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心理調査法実習
| 平成30年度以降入学者 | 心理調査法実習 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 平成29年度以前入学者 | 心理調査法実習２ | ||||
| 教員名 | 依田麻子 | ||||
| 単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 心理学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業の形態 | 対面授業（一部Zoom および オンデマンド型を含む） Blackboard コースID：20224213 火曜日３・４限 |
|---|---|
| 授業概要 | 「調査」という言葉を聞くと，アンケート調査をイメージすることが多いかもしれませんが，本実習では，調査を幅広くとらえ，「こころとからだ」の関係を実証的に理解するために，日常行動・情動・生体反応をキーワードに授業を進めていきます。旧カリキュラムの生理心理学実験２との対応もあるため，生理心理学的指標について実習を行うとともに，健康心理学・生理心理学の観点から応用的な「こころとからだ」の調査を行います。今年度は大学における対面による実験を予定していますが，感染状況が悪化し，対面での実験が難しい場合にはリモートによる実験に切り替えます。授業では，携帯とパソコンの同時使用が必要な場合があります。また，授業ではZoomビデオのONを求めることが多いので，出席の際には注意してください。 この授業は，1.5時限で15回のため45時間と換算され，単位は1ですので，事前・事後学習は義務ではありません．しかし，授業時間内で課題を仕上げることは，ほとんどの受講者にとっては困難ですので，授業時間外にも学習が必要になります。 |
| 授業のねらい・到達目標 | １ 「こころとからだ」の関係について明らかにするために必要な情報を収集し，それを分析して，その課題を明確にすることができる。A-5-3 ２ 「こころとからだ」の関係について明らかにするために，他者の意見を聴き取って，自分と異なる価値観を理解・尊重した上で，自分の考えを伝えることができる。A-6-3 以上の目標を達成するための基本技能として，生体反応の測定指標の性質に合わせた測定条件の設定及び機器の操作が可能になること，複数指標の測定及び解析が可能になることを含みます。 また，「こころとからだ」の関係をストレスとリラクゼーションの観点から明らかにするための実習を行います。 この科目は文理学部（学士（心理学））のDP及びCPの５・６に対応しています。 |
| 授業の方法 | 授業の形式 【実験・実習・演習】全回出席がデフォルトの授業です。 対面による実験を予定しています。 実際に機器の操作を学び，データ収集，分析などを行います。Zoomによるリモート授業の際には，ZoomのビデオはONにすることが多いので，ビデオONが可能な環境を準備してください。 授業に遅刻・欠席するとそれ以降の授業理解が困難になります。また他の受講生の迷惑になるため，極力遅刻・欠席は避ける努力をして下さい。授業ではテーマに沿って，先行研究の調べと発表，測定，分析，レポート作成などを行います。 感染拡大により，対面での実験が難しい場合にはリモートでの実験を行います。 対面授業でもリモート授業でも実験を行います。機器を使用する実験は個人では実施はできませんので，対面授業への参加が難しい場合は，他の教員が担当する同一科目の履修を推奨します。 |
| 履修条件 | Blackboardから連絡や資料のダウンロードをすることが多いので，Bbの確認を忘れないでください。 リモート実験になった場合は携帯アプリを使用します。また，データ整理や分析では表計算ソフトや統計解析ソフトをZoomによる説明を受けながら授業中に使用することがあるので，授業時間中は通信環境に留意し，携帯電話とパソコンの両方が使える環境がこの授業では必要です。 平成29年度以前入学者で、「心理調査法実習２」を履修する際には心理学科事務室に相談の上，指定されたクラスを履修すること。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
授業の進め方についてのオリエンテーションおよび「こころとからだ」の関係について議論する。対面授業(A-5-3)
【事前学習】「こころとからだ」の関係について興味のある内容を調べる。 （時間 1） 【事後学習】心理的活動と自律神経系活動の関連について,例を調べて報告の準備をする。 （時間 1） |
| 2 |
生理指標について理解する。対面授業(A-5-3)
【事前学習】心臓活動・呼吸活動について調べておく。 （時間 1） 【事後学習】生理指標についてまとめる （時間 1） |
| 3 |
生理指標測定機器の理解・研究例を発表する 対面授業 (A-5-3)
【事前学習】生理指標を使った研究例（論文）を調べる。 （時間 1） 【事後学習】研究例（論文）の報告の準備 （時間 1） |
| 4 |
基礎 生理指標測定機器の使用練習・研究例を発表する 対面授業(A-5-3)
【事前学習】研究例（論文）の準備 （時間 1） 【事後学習】報告を聞いて分かったこと，質問を考え，提出する。 （時間 1） |
| 5 |
応用 生理指標測定機器の使用練習・研究例を発表する 対面授業(A-5-3)
【事前学習】心理学実験法の復習 （時間 1） 【事後学習】実験法のまとめ （時間 1） |
| 6 |
心拍および呼吸活動の測定実習：データ収集練習 取得データを確認する 対面授業(A-5-3)
【事前学習】実験方法を理解する。 （時間 1） 【事後学習】データをまとめる。 （時間 1） |
| 7 |
皮膚電気活動の測定実習：データ収集練習 取得データを確認する 対面授業(A-5-3)
【事前学習】実験方法を確認する。 （時間 1） 【事後学習】データをまとめる。 （時間 1） |
| 8 |
測定実験の準備：対面授業(A-5-3)
【事前学習】実験方法を確認する。 （時間 1） 【事後学習】データをまとめる。 （時間 1） |
| 9 |
実験場面での測定：対面授業(A-5-3)
【事前学習】統計ソフトの概要を予習する。 （時間 1） 【事後学習】データをまとめる。 （時間 1） |
| 10 |
データの分析 統計ソフトの使用法を学ぶ 対面授業 (A-5-3)
【事前学習】統計ソフトの使い方を確認する。 （時間 1） 【事後学習】分析結果をまとめる。 （時間 1） |
| 11 |
測定結果についての議論 遠隔授業（Zoom）（A-6-3）
【事前学習】測定データを比較しやすくまとめる。 （時間 1） 【事後学習】報告内容をまとめる。 （時間 1） |
| 12 |
記述統計を基にした研究成果報告の準備 遠隔授業（Zoom）（A-6-3）
【事前学習】測定したデータの分析から分かったことをまとめる。 （時間 1） 【事後学習】報告内容をまとめる。 （時間 1） |
| 13 |
推測統計を基にした研究成果報告の準備 遠隔授業（Zoom使用）（A-6-3）
【事前学習】測定結果の報告準備 （時間 1） 【事後学習】報告内容をまとめる。 （時間 1） |
| 14 |
全体的な研究成果報告 遠隔授業（Zoom使用）（A-6-3）
【事前学習】測定結果の報告準備 （時間 1） 【事後学習】測定結果をまとめる。 （時間 1） |
| 15 |
測定をとおして，実証的に理解を深めた「こころとからだ」の関係について議論する。 提出レポートを作成する。遠隔授業（Zoom使用）（A-6-3） 【事前学習】実習・測定からわかったことを書き出す。 （時間 1） 【事後学習】実習・測定から分かった「こころとからだ」の関係について振り返る。 （時間 1） |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | なし |
| 参考書 | 堀 忠雄・尾崎久紀監修 『生理心理学と精神生理学第1巻～第3巻』 北大路書房 2017年 第1版 |
| 成績評価の方法及び基準 | レポート:実習関連内容の調べ，実験によって得られた知見に関するレポート(60%)、授業参画度:実験によるデータ取得，データ分析，議論(40%) 実験・調査への参加および結果の報告，レポートの総合評価によって行う。 体調不良などで対面授業に出席できない場合には，申し出により，録画された授業の視聴および提出された追加課題を成績評価対象とすることができる。 各回における欠席は事前の申し出が必要である。体調不良などで事前の申し出が出来ない場合も同様の手続きにより，その回を成績評価対象とすることができる。 |
| オフィスアワー | 授業終了後およびZoomによる双方向授業の際に質疑が可能 |
| 備考 | 実験，調査に参加する授業であるため，授業への遅刻や欠席は，成績評価に大きく影響する。 欠席，遅刻について，事前にわかっている場合はBlackboardによるEメールで申し出ること。また，事後の場合は，理由を示す資料のPDFを添付の上，申し出ること。理由によっては，評価に影響しない場合がある。 |