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自然地理学の基礎

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令和2年度以降入学者 自然地理学の基礎
令和元年度以前入学者 地理学の基礎1
教員名 佐藤浩
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業8回(9~10月及び1月)と遠隔授業(オンデマンド型)7回(11月及び12月)を想定しているが,これらの授業の形態については変更があり得る。各回の授業の形態については,事前にBlackboardに掲示するので注意すること。


Blackboard ID:20224234
授業概要 自然地理学を構成する地形,気候,植生および土壌などとそれらの相互関連性について理解を深める。
授業のねらい・到達目標 講義を通じて,自然地理学に関する基礎的かつ広範囲の知識を獲得することができる。とくに系統地理学の中で自然地理学を位置づけ,自然地理学的な景観を地域スケールからグローバルスケールに至る時空間的特徴や気候区・流域などの自然地域区分について概説することができる。結果として,以下の項目の達成を目指す。

この科目は文理学部(学士(理学))のDP1,2及びCP1,2に対応しています。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,倫理的な課題を説明することができる。(A-1-1)
・日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状を概説することができる。(A-2-1)
授業の方法 授業の形式︓【講義】

対面授業では教員が登壇し,教室のスクリーンやモニタに投影されたスライドを通じて理解を深めつつ,学修する。オンデマンド授業では,Blackboardを通じて動画教材を配信するのでこれを視聴して学修する。講義期間中,講義テスト・課題を実施する。
授業に対する質疑応答および講義テスト・課題に対するフィードバックは,いずれもBlackboardを通じて⾏う。

対面授業に参加できない学生は,履修の事前にstuメールで問い合わせてください。
履修条件 クラス指定に従って受講すること。
授業計画
1 系統地理学における自然地理学の位置づけ,目的と構造 (A-1-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書の「プロローグ」「おわりに」を精読するとともに,高等学校の地理教科書に目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
2 地殻の構造とプレートテクトニクス (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のp.21, p.41, p.45, p.49-51, p.93, p.107-109, p.130-131, p.141を読む。地球の内部構造について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
3 地理情報と地図(地形図の読図) (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のpp.139-141と、『地図学』で指定した教科書のpp.18-21, pp.24-25を読む。地形図の特徴や等高線と地形との関係について把握しておく。色鉛筆を準備する。 国土地理院の地形図や“地理院地図”ホームページを閲覧し利用できるようにしておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
4 地殻変動と変動地形 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のp.14, p.21, p.41, p.45, pp.49-51, p.93, pp.107-109, p.141を読む。地震の発生機構や活断層について,地図帳,参考書やインターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
5 火成活動と火山および火山災害 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のpp.52-53, p.78-81, p.108, pp.148-151を読む。近年の火山災害について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
6 沖積平野の地形と水害 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のpp.12-14を読む。扇状地,自然堤防,三角州について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
7 海岸地形と海岸侵食 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のp.39, p.170, 214-217を読む。磯や砂浜,津波について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
8 大気の大循環と気候区分 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のpp.102-105, pp.222-223を読む。ケッペンの気候区分について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 大気循環について整理する。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
9 植生・土壌 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のp.64, pp.74-76, pp.86-89, pp.94-97, pp.106-107, pp.112-115, pp.142-143, p.181, pp.214-217, pp.222-223を読む。気候区と植生・土壌(成帯・間帯土壌)について調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
10 熱帯の気候と生活 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のpp.24-30, pp.102-107, pp.222-223を読む。熱帯の気候と植生について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
11 乾燥帯の気候と生活 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のpp.94-97, p.98-101, p.113, pp.156-159を読む。砂漠の分布や形成要因について地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
12 温帯の気候と生活 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のp.64, p.68, p.77, p.104, pp.166-167, pp.214-217, pp.222-223を読む。温帯の環境について地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
13 寒帯・極地の気候と生活 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のpp.84-87, pp.136-138, pp.142-145, pp.144-147, pp.174-177, pp.182-184; pp.222-223を読む。氷河や永久凍土について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
14 講義内容に関する理解度の確認テスト(論述)とその解説 (A-1-1), (A-2-1);石灰岩のつくるカルスト地形
【事前学習】確認テスト(論述)のため第1回から第13回までの講義内容を、各自が整理したノートで復習する。 本授業で指定した教科書のpp.62-65, pp.218-221を読む。 (2時間)
【事後学習】試験内容を振り返り,学修課題を見つける。理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
15 総括および環境問題 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】本授業で指定した教科書のpp.106-107, p.145, p.167, pp.184-185, pp.198-201を読む。地球温暖化について地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】これまでの学習内容をノートに整理する。 (2時間)
その他
教科書 松本穂高 『歩いてわかった地球のなぜ(ISBN: 978-4-634-15115-4)』 山川出版社 2017年
〇授業で使うので必ず購入すること。
〇授業では教科書の図の番号で参照させるようにするので,教科書を購入もせず学修しようとしても,地理学科の学生として必要な知識を十分に蓄積できない。
参考書 特に指定しない。
成績評価の方法及び基準 試験(30%)、Blackboardを通じた講義テスト(70%)
第14回の講義テスト(論述)と、各講義後にBlackboardを通じて⾏う講義テストや課題などをもとに総合評価します。

対面授業に参加できない学生は,Blackboard内で教員にメール送信可能な手段がありますので,履修の事前に問い合わせください。
オフィスアワー Blackboard内で教員にメール送信可能な手段がありますので,それを用いて問い合わせください。
備考 授業計画を参考にして,教科書やインターネットなどから授業前に基礎知識を獲得して準備してください。授業後は,講義内容を整理してノートにまとめる。講義内容に対する質問や意見をするようにしてください。

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