文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 数学科 > 微分積分学2(含演習)
日本大学ロゴ

微分積分学2(含演習)

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 微分積分学2(含演習)
令和元年度以前入学者 微分積分学2(含演習)
教員名 鈴木正彦
単位数    3 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 数学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業(教室での講義・演習を基本とするが、コロナの感染状況によりリモートでの授業も考慮する。)
Blackboard のコース ID :20221373
2022微分積分学2(含演習)(鈴木正彦・前・水4・金3)
授業概要 イプシロン-デルタ論法を基に極限の定義をし、数列の極限、関数の連続性に関する基本を理解する。
直感的な理解だけでなく、厳密な論理に基づいて、極限を扱えるようになることが重要である。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい・到達目標>
・アルキメデスの公理・実数の連続性に関する公理に基づいて議論を進めることができる。
・数列の極限を厳密な定義を基に理解する。
・ボルツァーノ-ワイエルシュトラスの定理の証明を理解できる.
・関数の連続性をイプシロン-デルタ論理式で理解し, 具体的問題に対して証明ができる.
・中間値定理の証明が理解できる.
・連続関数の最大値の定理の証明が理解できる.
・一様連続性を理解し、閉区間上の連続関数は一様連続であることの証明ができる。
・関数の微分を厳密な定義のもと理解できる
・微分可能関数のTaylor展開の意味を知る

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(数学))のディプロマポリシーDP3,4,6,8並びにカリキュラムポリシーCP3,4,6,8に対応している。

<日本大学教育憲章との関係>
・数理科学に基づいて学んだ知識をもとに、物事の本質を論理的、客観的に捉えることができる(A-3-2)。
・周りの人々と相互に意思を伝達することができる(A-6-1)。
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる(A-8-1)。
授業の方法 授業の形式【講義・演習】
教室での講義形式で行う。問題演習は講義の中で例を説明し、類似の問題をBlackboardなどを利用して
提出してもらう。

対面授業に参加できない場合は、担当教員に事前に許可を得てください。
その場合には、Zoom などにより参加してもらうことを検討していますが、オンデマンド教材を配信することもあります。
履修条件 原則として、「微分積分学2」の再履修者と学科により指示された者が対象です。
授業計画
1 数列の極限(ε-N論法)
【事前学習】高校で学んだ数列の極限を復習しておく (2時間)
【事後学習】講義で学んだ厳密な極限の定義をもとに予習した内容を復習する (3時間)
2 単調数列の収束性に関する定理、有界集合の上限・下限の存在定理
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】上限・下限の理解を実例を通して理解すること (3時間)
3 収束数列の実例
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】さまざまな数列の極限の証明を確かめておくこと (3時間)
4 Bolzano–Weierstrassの定理の証明、Chaucyの収束判定定理の証明
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】重要な2つの定理の証明を理解しておくこと (3時間)
5 関数の極限(ε-δ論法)
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (6時間)
【事後学習】関数の極限を厳密に理解すること (2時間)
6 関数の極限の実例
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】関数の極限を厳密に計算できること (3時間)
7 関数の連続性、指数・対数関数の定義再考
【事前学習】前回までの講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】関数の連続性をε-δ論法で正確に理解すること (3時間)
8 授業内中間テストとその解説
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】ノートを見てテストの反省をすること (3時間)
9 連続関数の「最大値の定理」、「中間値の定理」を証明する
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】証明の内容を復習すること (3時間)
10 微分の定義とその基本性質
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】微分方の厳密な定義に慣れること (3時間)
11 初等関数とその微分
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】初等関数の微分を厳密な定義をもとに理解すること (3時間)
12 合成関数・逆関数の微分
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】合成関数と逆関数の微分の原理をよく理解すること (3時間)
13 ロルの定理・中間値の定理の証明
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】部分の基本的な定理を理解しておくこと (3時間)
14 Taylor展開の証明、実例
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】Taylor展開の意味・意義を理解すること (3時間)
15 授業内期末テスト、その解説
【事前学習】前回講義の内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】ノートをもとにテストの反省をすること (3時間)
その他
教科書 教科書は特別に指定するものはないが、要望があれば授業中にいくつか紹介する。
参考書 授業中に紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業内テスト:2回実施する(40%)、授業参画度(30%)
授業参画度は演習問題へのとりくみなどを総合的に考慮します。
提出を求める課題についてはその内容を込め,授業参画度として評価します。遠隔参加でも対面参加と同様に評価します。
「授業内テスト」については別途相談致します。
A-3, A-4 の達成度は中間試験, 期末試験の解答状況にて判断し, A-5 の達成度についてはレポート提出状況にて判定する.
オフィスアワー 金曜日の2:30より
Blackboard およびメールでの連絡は常時、受け付ける。
備考 ブラックボードへの登録を忘れずに済ませてください.

このページのトップ