検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 教育学演習3 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 教育学演習3 | ||||
教員名 | 杉森知也 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業と一部同時双方向型授業(Zoomを使用) Blackboard ID: 20221063 |
---|---|
授業概要 | 世田谷区立中学校の学校関係者評価をおこなう。学校・生徒・保護者・地域へのヒアリング、アンケートの分析、授業観察等を継続的に実施し、学校に提案する報告書の作成に必要なデータを収集する。授業の進行にあたっては、学校教員・学校関係者評価委員長等の経験を活かして、検討内容等について適宜、講義・アドバイスをおこなう。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識・理解> 1. アンケート集計結果、学校関係者評価報告書、学校経営計画等を読み込み、当該学校が抱えている課題と評価できるポイントを適切につかむことができる。(A-6-3) 2. 教育学演習4で作成する「学校関係者評価報告書(案)」の完成に向けて、担当する学校でボランティアや見学を実施するなど継続的に学校と関わり、担当する学校の状況を客観的に把握・判断することができる。(A-6-3)(A-8-3) <能力> 1. 単なる意見交換にとどまらず、最善の一手を選び出すための議論ができる。(A-6-3) 2. 既存の評価指標を用い、自ら評価軸を設定して振り返りを行い、自分なりの課題を設定できる。(A-8-3) この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP6,DP8,及びカリキュラムポリシーCP6,CP8に対応しています。 |
授業の方法 | (1)授業の形式: 【ゼミ】 対面授業を基本とし、一部、Zoomを使用してオンラインで議論する。資料の提示と提出は、Blackboardでおこなう。 (2)具体的な方法 基本的に、教員の解説・質疑応答と学生個人・グループに課す課題と議論を組み合わせて進める。このほか、中学校における学校関係者評価委員会など諸会議への出席、学校ボランティア、学校見学などを、安全を確保した上で、学校と調整して対面で実施する。 (3)課題の提出方法・フィードバックの方法 原則として、Blackboard上でおこなう。必要なフィードバックは、全体またはグループごとにおこなう。 (4)対面に参加できない学生の代替方法 ・遠隔参加の要件: 学部・学科で認められた学生および新型コロナウイルスへの感染・またはそれが疑われる者のみを原則とする。 ・対面に参加できない場合: 学部・学科で認められた学生も、メールでその旨、連絡をすること。それ以外は、原則として事前にメールにて相談すること(事前にメールできなかった場合は、事後、速やかにメールで相談すること)。 |
履修条件 | 同一教員の教育学演習4を履修すること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス: 役員選出、1年間の予定、前年度からの引き継ぎ【対面授業】
【事前学習】指定された中学校の学校ウェブサイトを閲覧する(Blackboardで指示する)。 (2時間) 【事後学習】引き継ぎ資料をゼミメンバー間で共有し、今後どのような作業が必要となるかメンバーで共有する。 (2時間) |
2 |
学校関係者評価とは何か【対面授業】
【事前学習】「学校関係者評価」について、世田谷区が配布している冊子をダウンロードして読み込む。また、インターネットでその意義と意味について検索し、その概要を把握する。 (2時間) 【事後学習】本ゼミの活動が、学校のPDCAサイクルにどのように関わっているか、自分の言葉で説明できるようにしておく。 (2時間) |
3 |
学校との関係づくり: 今後のスケジュールを策定する【対面授業】見落としのないようにより着実なスケジュールを組むよう協力することができる(A-6-3)
【事前学習】グループ長・副グループ長を中心に、それぞれの校長・副校長と連絡をとり、どのような形で学校のボランティアや見学等が可能かについて打ち合わせをする。 (2時間) 【事後学習】引き続き、学校と連絡をとりながら、様々な活動概要・成果や課題を収集し、メンバー間で共有する。 (2時間) |
4 |
過年度のアンケート結果を読む①: 「アンケート単純集計」の読み方【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】昨年度と一昨年度の学校関係者評価集計(単純集計)をカラーでプリントアウトし、大まかな傾向を把握する。 (1時間) 【事後学習】当該学校がどのような点に優れ、どのような点に課題があるかについて考える。 (2時間) |
5 |
過年度のアンケート結果を読む②: 2年間の単純集計の変化を読む【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】前回の授業前に印刷した学校関係者評価の同じ質問項目の年度変化を読み取り、各自気づいた点をメモし、授業前にBlackboardの掲示板にUPする。 (2時間) 【事後学習】授業で出された意見を集約し、それ以外の視点で読み込むことができないか考える。 (2時間) |
6 |
過年度のアンケート結果を読む③: 単純集計からみる学校の特徴と課題の析出【対面授業】
【事前学習】前回の授業で出た意見とは別の視点を授業前にBlackboardの掲示板にUPする。 (3時間) 【事後学習】メンバーで共有された各学校の特色について、見解をまとめ、全員で共有する。 (2時間) |
7 |
過年度の学校関係者評価報告書を読む【Zoomによる同時双方向型授業】
【事前学習】昨年度末に出された〇〇中学校学校関係者評価報告書の総括部分を読み込み、〇〇中学校の特長と今年度の改善課題を把握する。 (3時間) 【事後学習】授業で出された意見を集約し、全体で共有する。 (2時間) |
8 |
過年度の学校経営計画を読む【課題研究】
【事前学習】後日の授業でプレゼンテーションできるよう、分担して資料の準備と発表内容のブラッシュアップをおこなう。 (1時間) 【事後学習】世田谷区実施の学校関係者評価アンケートの独自設定項目について、追加等が必要かどうか考え、必要であればその理由と質問項目案を考えてくる。 (3時間) |
9 |
過年度の学校経営計画を読む①: 学校の課題と解決の手立ての意義を共有する【対面授業】単なる意見交換にとどまらず、異なる視点を含めて提示することができる(A-6-3)
【事前学習】昨年度と一昨年度の学校経営計画を読み、課題に対してどのような手立てを講じようとしてきたかを把握する。 (2時間) 【事後学習】授業で共有できた内容をまとめ、Blackboardでさらに意見交換してその内容をブラッシュアップする。 (2時間) |
10 |
学校見学①: A中学校【対面授業】
【事前学習】A中学校の課題と今年度の学校経営方針を把握する。 (1時間) 【事後学習】見学で気づいたことを、Blackboardの掲示板で共有する。 (1時間) |
11 |
学校見学②: B中学校【対面授業】
【事前学習】B中学校の課題と今年度の学校経営方針を把握する。 (1時間) 【事後学習】見学で気づいたことを、Blackboardの掲示板で共有する。 (1時間) |
12 |
生徒へのヒアリング内容を考える【Zoomによる同時双方向型授業】単なる意見交換にとどまらず、異なる視点を含めて提示することができる(A-6-3)
【事前学習】これまでの活動を元に、学校関係者評価で何を明らかにすべきか、そのために生徒や保護者に何をどのようにヒアリングするのかについて、メモを作成し、授業前にBlackboardの掲示板にUPする。 (2時間) 【事後学習】5名程度のグループでZoom等を活用して模擬ヒアリングをおこなう。フィードバックは、Blackboardの掲示板に書き込み、共有する。 (2時間) |
13 |
保護者へのヒアリング内容を考える【対面授業】単なる意見交換にとどまらず、異なる視点を含めて提示することができる(A-6-3)
【事前学習】これまでの活動を元に、学校関係者評価で何を明らかにすべきか、そのために生徒や保護者に何をどのようにヒアリングするのかについて、メモを作成し、授業前にBlackboardの掲示板にUPする。 (3時間) 【事後学習】5名程度のグループでZoom等を活用して模擬ヒアリングをおこなう。フィードバックは、Blackboardの掲示板に書き込み、共有する。 (3時間) |
14 |
学校アンケートの独自項目の再検討【対面授業】単なる意見交換にとどまらず、異なる視点を含めて提示することができる(A-6-3)
【事前学習】今年度の学校経営方針、学校関係者評価を見返して、アンケートの独自項目の見直し案を考える。 (3時間) 【事後学習】質問案と変更・追加理由を学校に伝え、意見のすり合わせをおこない、結果を共有する。 (3時間) |
15 |
前学期の省察【対面授業】自ら評価軸を設定して振り返りを行い、自分なりの課題を設定することができる(A-8-3)
【事前学習】他己評価実施を前提に、前学期の授業を振り返る。 (2時間) 【事後学習】後期の初回の授業で取り組むべき課題を決める。他者からもらった評価をもとに、自己評価をおこなう。 (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし。授業時に適宜、必要な資料を配布する。 |
参考書 | 授業時に、適宜、指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業内および事後学習の課題レポートの質(単なるまとめを超えて、自ら考えた対応策や課題の提示ができているか A-6-3)で評価する(10%)、授業参画度:授業時間内外の自主的・協働的ワーク(学校から得られた諸情報のとりまとめ作業等)におけるグループへの寄与(ゼミ活動の改善点の指摘やそれを踏まえたフォローアップができているか A-6-3、A-8-3)で評価する(90%) ・レポートは、提出物の質を評価する。授業参画度は、授業時間内外の協働的ワークにおけるグループへの寄与度を評価する。ゼミ生全員の、フォロワーシップの発揮を何より重要視する。対面授業に参加できない学生は、その分、別の活動で自発的にグループに貢献すること。 ・レポートの内容やグループ活動への寄与の仕方についてのフィードバックは、授業またはメールで随時、個別・全体に対しておこなう。 ・遠隔による参加でも、成績評価には影響しない。 |
オフィスアワー | 質問は、随時、メールで受け付け、随時フィードバックをおこなう。質問した内容と回答は、全体にフィードバックできるよう、質問者がBlackboardの掲示板に書き込むこと。 |
備考 | 1. 授業内で提出する小レポートは、すべてWord A4(40字×36行)で設定すること。 2. 毎回の授業で気づいた点などを、さらにグループ・全体で共有・検討することで、次の課題が見えてくる。その課題の発見が事前学習であり、またそれをクリアすることが事後学習となる。 3. 授業は、途中からグループごとに進める。グループ長・副グループ長を中心に、前年度の活動と前時までの活動状況を踏まえてにスケジュールを立てて進める。したがって、ここに記載した各授業回の内容は、適宜、組み替えられることになる。 4. 学生への連絡は、基本的にBbの連絡事項・メールでおこなう。授業実施期間中は、必ず定期的にチェックすること。 5. Zoomによる授業では、カメラONで参加することを求める(活動状況を確認できるようにするため)。どうしてもカメラONにできない場合は、その旨、事前に教員に理由を伝えて承諾を得ること。 |