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令和2年度以降入学者 | 外国教育史 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 外国教育史1 | ||||
教員名 | 日暮トモ子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり) Blackboard ID:20221051 |
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授業概要 | 「教育とは何か」「何のために教育するか」を考えるための手がかりとして、教育という営みを支えてきた歴史について概観する。西洋近代における教育の誕生、学校教育制度の普及、それらの日本への影響を学ぶことを通して、現代日本の教育をより深く理解する機会とする。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)本授業のねらいは、以下のとおりです。 ・教育史を学ぶことで、各自が「教育とは何か」「何のために教育するのか」を考えてゆくための視点を身につけることができるようになる。 ・外国の教育の歴史から、日本の教育の在り方を捉えなおし、今日の教育が抱える課題や問題点について分析、考察することができるようになる。 (2)本授業の到達⽬標は、以下のとおりです。 ・剽窃の問題性についての理解など、研究倫理の基礎を身につけたうえで、修得した専門的知識・技能をつなぐことができる。(A-1-2) ・世界で起こっている多様な出来事について、自分なりに説明することができる。(A-2-2) ・考案した解決策が適切かどうか検証することができる。(A-4-2) ・他者から指示された振り返りを適切に実施し、自分なりの課題を設定できる。(A-8-2) この科⽬は⽂理学部(学士(教育学))のDP及びCP1,2,4,8に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式︓【講義】 ・授業の前日までに、Blackboard上に授業資料を配信するので、受講生は事前に資料を読んでおくこと。 ・配付資料は、各自ファイリング等して整理しておくこと。 ・毎回リアクションペーパー又はミニレポートの提出を課す。 ・小テスト及びレポートについては、それぞれ翌週に全体に向けて解説・講評を⾏う。 ・受講者数にもよるが、ディスカッションの機会を設ける予定である。 ・教育学科1年生の必修科目のため、初年次教育として大学での学び方にも適宜触れていく。 ・やむを得ない事情で対面授業に参加できない場合、学生に対してはzoomでの参加を認める。zoom上で授業に参加した上で、Blackboardに配信する課題を期日までに提出すること。 |
履修条件 | ・毎時、予習/復習が必要になります。 ・教科書の指定箇所を読む、授業で提示される課題に取り組むなど、毎週、何らかのワークを求めます。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション:「教育とは何か」を問う前に【対面授業】 教育学、教育史の位置づけ、教育史を学ぶ意味 学習環境等のアンケートの実施 【事前学習】シラバスを読み、授業の全体像を把握する。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、学んだことを整理しておく。 (2時間) |
2 |
1.「教育とは何か?」(1)古代から現代まで【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】『教育学』1章までを読み、疑問点を挙げておく。 (2時間) 【事後学習】『大学生のためのレポート・論文術』を読み、ミニレポートの作成準備をする。 (2時間) |
3 |
1.「教育とは何か?」(2)「教育とは何か」について考える方法、 「学校」の歴史をふまえて【対面授業】
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点を挙げておく。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、「教育とは何か」という問いについて考えたことをミニレポートとしてまとめる。 (2時間) |
4 |
2.「大学」の歴史と現代的意義:中世ヨーロッパから現代へ、大学の機能と役割の変容【対面授業】
【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点を挙げておく。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、大学の歴史を踏まえ、「大学」の役割・機能を整理する。 (2時間) |
5 |
3.「輸入品」としての教育-日本の教育の近代化(1)明治~戦前まで【オンデマンド型授業】
【事前学習】『子どもの教育の歴史』第Ⅱ部第1章、第Ⅱ部第2章を読み、疑問点を挙げておく。 (2時間) 【事後学習】『子どもの教育の歴史』第Ⅱ部第1章、第Ⅱ部第2章を読み、要点をまとめる。 (2時間) |
6 |
3.「輸入品」としての教育-日本の教育の近代化(2)戦後【オンデマンド型授業】
【事前学習】『子どもの教育の歴史』第Ⅱ部第3章、第Ⅱ部第4章を読み、疑問点を挙げておく。。 (2時間) 【事後学習】『子どもの教育の歴史』第Ⅱ部第3章、第Ⅱ部第4章を読み、要点をまとめる。 (2時間) |
7 |
4. <子ども>の誕生(1)中世ヨーロッパを例に【対面授業】(A-2-2) 小テスト①(第1回~第6回までの復習) 【事前学習】『子どもの教育の歴史』第Ⅰ部第1章を読み、疑問点を挙げておく。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行いつつ、中世の子ども観について要点をまとめる。 (2時間) |
8 |
4. <子ども>の誕生(2)中世から近代、そして現代へ①(欧米を中心に)【対面授業】
【事前学習】『子どもの教育の歴史』第Ⅰ部第1章及び第2章1-4を読み、疑問点を挙げておく。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行いつつ、欧米の子ども観の変遷について整理する。 (2時間) |
9 |
4. <子ども>の誕生(2)中世から近代、そして現代へ②(アジアを中心に)【対面授業】
【事前学習】『子どもの教育の歴史』第Ⅰ部第1章及び第2章5-6を読み、疑問点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行いつつ、アジアの子ども観の変遷について整理する。 (2時間) |
10 |
5. 近代における「教育」の誕生(1)声の文化と文字の文化、リテラシー【オンデマンド型授業】
【事前学習】『子どもの教育の歴史』第Ⅰ部第2章1-4を読みなおす。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行いつつ、市民社会成立以前の教育・学びの形態について要点をまとめる。 (2時間) |
11 |
5. 近代における「教育」の誕生(2)市民社会の成立【オンデマンド型授業】
【事前学習】『教育学』2章まで、『子どもの教育の歴史』第Ⅰ部第2章1-4を読みなおす。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行いつつ、市民社会成立後の教育・学びの形態について要点をまとめる。 (2時間) |
12 |
6. 近代西洋における学校の歴史(1)教育の世俗化【対面授業】(A-2-2) 小テスト②(第7回~第11回までの復習) 【事前学習】『子どもの教育の歴史』第Ⅰ部第3章を読み、疑問点を挙げておく。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行いつつ、『子どもの教育の歴史』第Ⅰ部第3章を読みなおし、要点をまとめる。 (2時間) |
13 |
6.近代西洋における学校の歴史(2)義務教育制度の成立と普及【対面授業】
【事前学習】『教育学』3章まで、『子どもの教育の歴史』第Ⅰ部第3章を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】これまでの資料やテキストをまとめて、レポートの準備をする。 (2時間) |
14 |
7.授業の総復習(学期末試験(レポート))と解説【オンデマンド型授業】(A-8-2)
【事前学習】第1回~第13回までの講義内容を復習しておくこと。『大学生のためのレポート・論文術』を参照し、レポートを作成する。 (2時間) 【事後学習】『大学生のためのレポート・論文術』を再読し、レポートを振り返る。 (2時間) |
15 |
授業のまとめ:再び「教育とは何か?」-西洋近代教育史から考える【オンデマンド型授業】(A-4-2)
【事前学習】これまでの資料やレポートを振り返り、授業を通して学んだことをまとめる。 (2時間) 【事後学習】これまでの資料の復習を行うとともに、レポートを振り返り、改善可能だった点をまとめる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 広田照幸 『ヒューマニティーズ 教育学』 岩波書店 2009年 江藤恭二監修、篠田弘ほか編 『新版 子どもの教育の歴史―その生活と社会背景をみつめて』 名古屋大学出版会 2008年 小笠原喜康 『最新版 大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)』 講談社 2018年 |
参考書 | 今井康雄 『教育思想史』 有斐閣アルマ 2009年 藤井千春編著 『西洋教育思想』 ミネルヴァ書房 2016年 岩下誠ほか著 『問いからはじめる教育史』 有斐閣 2020年 関川悦雄・北野秋男 『教育思想のルーツを求めて(初版第4刷)』 啓明出版(初版第4刷) 2009年 「世界の歴史」編集委員会(編集) 『もういちど読む山川世界史』 山川出版社 2009年 ・高校の地歴(日本史・世界史)・公民(倫理、政治経済、現代社会)の内容と関連する科目であるため、これら科目の教科書や用語集等で各自復習をしておいてください。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学期末レポート(40%)、授業内テスト(20%)、授業参画度:リアクションペーパー及びミニレポート(40%) ・4回以上の欠席の場合、単位修得が認められない場合があります。 ・授業参画度はリアクションペーパーやミニレポートの提出で評価します。 ・復習のための小テストを数回実施します。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardで適宜対応します。授業内でE-mailアドレスを伝えるので確認してください。 |
備考 | ・授業初回のイントロダクションには必ず出席すること。 ・毎回感想などを記入してもらいます。記述内容は授業中に公表することもあります。 |