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令和2年度以降入学者 | 文化地理学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 文化地理学 | ||||
教員名 | 矢ケ﨑典隆 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 blackboardコースID:20221269 |
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授業概要 | 文化地理学の視点と方法を解説し、文化現象へ地理学的にアプローチする。 |
授業のねらい・到達目標 | 多様な地域と文化現象を読み解くためには文化地理学の方法が有効である。文化地理学の考察の枠組みとして、①自然と人間、②起源と伝播、③地域と景観、④時間と変化を設定し、具体的な事例を解説する。 このような作業を通して、次のような知識と技能を獲得することができる。 ・文化地理学の基本的な概念を説明することができる。(A-1-2:経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の倫理観を持って、倫理的な課題に向き合うことができる。) ・文化現象を地域の枠組みに即して理解することができる。(A-1-2:経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の倫理観を持って、倫理的な課題に向き合うことができる。) ・グローバリゼーションとローカリゼーションが進行する現代世界の地域像を説明することができる。(A-2-2:日本及び世界諸国の自然環境や社会、経済、文化などの現状及び相互関係を、自己の理解に基づいて説明することができる。) ・地域変化とその意味を理解することができる。(A-1-2:経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の倫理観を持って、倫理的な課題に向き合うことができる。) この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:講義 対面授業。具体的には、毎回、学習課題を提示する。参考資料をBlackboardを通じて配布する。学習成果を踏まえて、小レポートに取り組む。また、文化地理学に関するテーマを一つ選択し、自ら課題を立てて文献研究を行い、その成果を課題研究レポートとしてまとめ、最終回に提出する。なお、対面授業に参加できない学生は、Blackboardに公開する授業資料と参考資料を活用して自習し、小レポートと課題研究レポートに取り組むこと。 本授業の事前・事後学習は,合計4時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(対面授業) 授業のテーマ、到達目標、授業の方法、成績評価について解説する。文化現象への地理学的アプローチについて概説する。(A-1-2) 【事前学習】シラバスを確認し,授業全体の流れを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料を確認し、文化地理学の概要をイメージする。 (2時間) |
2 |
自然と人間(1):環境論の展開(対面授業) 人間が自然を認識する方法として、環境決定論、環境可能論、環境改変論、環境共生論について理解を深め、人間と自然との関係を認識する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
3 |
自然と人間(2):自然の認識と利用(対面授業) 環境の知覚と行動、環境への適応と環境利用、伝統的な生活と文化の形成について理解を深める。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
4 |
自然と人間(3):環境への影響(対面授業) 環境の改変と破壊、資源と産業、持続的環境利用について理解を深める。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
5 |
起源と伝播(1):農業の起源と伝播(対面授業) 農業の起源と伝播に関するカール・サウアーの議論などを紹介し、農作物や農業技術の広域な移動について理解を深める。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
6 |
起源と伝播(2):技術と産業の起源と伝播(対面授業) 製糖技術と製糖業、グリッド都市プランなどの起源と伝播の事例を紹介し、移動に伴うグローバルな動きを理解する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
7 |
起源と伝播(3):人口の国際移動と文化の伝播(対面授業) 人の移動にともな文化の伝播について、日本人移民の海外移住と日本文化の伝播を事例として概観する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
8 |
地域と景観(1):農業地域と農業景観(対面授業) 農業地域や農業景観の形成過程、農業経済の特徴と維持、そして農村の商品化などについて、日本やアメリカの事例から考える。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
9 |
地域と景観(2):都市の発展、都市の形態と構造、都市景観(対面授業) 都市の発展、形態と構造、景観について、文化地理学から解釈する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
10 |
地域と景観(3):エスニック文化地域、エスニック文化景観、エスニック文化の観光資源化(対面授業) モルモン文化地域、都市や農村のエスニック社会を紹介しながら、エスニック景観の特徴、エスニック資源の観光化について理解を深める。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
11 |
時間と変化(1):地域構造と土地利用の変化(対面授業) 地域変化における時間の概念について理解を深め、土地利用の時系列的な変化に着目する方法を紹介する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
12 |
時間と変化(2):地域変化のメカニズム(対面授業) 地域はどのように変化するのか、地域機能組織の考え方を紹介する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
13 |
時間と変化(3):地域構造図の描き方(対面授業) 地域構造図の考え方を紹介し、地域構造図の描き方を学ぶ。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
14 |
文化地理学から見たグローバル化と現代世界(対面授業) 文化地理学の視角により世界の過去・現在・将来を展望する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (2時間) |
15 |
まとめ(対面授業) 今学期の学習内容を振り返るとともに、課題研究レポートを提出する。(A-1-2) 【事前学習】第1回~第14回の学習内容を復習する。 (3時間) 【事後学習】学習内容を整理する。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない。 |
参考書 | 矢ケ崎典隆・山下清海・加賀美雅弘編 『グローバリゼーションー縮小する世界― (シリーズ地誌トピックス1)』 朝倉書店 2018年 矢ケ崎典隆・菊地俊夫・丸山浩明編 『ローカリゼーションー地域へのこだわり― (シリーズ地誌トピック2)』 朝倉書店 2018年 矢ケ崎典隆・森島済・横山智編 『サステイナビリティー地球と人類の課題― (シリーズ地誌トピックス3)』 朝倉書店 2018年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:毎回の授業の課題に関する小レポート(60%)と、学期末に提出する課題研究レポート(40%)により評価する。(100%) 授業に参加できない学生についても、小レポート(60%)と課題兼研究レポート(40%)に取り組むこと。 |
オフィスアワー | 毎週金曜日12:30~14:00(8号館5階A507) Blackboardにより質問に対応する。 |