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令和2年度以降入学者 | 環境地質学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 環境地質学 | ||||
教員名 | 柴原俊昭 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業 |
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授業概要 | 地質学は個体地球の物性を科学する学問である。その中でも人間生活に関わる地殻を対象とするのが「環境地質学」である。本講義では表層の地盤を対象に、その特徴・形成について学んでいく。特に地質学の基礎的考え方や知識、岩石の分類や生成、台地や低地の形成、地質学の調査方法などについて学んでいく。 Blackboard ID:20224280 |
授業のねらい・到達目標 | 現在、人間による自然環境の改変が問題になっているが、そのバックグラウンドとしての地球についての正しい認識が必要である。この授業では地球を中心に生じるさまざまな現象や、身近な生活舞台としての土地について解説する。 この授業での到達目標として、1)地質学における基本的概念・知識が理解できる(A-3-2)。2)私たちの生活舞台としての土地の形成が理解できる(A-3-2)。3)地質学と自然災害との関わりが理解できる(A-1-2)。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,自己の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる(A-1-2)。 ・提示された客観的な情報を基に,論理的・批判的な思考をすることができる(A-3-2)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 地質学の基礎および生活の舞台としての地質について解説を行っていく。まとめを兼ねた小テストを適宜実施する。小テストについては翌週に解説を行う。 対面授業に参加できない学生については、事前に申請した学生のみオンデマンド授業を認める。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
地質学の分類、地質学の必要性、授業内容の概説、評価方法の説明(A-1-2)
【事前学習】シラバスを確認し、全体の流れをつかんでおくこと。地質学とは何かを考えておくこと。 (1時間) 【事後学習】学習した内容をノートにまとめておくこと。 (2時間) |
2 |
地球の歴史と地質年代区分(A-1-2) 地球46億年の変遷と6億年間の地質年代区分の説明 【事前学習】地球の歴史について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】地球の変遷をまとめておくこと。地質年代区分を覚えておくこと。 (2時間) |
3 |
プレート運動と日本列島の地質構造(A-1-2) プレート運動の種類、プレート運動による日本列島の形成、その地質的特徴について説明。 【事前学習】プレート運動について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理し、まとめておくこと。特に日本列島の地質の特徴について大陸と比較し理解すること。 (3時間) |
4 |
地質学の基本原理(A-1-2) 地層累重の法則、堆積水平性の法則、初期連続性の法則、切断の法則などの説明。 【事前学習】地質学の基本原理について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】授業内容の整理、まとめておくこと。基本原理を使って地質形成が理解出来るようにれんしゅうしておくこと。 (3時間) |
5 |
火山活動と火成岩(A-1-2) 火成岩の生成、分類、特徴について説明。 【事前学習】火山活動について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】火成岩の分類とその特徴について理解しておくこと。 (3時間) |
6 |
堆積物環境と堆積岩(A-1-2) 堆積岩の生成、分類、特徴について説明。地層の観察の仕方について説明。 【事前学習】堆積岩について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】堆積岩の分類、特徴について理解しておくこと。 (3時間) |
7 |
断層地形(A-1-2) 断層の種類、構造、地形について説明。地形図から断層抽出の演習を行う。 【事前学習】断層について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】地形図から断層を抽出できるようにしておくこと。 (2時間) |
8 |
海水面変動と台地の形成(A-1-2) 気候変動の周期性、気候変動に伴う海水面変動、海水面変動に伴う堆積物について説明。 【事前学習】地球の気候変動について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】気候変動が堆積作用にいかに影響するか理解しておくこと。 (3時間) |
9 |
海水面変動と低地の形成(A-1-2) 後氷期の海水面変動と低地の形成について説明。 【事前学習】海水面変動と堆積物の関係を整理、まとめておく。 (1時間) 【事後学習】海水面変動と低地の形成を理解しておくこと。 (3時間) |
10 |
東京の地盤(A-1-2) 東京の地盤構造、その形成について説明。 【事前学習】東京の土地形成を調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】東京の地質構造と形成を理解しておくこと。 (3時間) |
11 |
地盤と災害(A-3-2) 最近の主な地盤災害、地質と災害について説明。 【事前学習】地盤災害について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】地盤と災害の関係について理解しておくこと。 (2時間) |
12 |
地質調査の方法 地質調査の方法について説明。地質観察の仕方について説明。 【事前学習】地質調査について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】地質調査の方法についてまとめ、理解しておくこと。 (3時間) |
13 |
クリノメーターの使い方 クリノメータの使い方を具体的に説明と演習を行う。 【事前学習】クリノメーターについて調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】クリノメーターの使い方を理解しておくこと。 (1時間) |
14 |
地形図から地盤を読む(A-1-2) 地形形成と土地条件について解説を行う。 【事前学習】地形の形成について調べておくこと。 (3時間) 【事後学習】地形から土地条件について説明できるようにしておくこと。 (3時間) |
15 |
まとめ(A-1-2, A-3-2) これまでの復習と解説を行い。理解を深める 【事前学習】これまでの授業内容を復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容の整理をしておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しない。 |
参考書 | 酒井治孝 『地球学入門』 東海大学出版 2003年 鞠子正 『環境地質学入門』 古今書院 2002年 土木学会 『地盤の科学』 講談社 1995年 藤原治、斎藤眞 『とことんやさしい地質の本』 日刊工業新聞社 2018年 第初版版 鎌田浩毅 『やりなおし高校地学』 筑摩書房 2019年 第初版版 その他の文献は授業中に紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:期末試験と小テストを合わせて評価します。(100%) 出席していることを前提に評価します。なお、8割以上の出席者を評価の対象とします。 対面授業に参加できない学生は、オンデマンド授業により、毎回課題の提出を求めます。課題の評価(100%) |
オフィスアワー | 質問は授業後、および電子メールで受付ます。アドレスについては授業時に知らせます。 オンデマンド授業での質問も電子メールで受け付けます。 |