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平成30年度以降入学者 | 感情・人格心理学B(感情心理学) | ||||
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平成29年度以前入学者 | 感情心理学 | ||||
教員名 | 平田悠里 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(ID:20221206) |
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授業概要 | 感情は日常生活のあらゆる場面においてみられるものであり,感情はよくも悪くも私たちの経験をいろどっている。時として感情は厄介な者として感じられることもあるが,感情は私たちの認知や社会的な相互作用,人の発達や行動において重要な役割を果たしており,心身の健康に大きな影響を持っている。この授業では,感情が生起する過程について学ぶとともに,そのような感情が私たちの生活のなかでどのように機能しているのかについて学ぶ。また,感情の成立ちについて,進化的な視点,文化的な視点,個体発生的な視点から検討する。その上で近年注目を集める感情的知性についても扱い,感情調整や感情理解などの子どもの発達についても検討する。 |
授業のねらい・到達目標 | 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】 この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP4に対応しています。 (1)感情の生起過程・感情の機能・感情の成立ちに関する科学的知見について論理的・批判的に検討しながら,説明することができる(A-3-3) (2)感情研究の科学的知見や日常生活での経験などを注意深く検討し,問題点を発見し,解決策と検討することができる(A-4-3) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 基本事項について講義を行う。また2回のレポートの作成とテストを実施する。 対面授業に参加できない場合は、事前に教員に連絡の上,Blackboard等で配布されるオンデマンド教材にて学習し,内容確認のための問題に回答する。回答をもって出席とみなす。問題への回答期日は授業実施日の翌日17:00までとする。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション&感情観の変遷と感情の定義【対面】(A-4-3)
【事前学習】テキストの2-5ぺージと20~21ページを読み,➀感情の4つの側面と②感情観の変遷③基本情動理論と次元論についてまとめる (1時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (1時間) |
2 |
感情に関する理論および感情喚起の機序➀:理論(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの22-29ぺージを読んで,情動の古典理論および現代理論について理解する。 (2時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
3 |
感情に関する理論および感情喚起の機序②:生理学的基盤(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの24-27ぺージを読んで,感情の生理学的基盤についてまとめる (1時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
4 |
感情に関する理論および感情喚起の機序③:生理学的反応(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの22-23ぺージを読んで,感情と身体の関係についてまとめる (1時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
5 |
感情に関する理論および感情喚起の機序④:認知的評価(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの28-29ぺージを読んで,感情と認知的評価の関係についてまとめる (1時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
6 |
感情の成立ち➀:感情と進化(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの32-33ぺージを読んで,進化における感情についてまとめる (2時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
7 |
感情の成立ち②:感情と文化(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの33-37ぺージを読んで,文化と感情についてまとめる (2時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
8 |
感情の成立ち③:感情の発達(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの38-67ぺージを読んで,42-47ページを中心に子どもの情動発達についてまとめる (2時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
9 |
感情が行動に及ぼす影響➀:個人内機能 (A-3-3,A-4-3)【対面】
【事前学習】テキストの6-19ぺージを読んで,情動の個人内機能についてまとめる 。 (2時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
10 |
感情が行動に及ぼす影響②:個人間機能(A-3-3,A-4-3)【対面】
【事前学習】テキストの6-19ぺージを読んで,情動の個人内機能についてまとめる 。 (2時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
11 |
感情的知性とはなにか(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの68-77ぺージを読んで,感情的知性についてしらべる。 (2時間) 【事後学習】調べた内容をレポートとしてまとめ期日までに提出する (5.5時間) |
12 |
感情にまつわる子どもの発達➀:情動調整・情動理解(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの80-126ぺージを読んで,情動調整・情動理解の発達についてまとめる (2時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
13 |
感情にまつわる子どもの発達②:環境からの影響(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの128-184ぺージを読んで,情動調整・情動理解が環境との相互作用の中でどのように発達するかアタッチメントを中心にまとめる (2時間) 【事後学習】復習し、不明点をまとめる (2時間) |
14 |
感情と病理(A-3-3)【対面】
【事前学習】テキストの186-212ぺージを読んで,感情と病理について、特に興味を持った内容について理解する (2時間) 【事後学習】感情に関する興味のあるテーマを設定して、レポートを作成する (5.5時間) |
15 |
学習内容の整理と試験準備【対面】(A-3-3)
【事前学習】テキストおよびノート,ワークシートなどを見ながら全体を復習し,疑問があればまとめる (2時間) 【事後学習】テキストおよびノート,ワークシートなどを見ながら全体を復習する (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 遠藤利彦・石井佑可子・佐久間路子編著 『よくわかる情動発達 (やわらかアカデミズム<わかる>シリーズ)』 ミネルヴァ書房 2014年 |
参考書 | Shiota, Michelle & Kalat, James, Emotion, Oxford University Press, 2018, 3 edition ディラン・エヴァンズ著・遠藤利彦訳 『感情 (一冊でわかる)』 岩波書店 2005年 藤田和生編 『感情科学』 京都大学学術出版 2007年 遠藤利彦著 『「情の理」論:情動の合理性をめぐる心理学的考究』 東京大学出版会 2013年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(40%)、レポート:2000文字程度のレポート課題を2回行い,求めるテーマと内容,提出状況をみて評価します。(40%)、授業参画度:コメントシートや授業内の演習の実施状況等で評価します。(20%) 対面授業に参加できない場合も,対面授業に参加する場合と同様に試験(40%),レポート(40%),授業参画度(20%)にて評価します。 ただし,授業参画度については,オンデマンド教材による学習後の内容確認問題への回答にて評価します。また,試験についても,オンラインにて行います。 |
オフィスアワー | 授業後やコメントシート、メールにて質問への対応を行います。 |