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英語統語論演習1

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令和2年度以降入学者 英語統語論演習1
令和元年度以前入学者 英語統語論演習1
教員名 山岡洋
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業(15回)

*初回授業時までにBlackboardでコース登録をし、こまめに情報を確認すること。
*Blackboardのコース登録に加え、履修登録期間中にCHIPSで履修登録を行うこと。

Blackboard ID: 20220838 2022英語統語論演習1(山岡洋・前・火2)
授業概要 言語学の一理論である「生成文法(Generative Grammar)」の概要を理解する。
授業のねらい・到達目標 アメリカの言語学者ノウム・チョムスキー(Noam Chomsky)によって提唱されている「生成文法(generative grammar)」について学んでゆく。言葉を話すという能力は人間特有のものであるにもかかわらず、その種類は日本語・英語・スワヒリ語など多種多様である。チョムスキーは、人間にはどの言語にも共通する普遍的な言語知識が「生得的」に備わっていると考える。この理論が最初に提唱されたのはごく最近で、まだ進行中の理論であるため、曖昧な点も多々あるが、数学的に言語分析を理解することができる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、に対応している。
A-3-3言語現象や歴史的事象を既存の知識にとらわれることなく, 語学的根拠や批評理論に基づいて批判的, 論理的に考察し, 説明することができる。
A-4-3英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて解決案を作成できる。
授業の方法 発表形式(演習形式)で授業を進めてゆく。発表の後で他の学生がその内容について質問をし、その質疑応答後に教員側から不明な点などを補足説明する。発表時間としては40-50分を目安とするが、内容によっては発表や補足説明が短くなることもあるので、その後の発表者は予め早めに準備をしておくこと。

発表形式(演習形式)で授業を進めてゆく。発表の後で他の学生がその内容について質問をし、その質疑応答後に教員側から不明な点などを補足説明する。発表時間としては60分を目安とする。

発表の内容としては、テキストの内容を要約し、必要に応じて他の文献から関連事項を調べ出す(例えば専門用語の説明やそれに関する例文)。発表の際にはhandout(資料)を必ず用意する。handoutを用意する場合は,前日までに担当教員にファイルを添付で送信すること。

本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とする。

遠隔での参加を認める要件:
日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生で事前に学部(学科)から許可された者。または事前に授業担当教員に許可された者。

対面授業に参加できない学生の代替措置:
Blackboardに配信する課題を提出する。
授業計画
1 Introduction (1):授業概要の説明、発表の割り当ての決定
【事前学習】教科書の目次に目を通し授業全体の流れを理解しておく。 (1時間)
【事後学習】自分の発表する範囲・日時を確認する。 (1時間)
2 Introduction (2): an introduction to linguistics
【事前学習】教科書・参考図書の最初の章に目を通しておく。 (1時間)
【事後学習】発表の仕方を確認する。 (1時間)
3 第1章 生成文法の目標:1.1 科学的研究の目標としての言語〜1.3 言語知識と文法のモジュール(pp. 1-8)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 1-8を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 1-8を見ながら再確認する。 (1時間)
4 第1章 生成文法の目標:1.4 言語習得〜1.6 理想化・仮説形成・反証可能性(pp. 8-12)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 8-12を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 8-12を見ながら再確認する。 (1時間)
5 第2章 統語論の基礎:2.1 統語規則~2.2.1 句構造(pp. 13-18)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 13-18を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 13-18を見ながら再確認する。 (1時間)
6 第2章 統語論の基礎:2.2.2 句構造規則(pp. 18-24)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 18-24を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 18-24を見ながら再確認する。 (1時間)
7 第2章 統語論の基礎:2.2.3 語彙目録~2.2.6 まとめ(pp. 25-30)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 25-30を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 25-30を見ながら再確認する。 (1時間)
8 第2章 統語論の基礎:2.3 変形規則~2.3.3 受動変形(pp. 30-36)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 30-36を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 30-36を見ながら再確認する。 (1時間)
9 第2章 統語論の基礎:2.3.4 名詞句からの外置~2.3.6 まとめと「生成」の意味(pp. 36-41)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 36-41を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 36-41を見ながら再確認する。 (1時間)
10 第2章 統語論の基礎:2.4 文法の枠組み~2.5.1 等位構造制約 COMP-whの制約(pp. 41-45)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 41-45を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 41-45を見ながら再確認する。 (1時間)
11 第2章 統語論の基礎:2.5.2 COMP-whの制約~2.5.3構造保持制約(pp. 45-48)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 45-48を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 45-48を見ながら再確認する。 (1時間)
12 第2章 統語論の基礎:2.5.4 移動変形の適用領域~2.5.5 まとめ(pp. 48-52)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 48-52を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 48-52を見ながら再確認する。 (1時間)
13 生成文法と統語論に関するこれまでの復習 (A-3-2)
【事前学習】これまでの授業の内容を改めて見直し確認する。 (1時間)
【事後学習】Final Comprehension Checkに備えて理解不十分な部分を修正する。 (1時間)
14 Recapitulation and Final Comprehension Check (A-3-2)
【事前学習】これまでの授業の内容を改めて見直し確認する。 (1時間)
【事後学習】自分のFinal Comprehension Checkの答案を確認し,教科書の該当箇所と照合する。 (1時間)
15 Explanation about the Final Comprehension Check (A-4-2)
【事前学習】自分のFinal Comprehension Checkの答案を確認し,教科書の該当箇所と照合する。 (1時間)
【事後学習】授業内容を確認して、これまでの理解が適切かどうかを再確認する。 (1時間)
その他
教科書 中村捷・金子義明・菊池朗 『『生成文法の新展開:ミニマリスト・プログラム』』 研究社 2001年
参考書 今井邦彦 『『チョムスキー小辞典』』 大修館 1986年
町田健 『『生成文法がわかる本』』 研究社 2000年
町田健 『『チョムスキー入門:生成文法の謎を解く』 (光文社新書 44)』 光文社 2006年
Radford, Andrew, Minimalist Syntax: Exploring the Structure of English, CUP, 2004
Radford, Andrew, Analysing English Sentences: A Minimalist Approach, CUP, 2009
Radford, Andrew, An Introduction to English Sentence Structure, CUP, 2009
参考書の詳細は、初回授業時に説明する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:14回目に実施(40%)、授業参画度(20%)、発表(40%)
授業内試験はFinal Comprehension Checkで評価する。
授業参画度は,発表後の質疑応答で評価する。
成績評価の詳細については、初回授業時に説明する。
対面授業に参加できない場合は、課題の提出によって評価する。
授業内テストを受けられない場合も、前期の授業内容に関するレポートの提出によって評価する。
オフィスアワー 毎週火曜日1時限開始前もしくは火曜日昼休み。e-mailにて随時appointmentを取る。yamaoka.hiroshi@nihon-u.ac.jp
備考 自由な雰囲気の中で,活発な質疑応答の交わされる授業にしたい。

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