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令和2年度以降入学者 | 生命科学特別講義1(バイオテクノロジー) | ||||
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令和元年度以前入学者 | 生命科学特別講義1(バイオ工学) | ||||
教員名 | 中里勝芳 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 生命科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業、感染状況により、一部が対面以外の方法で実施されることがある。 Blackboard ID:20224502 |
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授業概要 | 生物や生物の機能を人間生活に役立てるためには、生物現象の理解だけでは不十分である。これは化学反応だけを理解しても何1つ化学製品を作ることができないことと似ている。この授業では主に酵素や微生物を用いて製品を作るためのバイオ工学(生物化学工学)について、基礎的な事柄を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識> ・酵素の利用方法、微生物の利用方法、バイオリアクターの種類と特徴、ファインケミカル製品の生産プロセス等を十分に理解し,説明できるようになる。 <能力> この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP2, 3, 4, 5, 8およびカリキュラムポリシーCP2, 3, 4, 5, 8に対応している。 ・現代社会における科学技術の状況や役割を理解し,国際社会が直面している問題を説明することができる(DP2-2)。 ・既存の知識にとらわれることなく,物事を論理的・批判的に説明することができる(DP3-2)。 ・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し,専門的知識に基づいて説明することができる(DP4-2)。 ・新しい問題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集することができる(DP5-2)。 ・継続的に自分の学修経験を振り返り,分析することができる(DP8-2)。 各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。 A-2(DP2・CP2):世界の現状を理解し,説明する力 A-3 (DP3・CP3): 論理的・批判的思考力 A-4 (DP4・CP4): 問題発見・解決力 A-5(DP5・CP5):挑戦力 A-8(DP8・CP8):省察力 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 スライド資料の映写と板書を併用した講義。特定の教材を使用しないが、参考になる書籍は授業で紹介する。各回の資料を授業前日までにBlackboardで配信するので利用されたい。毎回の授業で(ガイダンスを除く)授業内容に関する簡単な問題を出すので、リアクションペーパーに解答を書き提出する。対面授業に出席できない学生への対応:(1)日本に入国できない留学生などは、履修登録時に担当教員に連絡して履修の許可を得る。履修許可を得た学生はBlackboardを通じてオンデマンド型授業を受講する。(2)感染症に罹患するなどで一時的に対面授業に出席できない学生は、当該授業をBlackboardを通じてオンデマンド型授業を受講する。対面授業に出席できない学生の各回の質問に対する解答はBlackboardで提出する。「授業内テスト」はすべての受講者が受験する。対面授業に出席できない学生の「授業内テスト」の受験方法については、試験前の授業で連絡する。 受講方法(課題提出方法を含む)は該当者がいた場合に,Blackboardを通じて連絡する。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:バイオ工学の授業内容およびこの講義を履修するうえで必要な基本的な知識について話す。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、知らない言葉があったら調べておく。 (2時間) 【事後学習】講義で知った言葉について調べ、理解しておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) |
2 |
酵素工学1:酵素の分類と働き及び特性について学ぶ。
【事前学習】酵素について基本的な事柄を学習し、その働きについて考える。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】知らなかった言葉等について調べ、理解を深める。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) |
3 |
酵素工学2:酵素反応速度論について学ぶ。
【事前学習】酵素反応について基礎的な知識を得ておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】酵素反応速度論を理解し、説明できるようにする。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) |
4 |
酵素工学2:酵素の工学的利用について学ぶ。
【事前学習】酵素が実際にどのように利用されているかを調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】酵素の工学的利用についてさらに調べ理解する。「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間) |
5 |
細胞工学1:微生物の分類と特徴について学ぶ。
【事前学習】グラム陽性菌とグラム陰性菌の違いを調べておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【事後学習】種々の微生物の特性についてさらに調べ、まとめておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) |
6 |
細胞工学2:微生物の利用方法について学ぶ
【事前学習】微生物を利用して作られる物を調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】知らなかった言葉等について調べ、理解しておく。これにより「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間) |
7 |
遺伝子工学1:育種と遺伝子組み換え技術について学ぶ。
【事前学習】育種と遺伝子組み換え技術の基礎的なことを学習しておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】知らなかった言葉等について調べ、理解する。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間) |
8 |
遺伝子工学2:遺伝子操作で環境耐性植物を作る方法を学ぶ。
【事前学習】遺伝子組み換え技術の基礎的なことを学習しておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】この技術の応用について考え、自分なりの考えをまとめておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間) |
9 |
バイオリアクター1:バイオリアクターの種類と特徴について学ぶ
【事前学習】バイオリアクターの利用方法を調べまとめておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】講義で知った言葉等について調べ、理解する。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間) |
10 |
バイオリアクター2:バイオリアクターの基本設計について学ぶ。
【事前学習】バイオリアクターの種類を調べ、それらの特徴を理解する。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】各バイオリアクターの特徴を説明できるようにする。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間) |
11 |
バイオリアクター3:バイオプロセスの実際について学ぶ。
【事前学習】バイオ医薬品の製造方法について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】講義で知った方法ついて考え、理解を深める。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間) |
12 |
バイオリアクター4:ファインケミカル製品の生産プロセスについて学ぶ(その1)。
【事前学習】ファインケミカル製品について調べる。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】生産プロセスにおける問題点について考える。これにより「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間) |
13 |
バイオリアクター5:ファインケミカル製品の生産プロセスについて学ぶ(その2)
【事前学習】ファインケミカル製品について調べる。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】生産プロセスにおける問題点について考える。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) |
14 |
一連の授業内容について、疑問に思ったことや理解できなかったことについて調べる。【課題研究】
【事前学習】分からなかったことをまとめておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間) 【事後学習】学習した内容について復習し理解を深めると共に、内容を説明できるようにする。これにより「問題発見・解決力(A-4)」、「世界の現状を理解し,説明する力 (A-2)」や「挑戦力 (A-5)」を養う。 (2時間) |
15 |
「授業内テスト」を行う。試験終了後に試験の解説を行う。
【事前学習】前回までに学んだ内容を十分に理解し,説明できるようにしておく。 (2時間) 【事後学習】自身の解答内容を振り返り,学習した内容の理解度を高める(省察力(A-8))。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用せず。 |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:学期末の授業内テストの成績で講義内容の理解度や説明力を評価する。(70%)、授業参画度:毎回のレアクションペーパーの数および解答内容で評価する。(30%) ・学期末に「事業内テスト」を行い、学んだ内容の理解度および説明力の評価から、論理的・判断的思考力(A-3)を評価する。 ・「授業参画度」を評価するために、毎回の授業で出す質問への解答が書かれたリアクションペーパーを回収し、解答内容で問題発見・解決力(A-4)ならびに省察力(A-8)を評価する。 ・感染症に罹患するなどで学期末の「授業内テスト」を受けられない場合には,担当教員に連絡する。その場合,追試験の実施を検討する。また,学期を通じて対面授業に参加できない場合(「授業の方法」参照)は,対象者に個別に連絡する。対面授業の時間に配信するオンデマンド形式の講義を受講し、授業終了後10分以内に質問への解答をBlackboardを通じて提出する。 |
オフィスアワー | 授業終了後の休み時間または本館6階601生命科学科実験室に在室しているとき |