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令和2年度以降入学者 | 英文法1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 英文法1 | ||||
教員名 | 吉良文孝 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard ID【20220815】英文法1(吉良文孝・前・火1) |
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授業概要 | 英語英文学を専攻する学生が当然知っていなければならない英文法の知識・素養を身につけるために、すでに常識化していると思われるような文法現象をいくつかとりあげ、学校英文法の、いわば、「洗い直し」の作業を行ない、英文法(ことば)に対して向き合う態度とはどういうことなのかを実感できるような授業にします。講義形式ですが、こちらからの一方的な講義にならないように、学生諸君が著名な著書論文(の一部)を輪読するという演習形式を一部とり入れます。それによって、英語学関連の文献をしっかりと読むということはどういうことなのかを知り、また、普段いかに英語をいい加減に読んできたのかを痛感することになるでしょう。ハンドアウトを配付し、それをもとにして講義を展開します。また、授業中に、適宜、参考文献などを紹介します。 |
授業のねらい・到達目標 | われわれは、何を意識するでもなく日々の生活において「ことば」を使っています。ことばは、いわば、空気のような存在です。空気のような存在ですが、いざその仕組み、成り立ちを説明するとなると一筋縄ではいかないような神秘的で複雑な問題をはらんでいます。この神秘的で複雑な(しかし、それでいて極めて単純で美しい)ことばの「理」(ことわり)が、「文法」です。複雑で、神秘的なことわりに触れ,それを実感すること、それが本講座のテーマであり、到達目標です。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、に対応しています。 A-3-2既存の知識にとらわれることなく, 言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる。 A-4-2英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて説明することができる。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業計画にしたがった内容を、教科書、ならびに当該関連領域に関する内容をわかりやすく整理したハンドアウトを用意し、講じます。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 遠隔での参加を認める要件: 日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生で事前に学部(学科)から許可された者。または事前に授業担当教員に許可された者。 対面授業に参加できない学生の代替措置: Blackboardに配信する課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(前学期に学修する内容の概要を説明します)。
【事前学習】教科書の「はしがき」の熟読。 (2時間) 【事後学習】第2回目の授業内容(教科書第1章、1.1節)の熟読。 (2時間) |
2 |
時と時制
【事前学習】教科書1.1節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
3 |
「未来(時)表現」の意味合いについて(A-3-2)
【事前学習】教科書1.1節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
4 |
時の3区分(「時間指示レベル」、「意味レベル」、「文法レベル」)
【事前学習】教科書1.2.1節、1.2.2.節、1.2.3節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
5 |
時と時制(まとめ)
【事前学習】教科書1.3節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
6 |
断定性の緩和と矛盾文
【事前学習】教科書2.1節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
7 |
モーダル文と現在時制文(非モーダル文)
【事前学習】教科書2.2節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
8 |
定言的断定文とモーダル文の確信度(A-4-2)
【事前学習】教科書2.3節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
9 |
現在時制の使用条件(1-1)
【事前学習】教科書2.4.1節、(i)から(iii)の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
10 |
現在時制の使用条件(1-2)
【事前学習】教科書2.4.1節、(v)から(ix)の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
11 |
現在時制の使用条件(2)
【事前学習】教科書2.4.2節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
12 |
過去時制の中核的意味
【事前学習】教科書3,1節と3.2節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
13 |
推意と推意のキャンセル
【事前学習】教科書3.3節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
14 |
過去時制の注意すべき用法(丁寧用法と出来事の生起順序)
【事前学習】教科書3.4節、§3.5節の熟読。 (2時間) 【事後学習】授業内容の整理。 (2時間) |
15 |
授業内試験、ならびにその解説
【事前学習】前学期の総復習(重要事項の暗記)。 (2時間) 【事後学習】試験のまとめと整理。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 吉良文孝 『ことばを彩る1 テンス・アスペクト』 研究社 2018年 江川泰一郎 『英文法解説(改訂三版)』 金子書房 1991年 第3版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、授業参画度(20%) 対面授業に参加できない場合は、課題の提出によって評価する。 授業内テストを受けられない場合も、前期の授業内容に関するレポートの提出によって評価する。 授業参画度は,発表後の質疑応答で評価する。 成績評価の詳細については、初回授業時に説明する。 |
オフィスアワー | 火曜日・水曜日・木曜日 |