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令和2年度以降入学者 | 測量学実習 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 測量学実習 | ||||
教員名 | 佐藤浩 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業14回,同時双方向型授業(Zoom によるライブ中継)1回。 Blackboard ID: 20224279 ・第1回から、時間割どおり対面授業である。同時双方向型授業の日程はBlackboardを通じて連絡する。 ・課題とする2つの測量のレポートの提出は必須である(「成績評価コメント」を参照)。 |
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授業概要 | 国土交通省国土地理院の測量政策調整官として測量法の法令実務を担当していた実績と、測量政策の調整と実施の経験を活かし、水準測量、基準点測量を主とした実習を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 水準測量のための電子レベルの取扱、基準点測量のためのトータルステーションの取扱に慣れるとともに、精度管理の方法を習得できます。 ・測量機器で測量したデータを基に,論理的な思考をして教員による課題を解くことができる。(A-3-3) ・測量機器で測量したデータを注意深く検討して,大誤差を排除する方法を見いだし,解決策を考案することができる。(A-4-3) この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP4に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【実習】 校内での実習を主体とする。実習のほかレポート(水準測量の往復観測差の評価、基準点測量の結果を図化)を課する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 ・対面授業に参加できない学生は,Blackboard内で教員にメール送信可能な手段がありますので,履修の事前に問い合わせください。 |
履修条件 | ・前期の「測量学」とは連動しない(すなわち、履修しない者でも、履修して単位を取得できなかった者でも受講可能である)。 ・数学を苦手とする者は、前期の「測量学」よりも本授業(「測量学実習」)のほうが取組みやすい(内容が抽象的というよりも現実的、具体的には機器を用いた各自の測量実習の結果が方眼紙の上やArcGIS Proによる地図上に図化される)。測量学実習の受講を歓迎する。 |
授業計画 | |
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1 |
水準測量(1)(原理と測量方法、観測手簿の整理方法の説明、標尺の読み方)。講義とオートレベル(測量機器)を用いた対面授業(実習)(A-3-3)
【事前学習】シラバスを読むとともに地図学(1年次前期)及び測量学(3年次前期)の復習をすること。 (2時間) 【事後学習】教科書のpp.26-27を読んで誤差の要因を理解すること。 (2時間) |
2 |
水準測量(2)(原理と測量方法、観測手簿の整理方法の説明、標尺の読み方)。講義とオートレベル(測量機器)を用いた対面授業(実習)(A-3-3)
【事前学習】教科書のpp.48-49を読んで水準測量の原理を理解すること (2時間) 【事後学習】教科書のpp.28-29を読んで最確値と残差の概念を理解すること (2時間) |
3 |
水準測量(3)(電子レベルによる往復測量)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-3-3)
【事前学習】教科書のpp.48-49を読むとともにWebで電子レベルを確認し、何が「電子」でどのような特徴があるか確認すること。 (2時間) 【事後学習】観測手簿を整理するとともに教科書のpp.49-50を読み、電子レベルに使われる標尺の特徴を理解すること。 (2時間) |
4 |
水準測量(4)(電子レベルによる観測手簿の整理と精度評価;必要に応じて再測)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-3-3)
【事前学習】教科書のpp.50-51を読んで往路と復路の観測の冗長性を確認すること。 (2時間) 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、教科書のpp.27-28とpp.50-51を読んで往復誤差の各点への配分方法を理解すること。 (2時間) |
5 |
基準点測量(1)(原理と測量方法、観測手簿の整理方法の説明)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-3-3)
【事前学習】教科書のp.33を読むとともにYou Tubeなどの動画サイトにアップされている測量器械の求心(致心)方法を把握すること (2時間) 【事後学習】測量器械の求心(致心)が実習で効率的に行えなかった理由をYou Tubeなどの動画サイトを見て学ぶこと。 (2時間) |
6 |
基準点測量(2)(トータルステーションによる測量、倍角差・観測差の計算方法の説明)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-3-3)
【事前学習】教科書のpp.34-35を読んで,従来のトランシット(セオドライト)と異なりなぜトータルステーションで距離が計測できるのか内容を把握すること。 (2時間) 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、教科書のpp.35-36を読みトータルステーションの3軸の周りの回転とその機構を理解すること。 (2時間) |
7 |
基準点測量(3)(トータルステーションによる測量、ミラーポール利用上の注意喚起)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-3-3)
【事前学習】教科書のpp.37-38を読み、トータルステーションの3軸の周りの回転に起因する定誤差と、それ以外の偶然誤差を把握すること (2時間) 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、観測を踏まえて、教科書のpp.37-38に記載の定誤差の消去(相殺)方法を理解すること。 (2時間) |
8 |
基準点測量(4)(トータルステーションによる測量、プリズム利用上の注意喚起)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-3-3)
【事前学習】教科書のp.39を読み水平軸誤差とその消去(相殺)方法を把握すること。 (2時間) 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、水平軸誤差に起因する観測値の異常を推定すること。 (2時間) |
9 |
基準点測量(5)(トータルステーションによる測量、観測手簿の点検;必要に応じて再測)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-3-3)
【事前学習】教科書のpp.38-39を読み正反観測の手順を確認すること。 (2時間) 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、対回観測の必要観測数にどのような決まりがあるかWebで調べよ。また、鉛直軸誤差がなぜ消去できないのか推定すること。 (2時間) |
10 |
基準点測量(6)(トータルステーションによる観測手簿の整理;必要に応じて再測)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-4-3)
【事前学習】教科書のpp.40-41を読み対回観測の意味を把握すること。 (2時間) 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、正反観測(倍角と較差の計算方法)と精度管理の方法を学ぶこと。 (2時間) |
11 |
基準点測量(7)(トータルステーションによる観測手簿の整理;必要に応じて再測)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-4-3)
【事前学習】Blackboardで配信するプリントを参考に距離と角度から緯距・経距の計算内容を把握すること。 (2時間) 【事後学習】配信プリントを参考に距離と角度から緯距・経距の計算方法を理解すること。 (2時間) |
12 |
基準点測量(8)(トータルステーションによる観測手簿の整理;必要に応じて再測)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-4-3)
【事前学習】Blackboardで配信するプリントを参考に距離と角度から緯距・経距の計算内容を把握すること。 (2時間) 【事後学習】配信プリントを参考に距離と角度から緯距・経距の計算方法を理解すること。 (2時間) |
13 |
基準点測量(9)(トータルステーションによる観測手簿の整理;必要に応じて再測)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-4-3)
【事前学習】Blackboardで配信するプリントを参考に距離と角度から緯距・経距の計算内容を把握すること。 (2時間) 【事後学習】配信プリントを参考に距離と角度から緯距・経距の計算方法を理解すること。 (2時間) |
14 |
基準点測量(10)(トータルステーションによる観測手簿の整理とレポート作成のヒント)。zoomを用いた遠隔授業(同時双方向)(A-4-3)
【事前学習】観測手簿に基づいて緯距・経距を計算すること。 (2時間) 【事後学習】緯距・経距から基準点の座標値を算出して縮尺し、基準点配点図を図化すること。 (2時間) |
15 |
基準点測量(11)(トータルステーションによる観測手簿の整理とレポート作成のヒント;必要に応じて再測)。講義と測量機器を用いた対面授業(実習)(A-4-3)
【事前学習】提出レポート(基準点測量)のまとめ (2時間) 【事後学習】提出レポート(基準点測量)のまとめ (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 1年生の「地図学」で購入した教科書をそのまま利用する。 |
参考書 | 大杉和由・福島博行ほか 『測量入門』 実教出版 2014年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:電子レベルによる水準測量とトータルステーションを使った基準点測量(80%)、実習に対する取組意欲(20%) オートレベルと電子レベルによる水準測量、トータルステーションを使った基準点測量の2つの測量のレポートを共に提出した者について採点する。 対面授業に参加できない学生は,履修の事前にstuメールで問い合わせてください。 |
オフィスアワー | Blackboard内で教員にメール送信可能な手段がありますので,それを用いて問い合わせください。 |