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平成30年度以降入学者 | 福祉心理学 | ||||
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教員名 | 内藤佳津雄/鏡直子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業で行う Blackboard コースID:20221254 |
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授業概要 | 福祉分野における心理的支援の実践について、講義と演習で理解する 児童福祉分野での心理的支援の実務者(公認心理師)および高齢者福祉分野の行政職経験者が実務経験をもとに、福祉分野における心理的支援に必要な知識・技術および背景にある社会や制度の理解に関する授業を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 【公認心理師コース科目(受験資格取得に必要な科目)】 ・福祉現場において生じる問題及びその背景を理解して、説明できる ・福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援について説明できる ・虐待についての基本的知識を学び、説明できる ・既存の知識にとらわれることなく、物事を科学的根拠に基づいて、論理的・批判的に考察し、説明することができる(A-3-3) ・資料や事象を注意深く観察し、問題点を発見し、解決策を検討することができる(A-4-3) この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP4に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義,演習】 対面授業で講義により制度、支援対象者像、支援方法等について理解を図り、その後講義内容の応用が必要な事例課題等についての演習を行い、実践的な応用力を養成する ・毎回の授業内課題・授業後課題については、Blackboardを通じて期限までに提出すること ・課題の解答や解答のポイントは翌週に解説する ・質問は授業内課題とともにBlackboardに入力可能であり。その回答は翌週解説を行う 児童福祉・障害児福祉については第8回、高齢者福祉については第15回に到達どの確認を行うための課題を実施する この課題については提出後に解決を行う ・対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす者はZoomでの参加を認める(初回の授業までにBlackboardを通じて登録することが必要) 1)Zoomでの参加を認める条件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生 2)授業への参加方法:Zoomでの授業を受講し、レポート課題については指定された期限までにBlackboardに提出する。 |
履修条件 | 公認心理師コース受講許可(3年次)を得ている者のみ受講可 |
授業計画 | |
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1 |
福祉現場で生じる問題とその背景:歴史・理念・制度・福祉専門職(対面授業)(A-3,A-4) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】日本における少子高齢者の状況について調べてくること (1時間) 【事後学習】社会福祉法による制度についてまとめること (3時間) |
2 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:児童福祉における心理職の役割(A-3,A-4)(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】児童に関する社会問題にはどのようなものがあるか考えること (1時間) 【事後学習】それぞれの社会問題に対応する児童福祉の制度や施設についてまとめること (3時間) |
3 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:児童期の発達のアセスメントと子育て支援(A-3,A-4)(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】児童期の発達について概観しておくこと (2時間) 【事後学習】各発達段階における対応の基本についてまとめること (2時間) |
4 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:障害のある児童への支援(A-3,A-4)(対面授業)担当者:鏡直子
【事前学習】児童期に分かる障害にはどのようなものがあるか調べること (2時間) 【事後学習】障害児支援にあたり必要な知識をまとめること (2時間) |
5 |
虐待についての基本的知識:児童虐待とその支援(A-3,A-4)(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】児童虐待の概要を調べること (1時間) 【事後学習】虐待の通告とその後の対応についてまとめること (3時間) |
6 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:社会的養護とその支援(A-3,A-4)(対面授業)担当者:鏡直子
【事前学習】社会的養護とは何か調べること (1時間) 【事後学習】児童の成長における愛着形成の重要性についてまとめること (3時間) |
7 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:児童福祉における家族支援に関する事例検討(A-3,A-4)(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】子育てに伴う家族のストレスとその要因について考えること (2時間) 【事後学習】家族支援の基本的なスタンスについてまとめること (2時間) |
8 |
児童福祉に関する知識・技術と到達度の確認(対面授業)(A-3,A-4) 担当者:鏡直子
【事前学習】これまでの資料を読み返しておくこと (3時間) 【事後学習】児童福祉に関する知識や技術についてまとめること (1時間) |
9 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:障害者福祉・高齢者福祉における制度と支援(1)(対面授業)(A-3,A-4) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】合理的配慮について調べること (1時間) 【事後学習】障害者総合支援法についてまとめること (3時間) |
10 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:障害者福祉・高齢者福祉における制度と支援(2)(対面授業)(A-3,A-4) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】地域包括支援センターについて調べること (1時間) 【事後学習】介護保険による介護サービスについてまとめること (3時間) |
11 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:認知症の理解と支援(1)アセスメント・心理的理解(対面授業)(A-3,A-4) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】長谷川式認知症スケール(HDS―R)について調べてくること (1時間) 【事後学習】認知症の中核症状と周辺症状についてまとめること (3時間) |
12 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:認知症の理解と支援(2)心理的支援に関する事例検討(対面授業)(A-3,A-4) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】前回配布した事例について自分の意見を考えてくること (2時間) 【事後学習】事例検討の結果を振り返り認知症の人への心理的支援についてまとめること (2時間) |
13 |
虐待についての基本的知識:高齢者虐待とその支援(対面授業)(A-3,A-4) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】高齢者虐待防止法について調べてくること (2時間) 【事後学習】事例検討の結果を振り返り高齢者虐待への心理的支援についてまとめること (2時間) |
14 |
福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援:高齢者福祉における地域支援・家族支援に関する事例検討 (対面授業) (A-3,A-4) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】8050問題について調べてくること (2時間) 【事後学習】事例検討の結果を振り返り、家族支援の基本的な方法についてまとめること (2時間) |
15 |
高齢者福祉における心理的支援の理解に関する到達度の確認(対面授業)(A-3,A-4) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】これまでの資料を読み返しておくこと (3時間) 【事後学習】高齢者福祉領域における心理的支援の課題をまとめること (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 片岡玲子・米田弘枝(編) 野島一彦(監) 『福祉分野 理論と支援の展開 (公認心理師分野別テキスト2)』 創元社 2019年 |
参考書 | 適宜紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:8回と15回の授業内で実施する課題を評価する(各24点)(48%)、授業参画度:毎回の授業内課題について評価する(13回×4点)(52%) 単位取得のためには、8回と15回の課題の両方を受験することが必須 対面授業に参加できないため、Zoomによる授業参加を認められた者も、出題されるテーマについての毎回のレポートおよび到達度確認のための課題の提出が必要。対面授業の受講者と同様に採点の対象となる |
オフィスアワー | 月曜日2限本館4階研究室(内藤)、またはメール等で調整してZoomで面接 |