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野外調査法(含実習)

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令和2年度以降入学者 野外調査法(含実習)
令和元年度以前入学者 野外調査法(含実習)
教員名 藁谷哲也
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業(一部遠隔授業あり)
遠隔授業の時,授業計画に【オンデマンド型】と記載。

blackboardコースID:20221289
授業概要 調査対象地域について,グループごとに地形,気候,植生,歴史,伝統産業,生活環境,観光,文化などの地理的調査テーマを設定し,文献,統計,地図などの資料等の入手と分析,フィールドワーク(現地調査)を行う。
授業のねらい・到達目標 調査対象地域や調査テーマに沿った文献,資料を収集することができる。また,野外における基本的なフィールドワーク(現地調査)のスキルを獲得できる。さらに,野外調査結果を分析してまとめ,プレゼンテーション資料を作成して発表するスキルを獲得することができる。

・日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,自己の理解に基づいて説明することができる。(A-2-2)
・提示された客観的な情報を基に,論理的・批判的な思考をすることができる。(A-3-2)
・資料や事象を観察・検討して問題を発見し,解決策について考えることができる。(A-4-2)
・地理学分野の課題を整理し,その取り組み方法について考えることができる。(A-5-2)
・授業における課題を通じて議論する中で,他者を理解し,自分の考えを伝えることができる。(A-6-2)
この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1、DP3、DP4、DP5、DP6及びカリキュラムポリシーCP1、CP3、CP4に対応している。

なお,新カリキュラム(令和2年度以降の⼊学者)では,この科⽬は⽂理学部(学⼠(地理学)) のディプロマポリシーDP2~6、及びカリキュラムポリシーCP2~6に対応している。
・日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,自己の理解に基づいて説明することができる。(A-2-2)
・提示された客観的な情報を基に,論理的・批判的な思考をすることができる。(A-3-2)
・資料や事象を観察・検討して問題を発見し,解決策について考えることができる。(A-4-2)
・地理学分野の課題を整理し、その取り組み方について考えることができる。(A-5-2)
・授業における課題を通じて議論する中で、他者を理解し、自分の考えを伝えることができる。(A-6-2)
授業の方法 授業の形式:【講義,演習,実習】
グループごとに設定した調査テーマに関して事前調査を行い,その結果や現地調査の計画などの発表内容を全体で議論する。テーマは,グループ単位で調査を進めるが,受講生は各自の担当部分について主体的に取り組み,地理調査能力を修得する。授業に対する質疑応答およびレポート等の課題に対するフィードバックは,いずれも教室あるいはBlackboardを通じて行う。

2泊3日もしくは3回程度の日帰りの現地調査を実施する予定である。この現地調査は,新型コロナウィルスの感染状況を踏まえた大学の指示により変更される場合がある。現地調査実行の詳細は,授業時に説明する。

本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。対面参加が困難な講義日については,教員の許可を受けてオンライン参加を認める場合がある。
履修条件 ①開講前に学科で受講者数の調整を行うので、決められた時限・教員の授業を受講すること。
②後期の藁谷担当の「地域分析法(含実習)」を履修すること。
授業計画
1 ガイダンス:調査地域の概要について
【事前学習】シラバスを確認し、授業全体の流れを理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】第2回目以降の授業に備え、授業で説明した内容について整理し、理解しておくこと。 (2時間)
2 研究テーマの選定とグループ分け(A-5-2)
【事前学習】インターネットなどを利用して研究テーマを考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】グループごとに研究内容の詳細について話し合い、分担を決めておくこと。 (2時間)
3 文献・資料・データの収集方法について(A-3-2、A-4-2)
【事前学習】研究テーマに関する各種情報を収集しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で説明した収集方法を用いて、文献、資料、データを収集しておくこと。また、事前学習で収集した情報を選別しておくこと。 (2時間)
4 文献(従来の研究)に関する発表(1):グループA、B、C(A-2-2、A-3-2、A-4-2、A-5-2、A-6-2)
【事前学習】研究テーマに関する文献を読んで、その内容をまとめて、パワーポイントを作成して発表できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にして、発表内容を追加・修正しておくこと。また、発表したグループ以外の受講生は、発表者が述べた内容をノートに整理しておくこと。 (2時間)
5 文献(従来の研究)に関する発表(2):グループD、E、F(A-2-2、A-3-2、A-4-2、A-5-2、A-6-2)
【事前学習】研究テーマに関する文献を読んで、その内容をまとめて、パワーポイントを作成して発表できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にして、発表内容を追加・修正しておくこと。また、発表したグループ以外の受講生は、発表者が述べた内容をノートに整理しておくこと。 (2時間)
6 地理学での現地調査の方法について(A-4-2、A-5-2)【オンデマンド型】
【事前学習】現地調査にはどのような方法があるかを考えて、まとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】 研究テーマに応じた現地調査の方法を考えて、まとめておくこと。 (2時間)
7 資料・データに基づく地域概要に関する発表(1):グループD、E、F(A-2-2、A-3-2、A-4-2、A-5-2、A-6-2)
【事前学習】資料とデータから地域概要についてまとめ、発表できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にして、発表内容を追加・修正しておくこと。また、発表したグループ以外の受講生は、発表者が述べた内容をノートに整理しておくこと。 (2時間)
8 資料・データに基づく地域概要に関する発表(2):グループA、B、C(A-2-2、A-3-2、A-4-2、A-5-2、A-6-2)
【事前学習】資料とデータから地域概要についてまとめ、発表できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にして、発表内容を追加・修正しておくこと。また、発表したグループ以外の受講生は、発表者が述べた内容をノートに整理しておくこと。 (2時間)
9 現地調査の計画:グループ別に調査を計画し,現地調査の方法を議論する。(A-3-2、A-5-2、A-6-2)
【事前学習】第8回の授業を参考にして、現地調査の計画を考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論の内容を参考にして、現地調査の計画を完成させておくこと。 (2時間)
10 現地調査に関わる資料の収集【オンデマンド型】:今昔マップ、古地図、地形図、都市地図等の地図、及び論文、書籍、既刊の報告書等の文献(A-3-2、A-4-2、A-5-2)
【事前学習】補充する必要がある地図や文献を考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】収集した地図や文献を整理し、まとめておくこと。 (2時間)
11 現地調査に関わる資料の整理(A-4-2)
【事前学習】第10回と第11回で収集した資料をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】第10回と第11回で収集した資料を整理し、第9回で作成した現地調査計画に反映させておくこと。 (2時間)
12 研究テーマの進展度と現地調査計画の発表と確認:全グループ(A-2-2、A-3-2、A-4-2、A-5-2、A-6-2)
【事前学習】研究テーマについて、また、現地調査計画について発表できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業での指導や議論を参考にして、発表した内容に追加・修正をしておくこと。 (2時間)
13 現地調査用ハンドブックの作成(1):各グループの今までの研究テーマに関して調査・分析したことや現地調査計画等をまとめる。(A-2-2、A-3-2、A-4-2、A-5-2)
【事前学習】研究テーマに関して調査・分析したことや現地調査計画をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】現地調査用ハンドブックの原稿を作成しておくこと。 (2時間)
14 現地調査用ハンドブックの作成(2):印刷された原稿をまとめ、現地調査用のハンドブックを完成させる。(A-2-2、A-3-2、A-4-2、A-5-2)
【事前学習】現地調査用ハンドブックの原稿を印刷しておくこと。 (2時間)
【事後学習】完成した現地調査用ハンドブックを読んで、確認し、補足資料を準備しておくこと。 (3時間)
15 授業内容の総括【オンデマンド型】
【事前学習】これまでの学習内容を整理してまとめ,疑問点を挙げておくこと。 (2時間)
【事後学習】完成した現地調査用ハンドブックを読んで、確認し、現地調査に備えておくこと。 (1時間)
その他
教科書 指定しない。
参考書 大矢雅彦ほか編 『地形分類図の読み方・作り方』 古今書院 1998年
狩野謙一 『野外地質調査の基礎』 古今書院 1998年
その他適宜,授業中に紹介するが,地理調査や野外調査など類似の著作は多数出ているので,ウェブ等で検索して入手する。
成績評価の方法及び基準 レポート:現地調査計画書の充実度,提出状況等を見て評価します。(30%)、授業参画度:教室内での授業や野外調査の参画度を評価します。(40%)、予察調査結果の発表内容を見て評価します。(30%)
オフィスアワー 火曜日,6時限目,研究室にて実施します。
備考 現地調査の詳細は、2年生ガイダンスで配布する資料を参照すること。

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