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令和2年度以降入学者 | 有機化学1 (有機分子の基礎と構造) | ||||
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令和元年度以前入学者 | 有機化学1 | ||||
教員名 | 嶋田修之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 化学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業 初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること(コースID: 20221546)。 受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 |
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授業概要 | 有機化学の基礎となる知識の習得。特に,有機分子の構造と命名,立体配座と立体異性体について学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 有機分子の混成軌道を理解し,構造と結合について説明できる。電子の移動(有機化学反応)を矢印で描写し,有機分子の共鳴構造を説明できる。有機分子を命名し,有機分子の立体配座と立体異性体について説明できる。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, 4, 8 及びカリキュラムポリシーCP3, 4, 8 に対応しています。 ・自然科学,とりわけ化学に関する情報を理解し,論理的に説明することができる。(A-3-1) ・さまざまな事象に潜む化学的問題を発見することができる。(A-4-1) ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業で分子模型を利用し,理解を深める。 課題の提出方法については授業内で提示する。 それぞれ対面参加が困難であることに対する配慮を希望する学生は、必ず事前に相談すること。 文理学部が定める基準に該当すると担当教員が認めた学生に対してのみ,補講(対面あるいは同時双方向形式による遠隔で実施)への参加を認める。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の位置付けや到達目標および授業の方法について説明する) 第1章 有機分子の構造と結合(1)(A-3, A-4, A-8)【対面】 化学構造式,共鳴構造式について 【事前学習】シラバスを確認し,授業全体の概略を把握する。教科書の化学構造式と共鳴構造式に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第1回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
2 |
第1章 有機分子の構造と結合(2)(A-3, A-4, A-8)【対面】 分子軌道について 【事前学習】教科書の分子軌道に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第2回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
3 |
第2章 構造と反応性(1)(A-3, A-4, A-8)【対面】 化学反応の描写,酸と塩基について 【事前学習】教科書の化学反応の描写ならびに酸と塩基に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第3回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
4 |
第2章 構造と反応性(2)(A-3, A-4, A-8)【対面】 アルカンの命名,アルカンの物理化学的性質について 【事前学習】教科書のアルカンの命名とアルカンの物理化学的性質に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第4回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
5 |
第2章 構造と反応性(3)(A-3, A-4, A-8)【対面】分子模型を持参すること。 アルカンの立体配座について 【事前学習】教科書のアルカンの立体配座に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第5回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
6 |
第3章 アルカンの反応(A-3, A-4, A-8)【対面】 アルカンのラジカル的ハロゲン化について 【事前学習】教科書のアルカンのラジカル的ハロゲン化に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第6回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
7 |
到達度の確認と解説 (中間試験)(A-3, A-4, A-8)【対面】
【事前学習】第1回から第6回の講義内容を復習し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【事後学習】中間試験を自己採点し,解答を誤った箇所を明確にする。 (2時間) |
8 |
第4章 シクロアルカン(1)(A-3, A-4, A-8)【対面】 シクロアルカンの命名,シクロアルカンの物理化学的性質について 【事前学習】教科書のシクロアルカンの命名とシクロアルカンの物理化学的性質に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】中間試験の解説を整理・理解する。第8回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
9 |
第4章 シクロアルカン(2)(A-3, A-4, A-8)【対面】分子模型を持参すること。 シクロアルカンの環ひずみ,シクロヘキサンのいす形配座について 【事前学習】教科書のシクロアルカンの環ひずみとシクロヘキサンのいす形配座に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第9回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
10 |
第4章 シクロアルカン(3)(A-3, A-4, A-8)【対面】分子模型を持参すること。 置換シクロヘキサンのいす形配座について 【事前学習】教科書の置換シクロヘキサンのいす形配座に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第10回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
11 |
第5章 立体異性体(1)(A-3, A-4, A-8)【対面】分子模型を持参すること。 エナンチオマー,光学活性,絶対配置について 【事前学習】教科書のエナンチオマー,光学活性,絶対配置に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第11回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
12 |
第5章 立体異性体(2)(A-3, A-4, A-8)【対面】分子模型を持参すること。 Fischer投影式,ジアステレオマー,メソ化合物について 【事前学習】教科書のFischer投影式,ジアステレオマー,メソ化合物に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第12回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
13 |
第5章 立体異性体(3)(A-3, A-4, A-8)【対面】分子模型を持参すること。 化学反応における立体化学について 【事前学習】教科書の化学反応の立体化学に該当する項目を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第13回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) |
14 |
到達度の確認と解説(期末試験)(A-3, A-4, A-8)【対面】
【事前学習】第1回から第13回の講義内容を復習し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【事後学習】期末試験を自己採点し,解答を誤った箇所を明確にする。 (2時間) |
15 |
まとめと振り返り(A-3, A-4, A-8)【対面】
【事前学習】これまでに学習した講義内容を整理する。 (2時間) 【事後学習】期末試験の解説を整理・理解する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 古賀憲司,野依良治,村橋俊一 監訳 『ボルハルト・ショアー 現代有機化学(上)』 化学同人 2019年 第8版 『HGS分子構造模型C型セット 有機化学実習用』 丸善 2017年 ボルハルト・ショアー 現代有機化学(上)は,第6版でも可。 |
参考書 | 『ボルハルト・ショアー 現代有機化学 問題の解き方 (大嶌幸一郎,小田嶋和徳,小松満男,戸部義人 訳)』 化学同人 2020年 第8版 『ボルハルト・ショアー 現代有機化学(下) (古賀憲司,野依良治,村橋俊一 監訳)』 化学同人 2020年 第8版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:中間試験・期末試験(60%)、授業参画度:課題の提出状況や解答内容(40%) 諸般の事情により授業の形態に変更が生じた場合,成績の評価の方法や基準が変わる場合があります。詳細は授業内で提示します。 対面参加が困難であることに対する配慮を希望する学生は、必ず事前に相談すること。 文理学部が定める基準に該当すると担当教員が認めた学生に対してのみ,カメラONでのZoomによる同時双方向形式で試験を行い,対面で実施する授業内テストに代える。 |
オフィスアワー | 随時(講義終了後または本館7階701) Zoomで質問に回答。 |
備考 | シラバスの内容は社会情勢や各位の理解度の状況により,変更することがあります。 第5回の講義から授業内で分子模型を使用しますので,各自で購入しておいてください。 中間試験・期末試験では分子模型の持ち込みを可とします。 |