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令和2年度以降入学者 | 地理情報システム(含実習) | ||||
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令和元年度以前入学者 | 地理情報システム(含実習) | ||||
教員名 | 関根智子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部、Zoomによる遠隔授業あり) Blackboardを通じて学習資料や課題等を配信する。 Blackboard コースID:20221263(水曜・5限) |
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授業概要 | 地理情報システム(GIS)の概念、理論について講義し、GISの諸機能の実習を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 社会における諸分野で、GISを使用した地理空間データ分析がいかに有効であるかを理解させるとともに、GISソフトウェアのArcGIS Pro(ESRIジャパン株式会社)を使用した実習を通じて、GISを使用した地理空間データの取得、処理、分析の方法を習得することを目的とする。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3、DP4及びカリキュラムポリシーCP3、CP4に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以後の入学者)では、この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3、DP4及びカリキュラムポリシーCP3、CP4、地理学科ルーブリックA-3-2、A-4-2に対応している。 ・提示された客観的な情報を基に、論理的・批判的な思考をすることができる(A-3-2)。 ・資料や事象を観察・検討して問題を発見し、解決策について考えることができる(A-4-2)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義,実習】 講義とコンピュータを使用した実習。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安としている。 提出されたレポートは、添削して返却し、学生が確認後に回収する。 対面授業に参加ができない受講生の要件:日本に入国できない留学生 代替方法については、各回、授業終了後にBlackboardのメールを通じて指示するので、指定された期日までに課題を提出する。 |
履修条件 | 開講前に学科で受講調整を行うので(ガイダンス資料参照)、決められた時限に受講すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業のテーマや到達目標、及び授業の方法(使用するシステムとその使い方など)について説明する。 GISの概念と構成、GISの利用、地図とGISについて【対面授業】 【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解すること。 (1時間) 【事後学習】授業内にできなかった場合には、ArcProライセンスを取得すること。授業を振り返り、GISの概念と構成、GISの利用、地図とGISについてまとめておくこと。 (2時間) |
2 |
地理空間データの取得(1):基盤地図情報からの取得(A-3-2:DP3,CP3)【対面授業】
【事前学習】国土地理院の基盤地図情報に関するホームページを見て、基盤地図情報のデータの種類などについてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】基盤地図情報からのデータ取得の方法について復習し、まとめておくこと。 (2時間) |
3 |
地理空間データの取得(2):国土数値情報、国勢調査小地域データからの取得、地理空間データの構造(A-3-2:DP3,CP3)【Zoomによる遠隔授業】
【事前学習】国土交通省の国土数値情報に関するホームページを見て、国土数値情報のデータの種類などについてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】国勢調査のデータについてどのような種類があるのか、また、GISでよく使用される空間単位について調べてまとめておくこと。 (2時間) |
4 |
ArcProによるデジタル地図の表示、ツールの利用(A-3-2:DP3,CP3)【対面授業】
【事前学習】第3回の授業で指示したESRIジャパン(株)のホームページを見て、ArcProについて調べてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】第3回と第4回の授業を復習して、デジタル地図の構造についてまとめておくこと。 (2時間) |
5 |
地図レイヤの処理(1):測地系と投影変換(A-3-2:DP3,CP3)【対面授業】
【事前学習】1年次の「地図学」で学んだ測地系について復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、GISでよく使用されている座標系についてまとめておくこと。 (2時間) |
6 |
地図レイヤの処理(2):距離と面積の測定(A-3-2:DP3,CP3)【対面授業】
【事前学習】第5回の授業で指示した方法でCADについて調べてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】第3回から第5回の授業を復習して、なぜGISでは、距離と面積が測れるのかについてまとめておくこと。 (2時間) |
7 |
地図レイヤの処理(3):空間検索と属性検索(A-4-2:DP4,CP4)【対面授業】
【事前学習】参考書の第12章を読んで、空間検索を使用した犯罪発生についてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】空間検索と属性検索の違いについて復習し、まとめておくこと。 (2時間) |
8 |
地図レイヤの作成:ポイントレイヤの作成、属性表の編集作業、個別属性の表示(A-4-2:DP4,CP4)【対面授業】
【事前学習】第3回の授業で説明した地理空間データについて復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】ポイントレイヤの作成、属性表の編集作業、個別属性の表示の方法について整理し、復習しておくこと。 (2時間) |
9 |
地図レイヤの処理(4):ジオプロセシング(ディゾルブ、マージ)(A-4-2:DP4,CP4)【対面授業】
【事前学習】第8回の授業で指示した方法でジオプロセッシングについてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】ディゾルブ、マージの空間処理の内容を復習し、どのような分析で使用できるかを考えてまとめておくこと。 (2時間) |
10 |
地図レイヤの処理(5):ジオプロセシング(バッファ生成、クリップ)(A-4-2:DP4,CP4)【対面授業】
【事前学習】参考書の第12章を読んでまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】バッファ生成、クリップの空間処理の内容を復習し、どのような分析で使用できるかを考えてまとめておくこと。 (2時間) |
11 |
主題図の作成(1):属性データの入力と結合(A-3-2:DP3,CP3)【対面授業】
【事前学習】参考書の第4章を読んでまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】結合について、授業で説明するリレーショナルデータベースと関連させながらまとめておくこと。 (2時間) |
12 |
主題図の作成(2):クラス分け法を用いた統計地図の作成、地理空間データの視覚化(A-3-2:DP3,CP3、A-4-2:DP4,CP4)【対面授業】
【事前学習】参考書の第1章と、第11回の授業で配布する論文のコピーを読んでまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】作成した統計地図を考察しておくこと。 (2時間) |
13 |
主題図の作成(3):地図装飾(凡例、方位、縮尺)、主題図のエキスポート(A-3-2:DP3,CP3)【対面授業】
【事前学習】地理の高校教科書の主題図(統計地図)についてと、「地図学」の地図装飾についてを読んで復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】地図装飾についてまとめておくこと。 (2時間) |
14 |
主題図の作成の課題を行い、質疑応答およびフィードバックを行う。(A-3-2:DP3,CP3、A-4-2:DP4,CP4) レポートの作成【対面授業】 【事前学習】第1回から第13回の授業を復習して、質問や意見をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業内での質問や意見に対する回答をまとめ、それらを参考にしてレポートの作成をしておくこと。 (3時間) |
15 |
授業内試験とその解説を行う。レポートを提出する。(A-3-2:DP3,CP3、A-4-2:DP4,CP4)【対面授業】
【事前学習】授業で配布した資料を読んで、GISを使用した地理空間データの取得、地図レイヤの作成と処理、主題図の作成の方法を復習しておくこと。第1回から第14回までの授業の内容を復習し、授業で作成したデータや地図、今までの【事後学習】でまとめておいたものをレポートとして完成させておくこと。 (3時間) 【事後学習】学修した内容を整理する。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 授業内容のPDFファイルを配布する。 |
参考書 | 高阪宏行・関根智子 『GISを利用した社会・経済の空間分析(修正版)』 古今書院 2007年 第2版 授業で適宜、紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(20%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%)、GIS技術の習得状況(30%) レポート、授業内テスト、授業参画度、GIS技術の習得状況などで総合的に評価する。 レポートは、授業中に提示する課題の回答内容などで評価する。 授業内テストは、第15回で実施するテストで評価する。 授業参画度は、オンライン授業の視聴状況と課題の回答・提出状況を評価する。 その他のGIS技術の習得状況は、第14回で提出するレポートの完成度などで評価する。 対面授業に参加できない要件を満たしている場合には、各回の代替方法による課題などの提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 質問等は授業終了後、またはメールを通じて受け付ける。 詳細は、第1回の授業で説明する。 |
備考 | PC(Windows)を各自で用意することを推奨している。 |