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環境教育論

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令和2年度以降入学者 環境教育論
令和元年度以前入学者 環境教育論
教員名 増田直広
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 遠隔授業とする。オンデマンド型を基本とするが、同時双方向型を用いることもある。
Blackboard コースID 20221080
授業概要 ESD(持続可能な開発のための教育)の視点から環境教育を広く捉えて、具体的な事例から学んでいく。自然体験型環境教育、インタープリテーション、持続可能な地域づくりなどを柱にしながら、多様な環境教育実践を学ぶ。公益団体において20年以上環境教育指導者として活動した経験を活かして、具体的な事例の紹介やワークシート等を通した実習を交えた授業を展開していく。
授業のねらい・到達目標 在学中や卒業後に教育現場をはじめ様々な舞台で環境教育に関わっていくための基礎的な理論と技術を身に付ける。また、日常生活においても持続可能な社会の担い手としての行動ができる態度を身に付ける。
[知識]持続可能な社会と環境教育の関係性を説明することができる
[技能]教育現場をはじめ様々な舞台で環境教育を実践する際に多様な工夫をすることができる
[態度]日常生活において持続可能な社会の担い手として行動や参加することができる

この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP5及びカリキュラムポリシーCP3,CP5に対応している。
・与えられた情報を鵜呑みにせず批判的に検討したうえで、論理的な思考を展開することができる(A-3-3)。
・挑戦すべき適切な課題を自ら設定し、実際にとりかかることができる(A-5-3)。
授業の方法 授業の形式 : 講義と実習を織り交ぜる
①基本的には授業実施日にBlackboardを通して、授業の進め方や講義資料、ワークシート、実習課題などを配信する。授業の進め方に従って、学修する。
②Blackboard等を通して課題を提出するが、形式や締切などはその都度案内をする。
③受講生全員で確認できるように、Blackboardを通して質疑応答を行う。また、授業に関する意見交換も全員で参加・確認できるようにBlackboardを用いる。
授業計画
1 <同時双方向型授業>
オリエンテーション:学びのための関係作り、授業のテーマや到達目標及び授業の方法、環境教育の基本的な考え方(A-5-3)
【事前学習】シラバスを確認し、不明な用語等あれば調べ、回毎のテーマについて情報を得る (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、環境教育の基本的な考え方、アイスブレイキングの役割を確認する (2時間)
2 <オンデマンド型授業>
自然体験型環境教育①:自然体験型環境教育プログラムの体験と紹介(A-5-3)
【事前学習】自然体験型環境教育について書籍やWEBなどで調べ、自身の経験を整理する (2時間)
【事後学習】体験したプログラムを題材にして自然体験型環境教育の意義を考える (2時間)
3 <同時双方向型授業>
自然体験型環境教育②:自然体験型環境教育の意義と環境教育の全体像(A-3-3)
【事前学習】自身が体験したことがある自然体験型環境教育プログラムをふりかえる (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、環境教育の切り口と領域を確認する (2時間)
4 <オンデマンド型授業>
ESD(持続可能な開発のための教育)とSDGs(持続可能な開発目標)(A-3-3)
【事前学習】ESDおよびSDGsについて書籍やWEBなどで調べ、自身の経験をふりかえる (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、ESDとSDGsの経緯と役割、関係性を整理する (2時間)
5 <オンデマンド型授業>
環境教育の歴史:世界の環境教育の歴史、日本の環境教育の歴史(A-3-3)
【事前学習】環境教育の歴史について書籍やWEBなどで調べ、整理する (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、自身の関心のある環境教育のトピックの概要や役割を調べる (2時間)
6 <オンデマンド型授業>
インタープリテーション①:インタープリテーションと環境教育(A-5-3)
【事前学習】インタープリテーションについて書籍やWEBなどで調べる (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、インタープリテーションの要点を整理する (2時間)
7 <同時双方向型授業>
インタープリテーション②:インタープリテーション実習(A-5-3)
【事前学習】インタープリテーションが活用されている分野について調べる (2時間)
【事後学習】他者のインタープリテーションと自身のものを比較し、改善点を検討する (2時間)
8 <オンデマンド型授業>
食育と環境教育(A-3-3)
【事前学習】自身が体験したことのある食育をふりかえり、整理する (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、自身が実践できる食育を検討する (2時間)
9 <オンデマンド型授業>
学校教育と環境教育(A-3-3)
【事前学習】自身が学校教育で体験した環境教育をふりかえり、整理する (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、学校教育における環境教育の課題を整理する (2時間)
10 <オンデマンド型授業>
自然学校と環境教育(A-3-3)
【事前学習】自然学校から連想する活動、場所、施設などを調べる (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、自然学校が取組むべき地域課題を整理する (2時間)
11 <オンデマンド型授業>
多様な環境教育の主体(環境教育における市民・企業・行政・NPOなどの役割)(A-3-3)
【事前学習】環境教育における各主体の役割を調べ、整理する (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、自身の出身地等における環境教育の取組みを確認する (2時間)
12 <オンデマンド型授業>
持続可能な地域づくり①:エコツーリズムと環境教育(A-3-3)
【事前学習】持続可能な地域づくりやエコツーリズムについて書籍やWEBなどで調べ、整理する (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、エコツーリズムの要点を整理する (2時間)
13 <同時双方向型授業>
持続可能な地域づくり②:環境教育の企画手法(A-5-3)
【事前学習】前回資料類を確認し、企画を検討する (2時間)
【事後学習】自身の企画の6W2Hを整理する (2時間)
14 <同時双方向型>
持続可能な地域づくり③:企画発表会(A-3-3)
【事前学習】自身の企画のウリを簡潔に紹介できるように整理する (2時間)
【事後学習】発表会でのフィードバックを受けて、企画を改善する (2時間)
15 <オンデマンド授業>
授業のまとめ:半期のふりかえりと今後に向けた整理(A-3-3)
【事前学習】半期の授業での学びを整理する (2時間)
【事後学習】レジュメを読み、自身が今後実践したい環境教育を整理する (2時間)
その他
教科書 授業時に必要なレジュメを配布する
期末レポートで活用できるように各自ファイリングをする
参考書 日本環境教育学会 『環境教育』 教育出版 2012年
日本環境教育学会 『環境教育辞典』 教育出版 2013年
津村俊充・増田直広・古瀬浩史・小林毅 『インタープリター・トレーニング』 ナカニシヤ出版 2014年
日本環境教育学会 『事典 持続可能な社会と教育』 教育出版 2019年
阿部治・増田直広 『ESDによる地域創生力と自然学校』 ナカニシヤ出版 2020年
授業内容につながるので、図書館等で確認する
成績評価の方法及び基準 レポート:期末レポートは与件との整合性と内容をみて評価する。(50%)、授業参画度:授業への積極的な参加、毎回提出するふりかえり(小レポート)と課題を総合的に評価する。(50%)
A-3-3はの達成度は、ふりかえり(小レポート)と課題の内容で評価する。
A-5-3はの達成度は、期末レポート、ふりかえり(小レポート)の内容で評価する。
オフィスアワー メールやBlackboardで対応する。

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