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社会教育計画論1

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令和元年度以前入学者 社会教育計画論1
教員名 吉田和夫
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 ◎対面授業による演習形式の授業  〇出席を重視するため、授業欠席者は所定の課題を提出することを求める。
○BB等にて課題提示 〇最初の時間にオリエンテーションとして全体内容及びテーマを確認し、毎時間の分担発表者を決定
〇授業は演習によって実施 毎時間、教員・司会担当者(次回発表者)の司会で発表者がプレゼンを共有し、口頭で報告・発表・協議
〇各授業の内容に対する簡単な予習及び授業後の振り返りをチャットで送付 
〇講座最後の授業で全体の振り返りを各自が報告・発表・質疑応答      授業BBID:20221073 前期・土・2
授業概要 〇生涯学習及びその中核としての社会教育の視点から、両者の違いやあり方について理解・探究する。
〇現在の日本において、地域社会、コミュニティ、そして個人の生活様式が多様化するなかで、進路選択や職業選択、働き方、暮らし方、生き方などを描く、人生全体の総合的なライフマネジメントやキャリアデザインの理解が必要となる。それらを理解するとともに、自らの考えを具現化する。
〇今後国際化し、ますます多様なあり方が考えられる地域社会において、有効に機能し活用できる様々な学習機会の内容や種類、学習方法などについて、学習主体の年齢層や公的施設設置主体の多様化などを踏まえ、地域や人に応じた様々な生涯学習事業や社会教育事業の企画を理解・検討し、実現のための計画を考える。
〇全般に渡り、アクティブ・ラーニングの方向で授業経営を行う。
授業のねらい・到達目標 教育学科ルーブリックのA-1(DP1・CP1)-3、A-3(DP3・CP3)-3、A-4(DP4・CP4)-3、A-6(DP6・CP6)-3、A-7(DP7・CP7)-3 に対応
①地域社会における社会教育の計画と立案に関する理論や方法を理解し、説明することができる。
②地域社会が抱える諸課題について社会教育がどのような役割を担うかを把握し、提示できる。
③社会教育の計画立案のために必要な条件や方法、社会調査のデザイン等を理解し説明できる。
※ 講師の実際の経験や体験をもとに各地の事例を参照することがある。
授業の方法 演習形式による授業。
場合により、外部のゲストスピーカー等を招聘し、発表や報告など、演習や授業運営力などを評価してもらうことがある。
学校等における実際の体験や活動を対象化(メタ認知)し、より良い授業経営について検討・協議する。
授業内での発表・実践に対して、振り返りやレポート、プレゼンテーションなどの作成を求める。
各テーマごとに、各受講者が授業で学んだことや意見・感想などを明確に表現できるようにする。
授業計画
1 授業のオリエンテーション:社会教育行政の新たな方向と役割 今後の担当分担決め。
A-1(DP1・CP1)-3、A-4(DP4・CP4)-3に対応
【事前学習】社会教育行政のあり方について整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
2 人間発達と地域づくりの社会教育計画
A-1(DP1・CP1)-3、A-3(DP3・CP3)-3に対応
【事前学習】社会教育計画の具体的な事例を調べる (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
3 社会教育の対象の理解と組織化
A-1(DP1・CP1)-3、A-3(DP3・CP3)-3に対応
【事前学習】人間の発達と学習課題との関連について自分なりに調べ整理する (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
4 地域のニーズに応える社会教育の在り方とその調査方法とデータの活用
A-3(DP3・CP3)-3、A-4(DP4・CP4)-3に対応
【事前学習】社会調査法の類型について調べて理解しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
5 住民との対話による学習ニーズの把握
A-4(DP4・CP4)-3、A-6(DP6・CP6)-3に対応
【事前学習】地域における生涯学習や社会教育のニーズについて調べる (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
6 学校、家庭、地域の連携・協力・協働と生涯学習や社会教育の在り方
A-1(DP1・CP1)-3、A-6(DP6・CP6)-3に対応
【事前学習】生涯学習の概念・あり方について整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
7 地域の学習・サークル・地域組織の支援と公民館等公的施設の在り方
A-3(DP3・CP3)-3、A-6(DP6・CP6)-3に対応
【事前学習】公民館・生涯学習センター等の設立経緯を調べ整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
8 社会教育施設の整備と運営
A-1(DP1・CP1)-3、A-7(DP7・CP7)-3に対応
【事前学習】社会教育施設の関連法規について調べて整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
9 地域課題に根差した学習プログラムの計画
A-6(DP6・CP6)-3、A-7(DP7・CP7)-3に対応
【事前学習】身近な社会教育・生涯学習関連講座を調べて整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
10 各年齢段階の特徴や特色を活かした学習援助論
A-4(DP4・CP4)-3、A-7(DP7・CP7)-3に対応
【事前学習】大規模集会の形態について調べて整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
11 成人教育と学びあう組織としての関係づくり
A-3(DP3・CP3)-3、A-6(DP6・CP6)-3に対応
【事前学習】日本における成人教育の歴史的経緯について調べて整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
12 孤立化・分断化される家族と子育て支援ネットワーク
A-3(DP3・CP3)-3、A-4(DP4・CP4)-3に対応
【事前学習】少子化とその社会的背景やその対応について自分なりに整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された問題について整理する (2時間)
13 今日的課題に応える生涯学習や社会教育の在り方とその計画づくり 1
A-4(DP4・CP4)-3、A-7(DP7・CP7) -3 に対応
【事前学習】生涯学習の様々なテーマについて理解しておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
14 今日的課題に応える生涯学習や社会教育の在り方とその計画づくり 2
A-4(DP4・CP4)-3、A-7(DP7・CP7) -3 に対応
【事前学習】今後必要とされる生涯学習テーマなどについて考えておく (2時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (2時間)
15 総括:全体の振り返りと分担課題に関する総括的レポートの作成と提出
A-4(DP4・CP4)-3、A-7(DP7・CP7)-3に対応
【事前学習】これまでの授業分担やその関連事項をまとめ、発表準備をする (3時間)
【事後学習】授業で提起された課題を作成・提出する (1時間)
その他
教科書 吉田和夫 『なぜ、あの先生は誰からも許されるのか? 同僚・上司・子ども・保護者と上手につきあう』 東洋館 https://www.toyokan.co.jp/products/2909 2013年 第4版
吉田和夫 『なぜ、あの学校は活力に満ちているのか? プロジェクト型経営のススメ』 東洋館 https://www.toyokan.co.jp/products/3101 2015年 第4版
吉田和夫 『コミュニケーションがうまくとれる校長、とれない校長 教職員、児童・生徒、保護者・地域、教育委員会等と上手につきあう方法』 学事出版 https://www.gakuji.co.jp/archive/book/978-4-7619-2579-6.html 2019年 第2版
講師の教育や人との関係に関する基本的な方向性を共有したい。
教育全般に渡り、人間関係を豊かにするコミュニケーション力と組織力に関する考察が多く含まれている。
社会教育の側からのアプローチは「社会教育」日本青年館発行などから適宜採用して配布する予定。
学校教育と社会脅教育との違いやつながりを理解するための書籍
参考書 小中学校読書活動研究会 著 吉田和夫・稲井達也 編著  『これならできる!楽しい読書活動 アニマシオン、ビブリオバトル、ブックトークなど気軽に実践するための事例集』 学事出版 https://www.gakuji.co.jp/archive/book/978-4-7619-2111-8.html 2015年 第2版
小学校読書活動研究会 著 吉田和夫・稲井達也 編著  『これならできる! 図書を活用した楽しい学習活動<小学校編> 探究的な学びを促す教科別事例集』 学事出版 https://www.gakuji.co.jp/archive/book/978-4-7619-2328-0.html 2017年 第2版
貝ノ瀬 滋 監修/稲井達也・伊東 哲・吉田和夫 編著 『「社会に開かれた教育課程」を実現する学校づくり 具体化のためのテーマ別実践事例15 』 学事出版 https://www.gakuji.co.jp/archive/book/978-4-7619-2521-5.html 2018年
稲井達也  吉田和夫 編 『主体的・対話的で深い学びを促す中学校・高校国語科の授業デザイン アクティブ・ラーニングの理論と実践』 学文社 2016年 第2版
これらの書籍は教育実践を進める上で必要なコンテンツを提供するものであり、授業の中で適宜活用できる書籍である。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業分担課題の作成と発表(40%)、授業内テスト:最終総括レポート(30%)、授業参画度:リフレクションペーパー/コメント(30%)
授業は演習方式によることから、発表や報告、協議などの出席を重視する。欠席の場合は、所定の課題を提出することを求める。
オフィスアワー 授業後、30分程度の対話・質疑応答・相談に応じる。
なお、メール及びZoomなどによる個別相談も必要に応じて実施する。

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