検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 地形学 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 地形学 | ||||
教員名 | 藁谷哲也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり) 遠隔授業の時,授業計画に【オンデマンド型】と記載。 blackboardコースID:20221261 |
---|---|
授業概要 | 地形とは,地球表面の凸凹(起伏)である。その地形は内的営力と外的営力とによってつくられ,時間とともに変化している。地形に関わる自然災害は,急速な地形変化の一例である。本講義では,様々な地形を対象に地形の形成と変化について理解を深める。 |
授業のねらい・到達目標 | 地形の形成と変化のしくみを理解し,基礎的な地形学の知識を獲得することができる。また,地形に関わる自然災害について,その特徴を概説することができる。加えて,経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,自己の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる。日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,自己の理解に基づいて説明することができる。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応しています。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,倫理的な課題を説明することができる。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,⾃⼰の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる。 ・⽇本及び世界諸国の⾃然環境や社会,経済,⽂化などの現状を概説することができる。 ・⽇本及び世界諸国の⾃然環境や社会,経済,⽂化などの現状および相互関係を,⾃⼰の理解に基づいて説明することができる。 日本大学教育憲章が掲げる自主創造の3つの構成要素(自ら学ぶ,考える,道をひらく)と8つの能力(倫理観,説明力,批判的思考力,問題発見・解決力,挑戦力,コミュニケーション力,およびリーダーシップ・協働力)に関連して,経験や学修から得られた豊かな地形学の知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明する能力を身に付ける。 |
授業の方法 | 授業の形式:講義 スライドや配布教材をもとに説明し,レポート作成や小テスト等も適宜実施する。授業に対する質疑応答,および小テスト・レポート等の課題に対するフィードバックは,いずれも教室あるいはBlackboardを通じて行う。対面参加が困難な学生については,教員の許可を受けてオンライン参加を認める場合がある。 |
履修条件 | 高校あるいは大学で地理,地学に関する科目を履修しているもの。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス:講義のテーマや到達目標および講義の方法について説明する。
【事前学習】シラバスを事前に確認し,地形の知識を得ておく。 (2時間) 【事後学習】BlackBoardの資料をダウンロード,印刷して不明箇所をノートにまとめる。 (2時間) |
2 |
地形のスケールと発達(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】地形名称を挙げ,その大きさをまとめる。 (2時間) 【事後学習】地形の時空間的特徴を整理する。 (2時間) |
3 |
地殻の構造とプレートテクトニクス(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】地球の内部構造についてまとめる。 (2時間) 【事後学習】プレートテクトニクスの特徴を整理する。 (2時間) |
4 |
日本の地質と地形の特徴(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】日本の山地,平野,河川の分布をまとめる。 (2時間) 【事後学習】関東ローム層について整理する。 (2時間) |
5 |
地震と変動地形(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】近年の地震災害についてまとめる。 (1時間) 【事後学習】変動地形を地形図から読図して,読図結果をレポートにまとめる。 (3時間) |
6 |
火成活動と火山および火山災害【オンデマンド型】(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】岩石の種類についてまとめる。 (2時間) 【事後学習】火山噴火の特徴を整理する。 (2時間) |
7 |
風化作用(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】身近な風化の事例について調べる。 (2時間) 【事後学習】風化と地形変化の関係を整理する。 (2時間) |
8 |
山地の地形と災害(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】山地災害についてまとめる。 (2時間) 【事後学習】地すべりと崩壊の特徴を整理する。 (2時間) |
9 |
平野の地形(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】近年の水害についてまとめる。 (2時間) 【事後学習】沖積平野の地形の特徴を整理する。 (2時間) |
10 |
海岸地形【オンデマンド型】(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】海岸侵食について調べる。 (1時間) 【事後学習】海岸地形の発達について整理し,海岸の保全についてレポートを作成する。 (3時間) |
11 |
氷河と周氷河地形(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】氷河の分布について調べる。 (2時間) 【事後学習】周氷河地形について整理する。 (2時間) |
12 |
カルスト地形(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】石灰洞窟についてまとめる。 (2時間) 【事後学習】溶食作用について整理する。 (2時間) |
13 |
第四紀の環境変動と地形発達(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】第四紀について調べる。 (2時間) 【事後学習】気候変動・海面変化と地形発達について整理する。 (2時間) |
14 |
講義内容の理解度の確認テストとその解説(A-1-2, A-2-2)
【事前学習】第1回から第13回までの講義内容を復習する。 (2時間) 【事後学習】試験内容を振り返り,学修課題を見つける。 (2時間) |
15 |
総括(これまでの復習・解説を行い,授業の理解を深める)【オンデマンド型】
【事前学習】これまでの学習内容から,疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】これまでの学習内容をノートに整理する。 (1時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 使⽤しない。講義中に適宜紹介します。 |
参考書 | 1)地学団体研究会編 『地表環境の地学-地形と土壌- (新版地学教育講座9巻)』 東海大学出版会 1998年 第2版 2)鈴木隆介 『建設技術者のための地形図読図入門-第1~4巻-』 古今書院 1997年 3)貝塚爽平 『発達史地形学』 東京大学出版会 1998年 4)池田 宏 『地形を見る目』 古今書院 2001年 5)松岡憲知ほか編 『地球環境学-地球環境を調査・分析・診断するための30章 (地球学シリーズ1)』 古今書院 2007年 松倉公憲 『地形学』 朝倉書店 2021年 講義中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題に対する内容の充実度,提出状況等を見て評価します。(40%)、授業内テスト:授業内及びブラックボードにより実施し,総合的に評価します(50%)、授業参画度:授業時間中の質問に対する回答などから評価します。(10%) 講義中に行うテストや課題レポートなどをもとに総合評価します。テストはもちろん,期限を過ぎたレポートなど提出物については評価対象外です。 |
オフィスアワー | 8号館4階A406室 水曜6時限⽬(事前連絡すること) |
備考 | ・講義内容の充実をはかるため、「地形学実験」の履修が望ましい。また,基本的に野外巡検等は行わないので,巡検を主とする他の地理学科の科目を履修することが望ましい。 ・授業計画を参考にして,参考書やインターネットなどから授業の前に基礎知識を獲得して準備する。授業後は,講義内容を整理してノートにまとめる。 ・講義内容に対する質問や意見をするようにしてください。 |