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生命科学特別講義2(食品科学)

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令和2年度以降入学者 生命科学特別講義2(食品科学)
令和元年度以前入学者 生命科学特別講義2(食品科学)
教員名 大倉哲也
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 遠隔授業 (On Line授業(Zoomを通じた同時双方向型授業)とオンデマンド授業(Blackboardを通じたスライド資料などの配信))と状況に応じて対面授業などを組み合わせる。
Blackboard ID : 20224503
授業概要 本講義では,企業の方を含む様々な食品科学分野の研究者を講師に招き,炊飯,時間栄養学,食品の商品開発,食品物性,CRISPR/Cas9,野菜収穫後生理,糖鎖,米粉パン米粉麺,乳酸菌,醤油,香料,ビール、食品微生物,放射線検出,美味しさ等についてオムニバス形式によって概説し、幅広く食品分野についての理解を深める。
授業のねらい・到達目標 <知識>
食品科学は各論に分かれているため,様々な分野で活躍する研究者および企業の方が講義を行うことで,食品・食物に関わる多様な知識を学修し,それに基づいて自分自身や他者との違いについて考えるだけでなく,周りで起きている物事について自発的に考える習慣を涵養する。これにより,いろんな場面で起きている現象に即して,既存の知識を応用しながら物事を論理的に説明することができる。また,日常生活で自分が食べている食べ物や,自分の食べ物に対する嗜好性に潜んでいる科学的問題を自ら見出し,専門的知識に基づいて説明することができるとともに,自分の経験を振り返り自分自身を分析することができる。
<能力>
この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP2, 3, 4, 5およびカリキュラムポリシーCP2, 3, 4, 5に対応している。
・現代社会における科学技術の状況や役割を理解し,国際社会が直面している問題を説明することができる(DP2-2)。
・既存の知識にとらわれることなく,物事を論理的・批判的に説明することができる(DP3-2)。
・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し,専門的知識に基づいて説明することができる(DP4-2)。
・新しい問題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集することができる(DP5-2)。

各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。
A-2(DP2・CP2):世界の現状を理解し,説明する力
A-3 (DP3・CP3): 論理的・批判的思考力
A-4 (DP4・CP4): 問題発見・解決力
A-5(DP5・CP5):挑戦力
授業の方法 授業の形式:【講義】
対面講義とOn Line配信(Zoomを通じた同時双方向型授業)により、複数の講師による講義をオムニバス形式で行う。未定の場合は、blackboardを介して、事前に連絡する。また、Zoomやメール、Blackboardの掲示板機能などを通じて、教員からのコメントを伝えるとともに「質問」や「議論」の機会を提供する。
履修条件 生命科学概論1・2と生化学1を履修していることが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス: 講義目的・内容の説明と講師紹介  【担当:大倉 哲也】
ZOOMによる双方向授業
【事前学習】食品科学とはどの様な分野か自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】この講義で学習する内容をまとめておく。 (2時間)
2 時間栄養学および老化防止食品: 時刻によって変わる食事の効果やその実験事例などについて概説する。  【担当:大池 秀明】
これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。ZOOMによる双方向授業。
【事前学習】食事の時間について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】食事と時間との関係を十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
3 食品の商品開発あれこれ: 食品の商品開発や今後の食糧需給を見据えた戦略
などについて概説する。  【担当:永井 元】
これにより「世界の現状を理解し,説明する力(A-2)および論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。blackboardによるスライド資料と課題を配信し、課題を提出。
【事前学習】今後の食糧需給について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】食糧需給の現状と今後を十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
4 食品物性と構造との相関: ガラス化技術など食品の加工技術について概説する。  【担当:萩原 知明】
食品物性に関わる構造について学習することで「問題発見・解決力(A-4)」を養う
OneDriveにて、スライド資料並びに課題を配布・提出。
【事前学習】食品加工について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】食品物性と構造との関係を十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
5 野菜収穫後生理: 野菜の生理現象と食品流通との関係や,それに関わる研究・技術開発などについて概説する。  【担当:永田 雅靖】
これにより「世界の現状を理解し,説明する力(A-2)および論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。blackboardによるスライド資料と課題を配信し、課題を提出。
【事前学習】食品流通について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】収穫後の植物の生理を十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
6 CRISPR/Cas9技術と応用: ゲノム編集を活用したトマトの成熟コントロールについて概説する。  【担当:伊藤 康博】
新しい組換え技術を知ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
日大文理学部からZOOMでの双方向配信の予定。
【事前学習】ゲノム編集について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】新しい組換え技術ついて十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
7 甘くない糖鎖の話: 糖の機能性やその応用に関する研究開発について概説する。  【担当:今場 司朗】
糖鎖についての新たな知見を得ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
日大文理学部からZOOMでの双方向配信の予定。
【事前学習】糖質や糖鎖について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】糖鎖について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
8 米粉パンや米粉麺いろいろ: 米粉特性に基づいた製パン・製麺技術について概説する。  【担当:奥西 智哉】
米粉パンや米粉麺の最新情報を得ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
日大文理学部からZOOMでの双方向配信。
【事前学習】米粉の利用について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】米粉パン・麺の最新情報ついて十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
9 老化に効果のある乳酸菌の話: 乳の構成成分の生理・生化学的性質と機能性について概説する。  【担当:高山 喜晴】
老化防止乳酸菌や機能性タンパクについて知ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
日大文理学部からZOOMでの双方向配信の予定。
【事前学習】機能性食品としての乳・乳酸菌について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】乳酸菌や機能性タンパクについて十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
10 醤油いろいろ: 醤油などの商品開発などについて概説する。  【担当:北倉 芳久】
醤油等の食品の商品開発について知ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
ZOOMでの双方向配信。
【事前学習】醤油について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】醤油の歴史や製造法について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
11 ビール概論 企業でのビールの製造・開発などについて概説する。  【担当:小林 統】
ビルの歴史や製造法について知ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
blackboardによるスライド資料と課題を配信し、課題の提出予定。
【事前学習】日ごろ見かけるビールについて自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】ビールの歴史や製造法について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
12 香料いろいろ: 香料の役割や業界で使用する技術などについて概説する。  【担当:村元 学】
香料の使われ方や歴史について知ることで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
日大文理学部からZOOMでの双方向配信。
【事前学習】香料について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】香料の使われ方や歴史について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
13 発酵食品微生物: 発酵に関わる微生物やその研究開発などについて概説する。  【担当:下飯 仁】
これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。blackboardで資料配信とミニテスト。
【事前学習】発酵食品について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】発酵に関わる微生物について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
14 放射線検出: 福島原発事故を例に食品の放射能汚染への対応や低減技術などについて概説する。  【担当:八戸 真弓】
福島後の食品検査について知ることで「世界の現状を理解し,説明する力(A-2)および論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。自宅からZOOMでの双方向配信の予定。
【事前学習】放射能汚染について自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】福島後の食品検査について十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間)
15 美味しさの科学: 何をどうやって食べるのか,美味しさの不思議について概説する。 【担当:大倉 哲也】
美味しさについて自分のことを分析することで「問題発見・解決力(A-4)」を養う。
Zoomで双方向配信。blackboardで資料配信と併用。
【事前学習】美味しさについて自身の考えをまとめておく。これにより「挑戦力(A-5)」を養う。 (2時間)
【事後学習】美味しさについて十分に理解し,説明できるようにしておく。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う (2時間)
その他
教科書 使用せず。
参考書 中島春紫 『日本の伝統 発酵の科学 (講談社ブルーバックス)』 講談社 2018年 第5版
成績評価の方法及び基準 レポート:課題についてレポートを提出 (20%)、授業内テスト:授業内小テストなど (20%)、授業参画度:授業内でのレスポンスなど (60%)
・「授業内テスト」を数回行い,学んだ内容を説明できるかどうかで論理的・批判的思考力(A-3)を評価する。
・「授業参画度」を評価するために,リアクションペーパー等を回収する。そこに書かれた内容を通して,世界の現状を理解し,説明する力(A-2),問題発見・解決力(A-4)ならびに挑戦力(A-5)を評価する。リアクションペーパーに書く内容については講義中に説明する。
オフィスアワー 質問等はそれぞれ講義終了後に受け付けます。

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