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令和2年度以降入学者 | 英語統語論演習2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 英語統語論演習2 | ||||
教員名 | 山岡洋 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(15回) *初回授業時までにBlackboardでコース登録をし、こまめに情報を確認すること。 *Blackboardのコース登録に加え、履修登録期間中にCHIPSで履修登録を行うこと。 Blackboard ID: 2022英語統語論演習2(山岡洋・後・火2) |
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授業概要 | 言語学の一理論である「生成文法(Generative Grammar)」の概要を理解する。 |
授業のねらい・到達目標 | アメリカの言語学者ノウム・チョムスキー(Noam Chomsky)によって提唱されている「生成文法(generative grammar)」について学んでゆく。言葉を話すという能力は人間特有のものであるにもかかわらず、その種類は日本語・英語・スワヒリ語など多種多様である。チョムスキーは、人間にはどの言語にも共通する普遍的な言語知識が「生得的」に備わっていると考える。この理論が最初に提唱されたのはごく最近で、まだ進行中の理論であるため、曖昧な点も多々あるが、数学的に言語分析を理解することができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、に対応している。 A-3-3言語現象や歴史的事象を既存の知識にとらわれることなく, 語学的根拠や批評理論に基づいて批判的, 論理的に考察し, 説明することができる。 A-4-3英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて解決案を作成できる。 |
授業の方法 | 発表形式(演習形式)で授業を進めてゆく。発表の後で他の学生がその内容について質問をし、その質疑応答後に教員側から不明な点などを補足説明する。発表時間としては40-50分を目安とするが、内容によっては発表や補足説明が短くなることもあるので、その後の発表者は予め早めに準備をしておくこと。 発表形式(演習形式)で授業を進めてゆく。発表の後で他の学生がその内容について質問をし、その質疑応答後に教員側から不明な点などを補足説明する。発表時間としては60分を目安とする。 発表の内容としては、テキストの内容を要約し、必要に応じて他の文献から関連事項を調べ出す(例えば専門用語の説明やそれに関する例文)。発表の際にはhandout(資料)を必ず用意する。handoutを用意する場合は,前日までに担当教員にファイルを添付で送信すること。 本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とする。 遠隔での参加を認める要件: 日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生で事前に学部(学科)から許可された者。または事前に授業担当教員に許可された者。 対面授業に参加できない学生の代替措置: Blackboardに配信する課題を提出する。 |
履修条件 | 「統語論演習1」を履修していること。 |
授業計画 | |
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1 |
Introduction:授業概要の説明、発表の割り当ての決定
【事前学習】教科書の目次に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】自分の発表する範囲・日時を確認する。 (1時間) |
2 |
第3章 GB理論:3.1 GB理論の特徴(pp. 53-56)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 53-56を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 53-56を見ながら再確認する。 (1時間) |
3 |
第3章 GB理論:3.2 GB理論の枠組み(pp. 56-59)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 56-59を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 56-59を見ながら再確認する。 (1時間) |
4 |
第3章 GB理論:3.3 X’理論~3.3.2 X’理論の式型(pp. 59-65)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 59-65を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 59-65を見ながら再確認する。 (1時間) |
5 |
第3章 GB理論:3.3.3 CP, IP, DPの構造~3.4.1 統語選択と意味選択(pp. 65-71)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 65-71を読んでおく。 (時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 65-71を見ながら再確認する。 (時間) |
6 |
第3章 GB理論:3.4.2 語彙範疇の分解~3.5.1 構成素統御(pp. 71-76)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 71-76を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 71-76を見ながら再確認する。 (1時間) |
7 |
第3章 GB理論:3.5.2 統率~3.6.2 θ基準(pp. 76-81)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 76-81を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 76-81を見ながら再確認する。 (1時間) |
8 |
第3章 GB理論:3.6.3 投射原理とθ基準~3.7.3 格理論と移動(pp. 81-88)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 81-88を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 81-88を見ながら再確認する。 (1時間) |
9 |
第3章 GB理論:3.7.4 例外的格表示~3.8.1 適正統率(pp. 88-93)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 88-93を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 88-93を見ながら再確認する。 (1時間) |
10 |
第3章 GB理論:3.8.2 空範疇の原理~3.8.4 まとめ(pp. 93-97)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 93-97を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 93-97を見ながら再確認する。 (1時間) |
11 |
第3章 GB理論:3.9 α移動と連鎖~3.9.4 まとめ(pp. 97-103)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 97-103を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 97-103を見ながら再確認する。 (1時間) |
12 |
第3章 GB理論:3.10 境界理論~3.10.4 まとめ(pp. 103-109)(A-4-2)
【事前学習】教科書pp. 103-109を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 103-109を見ながら再確認する。 (1時間) |
13 |
生成文法と統語論に関するこれまでの復習 (A-4-2)
【事前学習】これまでの授業の内容を改めて見直し確認する。 (1時間) 【事後学習】Final Comprehension Checkに備えて理解不十分な部分を修正する。 (1時間) |
14 |
Recapitulation and Final Comprehension Check (A-4-2)
【事前学習】これまでの授業の内容を改めて見直し確認する。 (1時間) 【事後学習】自分のFinal Comprehension Checkの答案を確認し,教科書の該当箇所と照合する。 (1時間) |
15 |
Explanation about the Final Comprehension Check (A-3-2)
【事前学習】自分のFinal Comprehension Checkの答案を確認し,教科書の該当箇所と照合する。 (1時間) 【事後学習】授業内容を確認して、これまでの理解が適切かどうかを再確認する。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 中村捷・金子義明・菊池朗 『『生成文法の新展開:ミニマリスト・プログラム』』 研究社 2001年 |
参考書 | 今井邦彦 『『チョムスキー小辞典』』 大修館 1986年 町田健 『『生成文法がわかる本』』 研究社 2000年 町田健 『『チョムスキー入門:生成文法の謎を解く』 (光文社新書 44)』 光文社 2006年 Radford, Andrew, Minimalist Syntax: Exploring the Structure of English, CUP, 2004 Radford, Andrew, Analysing English Sentences: A Minimalist Approach, CUP, 2009 Radford, Andrew, An Introduction to English Sentence Structure, CUP, 2009 参考書の詳細は、初回授業時に説明する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:14回目に実施(40%)、授業参画度:発表後の質疑応答(20%)、発表(40%) 授業内試験はFinal Comprehension Checkで評価する。 授業参画度は,発表後の質疑応答で評価する。 成績評価の詳細については、初回授業時に説明する。 対面授業に参加できない場合は、課題の提出によって評価する。 授業内テストを受けられない場合も、前期の授業内容に関するレポートの提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 毎週火曜日1時限開始前もしくは火曜日昼休み。emailにて随時appointmentを取る。yamaoka.hiroshi@nihon-u.ac.jp |
備考 | 自由な雰囲気の中で,活発な質疑応答の交わされる授業にしたい。 |