検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 地理統計の基礎 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 地理統計の基礎 | ||||
教員名 | 森島済 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(場合により遠隔授業あり) Blackboard ID:20221260 |
---|---|
授業概要 | 地理学における調査は,空間的にも時間的にも集団を対象とするものであり,その集団としての性質や特徴を定量的に示す必要があることも多い.この様な場合に用いる基本的な統計手法の導入を本講義では行う.ここで取り上げる記述統計や推測統計の手法や考え方は,他分野においても広汎に用いられるものであるが,地理学が対象とする事象を例に挙げ,実用面についても考えていく. |
授業のねらい・到達目標 | 地理学が対象とする自然或いは社会における諸事象に対して適用可能な基礎的統計的手法と適用範囲,考え方について説明でき,幾つかの事象に対する統計的分析結果を適切に評価できるようになることを目的とする.この科目は文理学部(学士(地理学))のDP及びCPの1,2に対応しており,到達目標は以下の通りである. ・記述統計と推測統計の違いと考え方を具体例を踏まえ説明できる.(A-1-1) ・記述統計の結果を基に,集団の性質や特徴を適切に説明することができる.(A-2-1) ・母集団と標本との関係及び標本抽出における注意点について説明することができる.(A-1-1) ・基本的な推定と検定手法に関して説明し,実際のデータを用いて計算することができる.(A-2-1) ・基本的な推定,検定結果に対して,過誤を考慮した考察ができる.(A-1-1) ここの科目の上記到達目標は下記の文理学部(学士(地理学))のDP,CPのそれぞれ,1,2に対応する. ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,倫理的な課題を説明することができる.(A-1-1) ・日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの状況を概説することができる.(A-2-1) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義,演習】 地理統計に関する講義とそれに関連した演習をExcelで行いながら,授業を進める。また,内容毎に課題を与え,それに関する解答を行う. ※第1回目授業の一週間前までにBlack Board(BB)の授業コースに登録し,コース内の連絡事項等の確認を行うこと. ※事前の申し入れにより,認められた場合にはZoomでの参加を認める。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
授業内容とガイダンス:地理学における統計的見方と分析 (A-1-1) 【対面】
【事前学習】シラバスを事前に確認し,授業全体の流れを理解すること (1時間) 【事後学習】統計的手法が有効と考えられる地理事象について,具体例を複数挙げノートにまとめること (3時間) |
2 |
記述統計(データの整理方法と様々な統計的尺度)(A-2-1) 【対面】
【事前学習】初回に提示した参考書,データ,USBを準備しておくこと (1時間) 【事後学習】授業内で示した例題を解き,講義内容をノートに整理すること (3時間) |
3 |
記述統計とその計算法 (A-2-1) 【対面】
【事前学習】授業で示した統計的尺度について調べ,Excelでの計算方法を確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業内で示した例題を解き,講義内容をノートに整理すること (2時間) |
4 |
空間の記述統計1(中心と距離) (A-2-1) 【対面】
【事前学習】授業内で提示したデータを整理しておくこと (2時間) 【事後学習】授業内で示した例題を解き,講義内容をノートに整理すること (3時間) |
5 |
空間の記述統計2(集中度とちらばり) (A-2-1) 【対面】
【事前学習】空間統計に関する配付資料を熟読しておくこと (2時間) 【事後学習】授業内で示した例題を解き,講義内容をノートに整理すること (2時間) |
6 |
確率分布と地理事象 (A-1-1) 【対面】
【事前学習】様々な事象とその確率分布に関する配付資料を熟読しておくこと (1時間) 【事後学習】講義内容を踏まえ,地理事象の具体例と確率分布の関係についてノートに整理すること (3時間) |
7 |
推測統計の基礎1(標本抽出) (A-1-1) 【対面】
【事前学習】調査手法に関する配付資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】講義内容を踏まえ,具体例と標本抽出における注意点をノートに整理すること (3時間) |
8 |
推測統計の基礎2(信頼区間) (A-2-1) 【対面】
【事前学習】信頼区間に関する配付資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】授業内で示した母集団の推定に関する例題を解き,講義内容をノートに整理すること (3時間) |
9 |
推測統計の基礎3(仮説検定) (A-2-1) 【対面】
【事前学習】統計的検定に関する配付資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】講義内容や資料を基に仮説検定の考え方と手法をノートに整理すること (3時間) |
10 |
推測統計の基礎4(平均の検定) (A-2-1) 【対面】
【事前学習】平均の検定に関する配付資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】授業内で示した平均の検定に関する例題を解き,講義内容をノートに整理すること (3時間) |
11 |
推測統計の基礎5(割合の検定) (A-2-1) 【対面】
【事前学習】割合の検定に関する配付資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】授業内で示した割合の検定に関する例題を解き,講義内容をノートに整理すること (3時間) |
12 |
2変数の関連分析1(相関関係とパラメトリックな検定) (A-2-1) 【対面】
【事前学習】相関関係に対するパラメトリックな検定に関する配付資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】授業内で示した相関関係とパラメトリックな検定に関する例題を解き,講義内容をノートに整理すること (3時間) |
13 |
2変数の関連分析2(相関関係とノンパラメトリックな検定) (A-2-1) 【対面】
【事前学習】相関関係に対するノンパラメトリックな検定に関する配付資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】授業内で示したノンパラメトリック検定に関する例題を解き,講義内容をノートに整理すること (3時間) |
14 |
2変数の関連分析3(回帰分析) (A-2-1) 【対面】
【事前学習】回帰分析とその検定に関する配付資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】授業内で示した回帰分析に関する例題を解き,講義内容をノートに整理すること (3時間) |
15 |
統計分析の実践(Excelを用いた授業内試験)と解説 (A-2-1) 【対面】
【事前学習】第1回〜第14回の講義内容を例題も含め復習すること (3時間) 【事後学習】試験結果を踏まえ,理解できていない箇所について再度確認すること (1時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 使用しない |
参考書 | 授業で紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:15回目にExcelを利用して行う予定(30%)、授業参画度:例題への取り組み(70%) 授業参画度は,授業内で提示した例題への取り組みとノート整理の内容によって評価する |
オフィスアワー | 8号館5階A-504研究室 火曜日16時以降 |