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社会学入門2

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令和2年度以降入学者 社会学入門2
令和元年度以前入学者 社会学の方法2
教員名 松橋達矢
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業(ハイフレックス型授業)
BlackboardコースID:20223892
授業概要 現代社会の諸問題と社会学的に向き合う:初級編
授業のねらい・到達目標 <授業のねらいと到達目標>
この授業では、前期「社会学入門1」で学んだ内容を活かしつつ、現代における様々な社会問題をめぐる諸論点と向き合うことで、、以下のような〔知識・技能・態度〕の修得を目的とする。

・社会学が他の社会科学と比べてどのように異なる方法論的な特徴を持っているのかを把握する
・テーマならびに設定する問いやアプローチの多様化を許容する社会学の強みと弱みを理解する
・社会学的に考える視点を身に付け、発信するセンスを養う

<日本大学教育憲章>
上記のような〔知識・技能・態度〕の修得を経て、以下の〔能力〕をはぐくむことが目標となる。

・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1: 挑戦力)
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1: コミュニケーション力)
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-1: リーダーシップ・協働力)
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1: 省察力)

<各種ポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP1,DP3~8及びカリキュラムポリシーCP1,CP3~8に対応しています。
授業の方法 <授業の形式>ワークを伴う演習形式
教員によるワークに関する指示(簡単な解説資料を配布)をもとに、毎回個人またはグループでのワークを実施し、その成果をBlackboardで提出する。その上で課題提出後には、解説を含めた全体向けフィードバックを次回授業冒頭またはBlackboard経由で行う。

<その他>
①学生は出校&教室での参加を基本とする。なお、各種事情により各回においてZoomでの参加を希望する場合は、〔理由〕を述べて担当教員の許可を得ることととし、(コミュニケーションの必要性から) ビデオをオンにした状態にて参加すること。
②授業終了前に教員が行うコメント&解説をもとに、十分な時間をかけ振り返りを行う。
③なお、授業計画は講義進行の多寡に応じて変更されることがある。
履修条件 ※指定された社会学科1年生およびその他社会学科が認めた学生
※履修者は、必ずBlackboardのコース登録を行うこと
授業計画
1 ガイダンス:グループで議論することの強みと弱み〔対面授業〕
【事前学習】シラバスを熟読して、授業計画や成績評価について疑問点や要望があればまとめておく (1時間)
【事後学習】15回の授業計画について、予習復習のスケジュールを立てておく (3時間)
2 「社会学」ってどんな学問ですか?と聞かれたら:自然科学と社会科学、社会科学と社会学(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】社会学概論・社会調査入門・社会学の方法の内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえ、再度社会学概論・社会調査入門・社会学の方法の内容を整理する。 (2時間)
3 身近な部分から想像する(1):コンビニの深夜営業の是非を考える(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】今日のコンビニを取り巻く社会問題について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】自身が集めたもの以外のコンビニを取り巻く社会問題について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
4 身近な部分から想像する(2):コンビニの深夜営業の是非を立場を変えて考える(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】前回の議論内容を、振り返る。 (2時間)
【事後学習】立場を変えて見えてきた問題についての新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
5 はなれて考えることの困難(1):「若者ことば」が意味するもの(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】今日の「若者ことば」について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】自身が集めたもの以外で「若者ことば」についての新聞・雑誌・ネット記事を再度収集・整理する。 (2時間)
6 はなれて考えることの困難(2):「敬語」を通じたコミュニケーションが意味するもの(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】初対面の人と会う際にどのような点注意し「ことば」を使用しているか、改めて思い返してみる。 (2時間)
【事後学習】自身と異なる他者とのあいだをつなぐ「ことば」の役割について再度考える。 (2時間)
7 はなれて考えることの困難(3):「日本語教育」の是非(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】課題の文章を読み、レコメンドを作成する。 (2時間)
【事後学習】「郷に入らば郷に従え」という考え方の良い点と悪い点を考える。 (2時間)
8 はなれて考えることの困難(4):「やさしい日本語」という取り組みの意味するもの(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】前回の議論内容を、振り返る。 (2時間)
【事後学習】「やさしい日本語」を用いることの良い点と悪い点を考える。 (2時間)
9 「みんな」の拡がり/「公共性」を考える(1):商店街への税金投入の是非(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】課題の文章を読み、レコメンドを作成する。 (2時間)
【事後学習】立場や背景の異なる「みんな」が「納得」することの難しさを、他の事例でも考えてみる。 (2時間)
10 「みんな」の拡がり/「公共性」を考える(2):「ショッピングセンター/モール」は「みんな」のための場所となるか?(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】直近で大規模商業施設に足を運んだ経験を思い返し、客層やそこでの振る舞い等をメモする。 (2時間)
【事後学習】SMやSCが商店街など既存の街に代わる「みんなのための」空間となるために必要な条件を考える。 (2時間)
11 「みんな」の拡がり/「公共性」を考える(3):観光客/来街者は正義か悪か?(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】今日の「観光公害」について新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
【事後学習】わたしたち/「みんな」にとっての「あたりまえ」が食い違うことを前提に、どうやったらその中でより望ましい形を作っていけるのか、考えてみる。 (2時間)
12 「みんな」の拡がり/「公共性」を考える(4):「歴史的環境」の「保存」「復原」が意味するもの(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】課題の文章に目を通し、リコメンドを作成する。 (2時間)
【事後学習】課題論文の論拠についての新聞・雑誌・ネット記事を収集・整理する。 (2時間)
13 キャリア形成について考える(1):「働くこと」の意識の変遷(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】課題の文章に目を通し、リコメンドを作成する。 (2時間)
【事後学習】「働くこと」の意味が変わってきた要因やその背景を自分なりに考えてみる。 (2時間)
14 キャリア形成について考える(2):実際に「話」を聞いてみる(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】自身の身近な「大人」に対し、「働くこと」の意味を聞き取りする。 (2時間)
【事後学習】話を振り返り、自身の将来を踏まえ、大学で学ぶことの意味と意義を改めて考えること。 (2時間)
15 まとめ:社会学の強みと弱みを考える(A-5-1,A-6-1,A-7-1,A-8-1)〔対面授業〕
【事前学習】後期のこれまでの授業を振り返り、疑問点をまとめておくこと。 (3時間)
【事後学習】授業での質疑応答を踏まえて、後期の授業内容についてまとめておくこと。 (1時間)
その他
教科書 使用せず。適宣プリントを配布する。
参考書 授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:毎回の内容に即して提示した課題に対する記述内容から(A-5-1~A-8-1)(30%)、授業参画度:グループワークも含めた授業内における各種作業・課題への取り組み(A-5-1~A-8-1)に即して(20%)、そして授業終了後にBlackBoard等を経由し提出する課題(A-5-1~A-8-1)の内容から総合的に評価する。(50%)
オフィスアワー 基本的には授業終了後10分程度を目安に教室内または研究室にて対応(ハイフレックス型授業の場合、Zoom参加者はZoom上で対応)、その他の時間帯についてはメール等で対応の予定です。

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