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心理学実験

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平成30年度以降入学者 心理学実験
平成29年度以前入学者 心理学基礎実験・実習1
教員名 依田麻子/望月正哉・内藤佳津雄・飯田諒介・大森馨子・福島由衣・山本真菜
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業(一部遠隔授業有)
9クラス(担当教員 7名)に分かれて実験の授業を実施する。クラス指定を間違わないように注意すること。

Blackboard コースID:

月曜1・2限 望月 正哉 20221235    月曜3・4限 大森 馨子 20221240
火曜3・4限 依田 麻子 20221233  
水曜1・2限 山本 真菜 20221241    水曜3・4限 依田 麻子 20221234 
木曜1・2限 内藤佳津雄 20221237    木曜3・4限 福島 由衣 20221239
金曜1・2限 望月 正哉 20221236    金曜4・5限 飯田 諒介 20221238
授業概要 心理学の科学的知識獲得の方法論、データ解析、科学レポートの作成を実践することで、心理学に対する認識を深める。
この目的を達成するために、心理学の基礎的な実験法、調査法、検査法の課題を実践し,その結果をレポートとして報告する。
授業のねらい・到達目標 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】
心理学は実証科学である。そのためには、実際に心理学がどのような方法によってデータを得て、それを分析し、解釈するのかを理解する必要がある。授業では、実験及び調査の計画の立案、実験及び調査の実施、さらに実験及び調査から得られたデータの解釈に必要な統計に関する基礎知識とスキルを身につける。

この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP5,6及びカリキュラムポリシーCP5,6に対応しています。つまり、次の項目が到達目標になります。
新しい課題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集することができる。(A-5-2)
他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重することができる。(A-6-2)
授業の方法 授業の形式:【実験・実習】
受講生は2~4名程度のグループを構成し,班単位でテーマに沿った実験を行います。
対面授業であるが,Zoomを用いた同時双方型の回もあるので注意してください。
対面での授業に参加できない場合は,予め申し出ることによりZoomでの授業参加や記録画授業配信,オンデマンド教材などを用いて学修するが,担当者によって対応が異なるため,その都度担当者に確認することが重要です。
授業に関する連絡は,担当教員からBlackboardを通して行われますので,こまめに確認をしてください。
担当教員によって連絡事項は異なるため,Blackboardを確認することが大切です。
Covid-19の蔓延状況によっては,対面授業から遠隔授業への変更があることも考えられますが,このことについてもBlackboardからの担当教員の連絡に従って下さい。
この判断も,配属されたクラスによって異なります。
急な体調不良で,事前連絡なしに欠席する場合には,体調が回復後速やかに担当教員にBlackboardのEメール機能を用いて連絡をとってください。
欠席回に対応したオンデマンド教材の使用による学修,レポートの提出が可能です。
データの解析は,大学のパソコンを用いたSPSSか,各自のパソコンで使用できるHADなどのソフトウェアを使用します。
授業にはパソコンを持参して下さい。
パソコンの持参が難しい場合は,大学のパソコンを使用することが出来ます。
この授業は,1.5時限で15回のため45時間と換算され,単位は1ですので,事前・事後学習は義務ではありません.しかし,授業時間内でレポートを仕上げることは,ほとんどの受講者にとっては困難ですので,授業時間外にも学習が必要になります。
提出されたレポートは翌週以降に解説,講評を行います。
履修条件 平成29年度以前入学者については,「心理学基礎実験・実習1」,「心理学基礎実験・実習2」の読み替え先が心理学実験の各クラスに振り分けられています。履修する際には心理学科事務室に相談の上,指定されたクラスを履修してください。
授業計画
1 ガイダンス:実験実習の進行について説明【同時双方向型授業】
授業の進め方について説明(A-5-2)
【事前学習】シラバスを十分に読み,今期に取り組む内容について理解する。 (1時間)
【事後学習】教科書1の1章を読み, 心理学における科学的方法および倫理を理解する。 (1時間)
2 日本心理学会の論文執筆手引きに準拠したレポートの書き方の理解【同時双方型授業】
論文の抄録を作成して提出(A-5-2)
【事前学習】教科書第2章を読み、レポート作成の構成要素を理解すること。 (1時間)
【事後学習】課題に関連する文献を検索し、事前に文献を読む。レポート提出。 (1時間)
3 実験を体験する:触2点域の測定 結果の発表【対面授業】(A-5-2)
【事前学習】教科書第4章を読み疑問点をまとめておくこと。 (1時間)
【事後学習】実験についての振り返りをする。 (1時間)
4 視覚世界の不思議を知る:ミュラー・リヤーの錯視(1)【対面授業】(A-5-2)
実験実施,データ収集とデータ分析
【事前学習】教科書第3章を読み疑問点をまとめておくこと。 (1時間)
【事後学習】分析結果のまとめ (1時間)
5 視覚世界の不思議を知る:ミュラー・リヤーの錯視(2)【対面授業】(A-6-2)
データ分析・レポート作成,提出
【事前学習】レポートの書き方の構成要素に対応した部分を書いていくこと。 (1時間)
【事後学習】レポートの仕上げを行うこと。レポート提出。 (1時間)
6 認知競合を知る:ストループ効果(1)【対面授業】(A-5-2)
実験計画の立案及び実験の実施・データ整理
【事前学習】教科書第6章を読んでストループ効果の概要と実験法を理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】実験についての振り返りをする。 (1時間)
7 認知競合を知る:ストループ効果(2)【対面授業】(A-5-2)
データ整理とデータ分析
【事前学習】データのまとめ (1時間)
【事後学習】分析結果のまとめ (1時間)
8 認知競合を知る:ストループ効果(3)【対面授業】(A-6-2)
データ分析・レポート作成,提出
【事前学習】レポートの書き方の構成要素に対応した部分を書いていくこと。 (1時間)
【事後学習】レポートの仕上げを行うこと。レポート提出。 (1時間)
9 イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル(SD)法(1)【対面授業】(A-5-2)
測定対象の決定・測定法の準備
【事前学習】教科書9章を読み疑問点をまとめておくこと。 (1時間)
【事後学習】SD法の基本的なアイデアである3次元空間を理解する。 (1時間)
10 イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル(SD)法(2)【対面授業】(A-5-2)
イメージの測定を実施
【事前学習】実際の尺度を作成し、測定の準備を行う。 (1時間)
【事後学習】測定結果をまとめる (1時間)
11 イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル(SD)法(3)【対面授業】(A-6-2)
【事前学習】測定結果の解析方法を考えておく。 (1時間)
【事後学習】レポート全体をまとめ提出する。 (1時間)
12 心理尺度構成:一対比較を知る(1)【対面授業】】(A-5-2)
測定対象の決定と測定準備
【事前学習】教科書1の10章「背景と目的」を読み疑問点をまとめておくこと。 (1時間)
【事後学習】関連する文献を検索する (1時間)
13 心理尺度構成:一対比較を知る(2)【対面授業】(A-6-2)
測定と結果のまとめ
【事前学習】関連文献をまとめ,レポートの序論部分を書き始める。 (1時間)
【事後学習】レポート全体をまとめ提出する。 (1時間)
14 検査法(1):質問紙に基づく検査の説明と実施する検査について【対面授業】(A-5-2)
【事前学習】教科書1の13章1と2を読み課題内容を理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で得た知識を加え、心理検査についてまとめておくこと。 (1時間)
15 検査法(2):質問紙に基づく検査法の実施と採点,結果の解釈について【対面授業】(A-6-2)
実験実習の振り返り
【事前学習】教科書1の13章3と4を読み,採点,結果の解釈の理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】心理検査について学んだ内容と、自分で回答した結果を分析し、レポートに仕上げる。 (1時間)
その他
教科書 厳島行雄、依田麻子、望月正哉(編)  『ポテンシャル心理学実験』 サイエンス社 2019年
寺島拓幸、廣瀬毅士 『SPSSによるデータ分析 第2刷』 東京図書株式会社 2015年 第1版
参考書 『Excelで今すぐ始める心理統計 (小宮あすか・布井雅人)』 講談社 2018年 第1版
成績評価の方法及び基準 レポート:この授業ではレポート課題が6本要求されている。この提出率と内容による評価(60%)、授業参画度:実験参加への積極性,役割についての評価(40%)
実験・実習の授業であるので、実験の実施への参画の水準、実験遂行への努力が参画度として評価される。レポートに関しては、その内容、提出数によって評価がなされる。
対面授業への出席が不可能な場合は,予め届けることによりオンデマンド教材や課題によるレポートの提出が可能である。
BlackbordのE-メール機能を用いてできるだけ事前に申し出ることが必要である。
また,急な体調不良などで事前連絡ができず,欠席した場合には,事後に同様に連絡の上,体調回復後にオンデマンド教材あるいは代替課題によるレポート提出をすることで評価の対象とすることができる。
オフィスアワー 最初の授業で各担当教員より伝える。Zoom,対面授業においてはその都度授業中,授業終了後に質疑が可能である。
備考 1回目のガイダンスはこのCovid-19パンデミックの状況下,大変重要であるため,必ずZoom授業へ出席すること。
データ収集,データ分析のために用いるパソコンは,感染予防のために各自が持参することが望ましい。
持参が難しい場合は,学科での貸し出しが可能である。
統計分析に用いるツールについては,担当教員によって異なる場合がある。
授業実施期間の感染状況によっては,対面授業から遠隔授業に変更されることもある。
この判断も担当教員によって異なるため,注意すること。

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