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心理的アセスメント

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平成30年度以降入学者 心理的アセスメント
平成29年度以前入学者 心理検査法
教員名 河野千佳
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業を行う。

Blackboard ID:20224178
授業概要 心理支援を行う際には、支援対象者についての理解と、理解に基づいた支援方針を考えることが大切である。本授業では、心理的アセスメントについての基礎知識を学ぶ。臨床心理士としての経験より、公認心理師資格も有する教員が、心理的アセスメントを行う際に支援者が配慮すべき点等も授業において伝えていく。
授業のねらい・到達目標 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】
心理的アセスメントについて基本的な事項について理解し説明できる。
ひとのこころを数量的に測定する方法である心理検査について理解し説明できる。
検査の目的、測定対象により様々な心理検査があることを理解できる。
そして、受検者の利益を考え、適切な心理的アセスメントを行うための基礎知識を身につけることができる(A-3-3)(A-4-3)。
この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,4及びカリキュラムポリシーCP3,4に対応する。
授業の方法 授業の形式【講義、実習】
心理アセスメントについて基本事項を説明する。
実際の心理検査を用いての実習を行う。そのため、検査の取り扱いも含めて真摯に取り組むこと。
対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生はZoomでの参加を認める。
Zoomでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。
課題はBlackboardに提出、評価したのちに全体講評を行う。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業方法について説明する)(A-3-3,A-4-3)(対面授業)
臨床心理学の歴史について
【事前学習】心理学の概論書(これまでに使用した教科書、自身が選んだ著書等)で、臨床心理学の歴史、心理検査についての復習をしておくこと (2時間)
【事後学習】臨床心理学の歴史の概要について、ノートにまとめなおすこと。 (2時間)
2 心理的アセスメントをめぐる諸概念 (A-3-3,A-4-3)(対面授業)
心理的アセスメントとは:心理的アセスメントの定義、目的、心理的アセスメントに関係する倫理
【事前学習】教科書の目次から該当する箇所を探して目を通しておくこと (2時間)
【事後学習】包括的な心理的アセスメントについて、ノートにまとめなおすこと  (2時間)
3 心理的アセスメントの方法:行動観察 (A-3-3,A-4-3)(対面授業)
【事前学習】教科書の目次から該当する箇所を探して目を通しておくこと (2時間)
【事後学習】行動観察を行う際の注意点について、ノートにまとめること。 (2時間)
4 心理的アセスメントの方法:アセスメント面接(A-3-3,A-4-3)【(対面授業)
【事前学習】教科書の目次から該当する箇所を探して目を通しておくこと (2時間)
【事後学習】アセスメント面接とは何かについて、ノートにまとめること。 (2時間)
5 心理的アセスメントの方法:心理検査の基礎(A-3-3,A-4-3)(対面授業)
【事前学習】教科書の目次から該当する箇所を探して目を通しておくこと (2時間)
【事後学習】心理検査用具の取り扱いに関する倫理を、ノートにまとめること。 (2時間)
6 代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3)(対面授業)
性格検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ
【事前学習】パーソナリティについて、復習をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】今回学んだ質問紙法について,ノートにまとめなおすこと。 (2時間)
7 代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3)(対面授業)
発達検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ
【事前学習】性格特性について復習をしておくこと (2時間)
【事後学習】今回学んだ質問紙法について、ノートにまとめなおすこと。 (2時間)
8 代表的心理検査の種類と内容 知能検査(A-3-3,A-4-3)(対面授業)
知能検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ
【事前学習】知能の概念について復習をしておくこと (2時間)
【事後学習】知能検査について、ノートにまとめなおすこと。 (2時間)
9 代表的心理検査の種類と内容 発達検査(A-3-3,A-4-3) (対面授業)
発達検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ
【事前学習】心身の発達について復習をしておくこと (2時間)
【事後学習】発達検査についてノートにまとめなおすこと。 (2時間)
10 代表的心理検査の種類と内容:投映法(A-3-3,A-4-3) (対面授業)
投映法検査について知る
【事前学習】意識・無意識の概念について復習をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】投映法検査についてノートにまとめなおすこと。 (2時間)
11 心理的アセスメントの実際:検査バッテリー(A-3-3,A-4-3)(対面授業)
【事前学習】心理支援はどのような領域において行われているのかを調べること。 (2時間)
【事後学習】検査バッテリーを組むことの利点と、心理検査を行うことの負担についてノートにまとめなおすこと。 (2時間)
12 心理的アセスメントの実際:適切な記録、包括的解釈と報告 (A-3-3,A-4-3)(対面授業)
【事前学習】心理支援に関する新聞記事等を読んで、どのように心理支援が役立っているのかを調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】包括的解釈とは何かについてノートにまとめなおすこと。 (2時間)
13 心理的アセスメントの実際:各分野における心理的アセスメントの実際(A-3-3,A-4-3)(対面授業)
心理的アセスメントの観点及び展開
【事前学習】心理支援が行われている領域で、どのような心理支援が行われているのかを調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】領域を1つ選んで、その領域で行われている心理支援について詳しく調べること。 (2時間)
14 授業内試験と解説(A-3-3,A-4-3)(対面授業)
【事前学習】第13回までの内容をしっかりと理解しておく (2時間)
【事後学習】理解が不十分だったところを見直しておく (2時間)
15 授業の振り返りとまとめ (A-3-3,A-4-3) (体験授業)
【事前学習】授業を通して理解したことをまとめておく (2時間)
【事後学習】心理的アセスメントについての分からなかった問いを、復習すること。 (2時間)
その他
教科書 津川律子・遠藤裕乃編 『心理的アセスメント (公認心理士の基礎と実践14巻)』 遠見書房 2019年 第1版
参考書 小山充道(編著) 『必携 臨床心理アセスメント』 金剛出版 2008年
氏原 寛・岡堂哲雄ほか 『心理査定実践ハンドブック』 創元社 2006年
成績評価の方法及び基準 レポート:レポートは、求めるテーマ、内容、提出状況を見て評価する(30%)、授業内テスト:授業内試験を行う。(55%)、授業参画度:授業参画度はリアクションペーパー等で評価する。(15%)
対面授業に参加できない場合の要件を満たし、Zoomで参加した場合、課題の提出によって評価する。
オフィスアワー メール等Blackboardを通して質問を受け付ける。一人の質問はみんなの疑問として授業の中で扱う。

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