後学習】「筆脈」が看取される漢字を『蘭亭序』の中からいくつか臨書する。 (3時間)
3 『蘭亭序』臨書(2)【オンデマンド型】
【事前学習】指定教材(映像・音声・資料データ)の内容を確認し当該作品の書の美しさを感受する。 (2時間)
【事後学習】「行書の流動性」が看取される漢字を『蘭亭序』の中からいくつか臨書する。 (2時間)
4 『蘭亭序』臨書(3)(A-5-2)【対面授業】
【事前学習】指定教材(映像・音声・資料データ)の内容を確認し、課題として示された漢字の書き方について学ぶ。 (2時間)
【事後学習】指定のいくつかの同一漢字を『蘭亭序』の中から抽出し、該書に見られる「表現の多様性」について理解する。 (2時間)
5 『蘭亭序』の書に関する歴史的位置付け・文化的事項(A-5-2)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書41~45頁をもとに『蘭亭序』の全文について作品鑑賞を行い、その書に見られる芸術性を感受する。 (2時間)
【事後学習】『蘭亭序』の書について学び得たこと、知り得たことを整理する。 (2時間)
6 『争坐位文稿』の書に関する歴史的位置付け・時代背景など【対面授業】
【事前学習】指定教材(映像・音声・資料データ)の内容を確認し、課題として示された漢字の書き方、書風について理解する。 (2時間)
【事後学習】顔真卿の書とその人生、人となりに関することで知り得たことをまとめる。 (2時間)
7 『風信帖』臨書(1)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書46~51頁の記載内容を確認し、また課題として示された漢字の書き方、書風について理解する。 (2時間)
【事後学習】既習の「提出⑤」における授業担当者からのフィードバック内容を再度確認する。また『蘭亭序』と比較し、『風信帖』との間に見られる書の類似点に注目する。 (2時間)
8 『風信帖』臨書(2)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書46~51頁の記載内容を確認し、概要を理解した上で同作品の作品鑑賞を行う。 (2時間)
【事後学習】「三筆」と称されている人物名、及びその人物の書と推定されている作品について確認する。 (2時間)
9 総括【オンデマンド型】
【事前学習】書に関する「初唐の三大家」・太宗皇帝・空海の功績について調べる。 (2時間)
【事後学習】教科書16~25頁、46~51頁を再読し、古典に関する既習内容の整理を行う。 (2時間)
10 自作俳句(1)【オンデマンド型】
【事前学習】bookshelf第2章第4講を読み、俳句実作に関する知識を得る。 (2時間)
【事後学習】授業担当者からのフィードバック内容をもとに自作俳句の選定を行い、書作品の草稿を作る(漢字仮名交じりの表記とする)。 (2時間)
11 自作俳句(2)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書・字典類を活用して(インターネットによる検索、可)自作俳句の中の各文字の形、用筆などを調べる(書体、自由)。その際、典拠を控えておく。 (2時間)
【事後学習】各文字の書き方、文字の配置、構成面について検討を行う。 (2時間)
12 篆書【オンデマンド型】
【事前学習】指定教材に基づき篆書の特徴について(特に、「蔵鋒」とは何か、当該資料を基に)各自の意見をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】指定教材の再読、再視聴を行う。特に「蔵鋒」が表現できるようにしておくこと。 (2時間)
13 篆刻(1)印稿づくり(A-5-2)。【オンデマンド型】
【事前学習】教科書・字典類を活用して(インターネットによる検索、可)各自が選択する文字(1文字)の篆書体を調べておく。その際、典拠を控えておく。 (2時間)
【事後学習】 指定教材との違いについて検討を行う。印面の余白、各点画の太細の変化にも留意し、創意工夫を凝らすものとする。 (2時間)
14 篆刻(2)布字・刻字(A-5-2)。【オンデマンド型】
【事前学習】教科書64~67頁を読み、布字・刻字の際、留意すべきことを確認する。 (2時間)
【事後学習】基本的な印刀の使用方法について復習を行う。布字・刻字の作業内容に誤りがないか、各自点検を行い、適宜、修正を行う。 (2時間)
15 篆刻(3)刻字・補刀(A-5-2)。【オンデマンド型】
【事前学習】教科書67頁を読み、刻字・補刀・印泥に関する解説に目を通す。 (2時間)
【事後学習】教科書67頁に掲載されている印影との比較検討を行い、自作について自己批正を行い、適宜、修正を加える。 (2時間)
その他
教科書 中国語中国文化学科「学年別ガイダンス」での指示に従うこと。
参考書 授業中、適宜、紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業参画度:E-mailによる課題提出(50%)、提出作品(30%)
・「レポート」・「E-mailによる提出課題」・「提出作品」等の提出期限、厳守のこと(期限に遅れた場合、受け付けることができません)。
・授業担当者へのE-mailによる課題提出(送信)を出席とみなします。3分の2以上の出席(E-mailによる課題提出)がない場合、単位取得が困難です。ご注意下さい。

オフィスアワー E-mailで受け付けます。
備考 ・授業内容に関することは、当該授業日の開始時刻前に配信するデータによってご確認下さい。
・今年度前期開講「中国学特別研究1」を受講しなかった方は9月10日までにE-mailにて授業担当者宛にご連絡下さい。
・授業担当者のE-mailアドレスは資料№1に記載されています。

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