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令和2年度以降入学者 | 高等教育論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 高等教育論 | ||||
教員名 | 間篠剛留 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(感染拡大状況等によってはオンライン授業に切り替える場合もある。その際にはBlackboardを通して通知する) |
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授業概要 | 本授業のテーマは、現代日本の高等教育に関する課題について、他国との比較や歴史的に遡ることを通して、検討することである。日本では1990年代以降、大学改革が急速に進められてきた。受講生の多くは、その結果としてある現在の大学の姿を当然のものとして受け止めているかもしれないが、その大学像は普遍的なものではない。現代日本の高等教育は様々な課題を抱えており、「大学とは何か、どうあるべきか」という議論は今も盛んにおこなわれている。本授業ではまず、そうした様々な課題の概要について学ぶ。そのうえで、その課題を検討するための歴史的なことがらや海外の事例、代表的な大学論などについて学んでいく。 また、担当者はある私立大学の高等教育研究所で大学改革の実務を担った経験があり、本科目ではその経験を踏まえ、近年の大学改革の実情に関する解説も行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 現代日本の高等教育に関する課題について、歴史的・制度的な観点から議論を行う基礎を身につけることをねらいとする。到達目標は以下のとおりである。 (1)高等教育や大学に関する現代的な課題のいくつかについてその概要を説明できる (2)十分な研究倫理を身につけた上で、高等教育に関するテーマの授業を実施できる(A-1) (3)歴史的なことがらや海外の事例、代表的な大学論・高等教育論を参照しながら、現代日本の大学(改革)について自らの考えを述べることができるようになる(与えられた情報をうのみにせず批判的に検討したうえで論理的な思考を展開することができる)(A-3) この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの1,3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:講義 配布資料とパワーポイントをもとに講義を行う。また、各回の予習レポートをもとに学生どうしで議論を行う。授業後に提出する事後課題は次回授業で共有し、コメントを行う。 第10回~第14回は学生によるグループ研究発表または学生による授業を行う。学生によるグループ研究発表の場合、担当者が20~30分程度の発表を行った後、質疑応答と、クラス全体での議論を行う。学生による授業の場合、担当者が50分程度の授業を行った後、クラス全体で議論を行う。 対面授業に参加できない場合、それが事前にわかっている場合には、学科に届け出を行うことでZoomでの参加を認める。 また、体調不良等により直前になって対面授業参加ができなくなった場合には、担当教員にメールで連絡すること。状況に応じてZoomでの参加を認める。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション、大学・高等教育の諸問題
【事前学習】大学・高等教育のイメージをまとめる (0時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
2 |
大学での学びとアクティブラーニング
【事前学習】第2回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
3 |
新自由主義と高等教育
【事前学習】第3回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
4 |
サービス・ラーニング
【事前学習】第4回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
5 |
ラーニング・コミュニティ
【事前学習】第5回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
6 |
大学教授職の使命
【事前学習】第6回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
7 |
学生消費者主義
【事前学習】第7回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
8 |
from teaching to learning
【事前学習】第8回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
9 |
高等教育とデモクラシー
【事前学習】第9回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
10 |
教育改善への学生の参加(学生による授業1)
【事前学習】第10回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
11 |
大学におけるキャリア教育(学生による授業2)
【事前学習】第11回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
12 |
コロナ禍と高等教育(学生による授業3)
【事前学習】第12回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
13 |
産学連携と高等教育(学生による研究発表4)
【事前学習】第13回予習レポート (2時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
14 |
大学における教員養成(学生による研究発表5)
【事前学習】第14回予習レポート (4時間) 【事後学習】事後レポートの作成(課題は授業内で発表) (2時間) |
15 |
まとめ―大学・高等教育の再検討―
【事前学習】第15回予習レポート (2時間) 【事後学習】授業内容全体の復習 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし。 |
参考書 | 吉見俊哉 『大学とは何か』 岩波書店 2011年 児玉善仁ほか 『大学事典』 平凡社 2018年 その他授業中に適宜提示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:毎回の小レポート(60%)、グループでの授業運営(40%) 毎回の小レポート及び授業内テストは、大学・高等教育に関する理解や批判的思考、論理性を評価する〔到達目標(1)・(3)〕 グループでの授業運営では、大学・高等教育に関する理解や発表上の倫理性などを評価する〔到達目標(2)・(3)〕 |
オフィスアワー | 火曜日 13:30-14:30 間篠研究室 メールの場合は初回授業で案内するメールアドレス宛に送ること |
備考 | ①学生のグループ発表を組み込んでいるため、履修人数によって授業の計画が変更となる場合がある。その場合には第2回の授業で履修者全体に説明し、合意を得る。 ②「学生による授業」のグループは、第4回の授業で決定する。その時までに継続して履修するかどうかを決定しておくこと。 |