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生物化学特論

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令和元年度以前入学者 生物化学特論
令和元年度以前入学者 基礎生物学1
教員名 垣田浩孝
単位数    2 学年 1・4 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業(一部課題研究3回。Blackboardを通じて)。初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの"連絡事項"欄に掲示するので随時確認すること。社会状況の変動等で、授業の形態等が変更される可能性があります。その場合はBlackboardあるいはe-mailを通じて連絡します。
Blackboard ID:20221574
授業概要 海藻は生物であるとともに有用な化学物質の原料でもあるため、海藻の生物化学を展開するためには海藻そのものに対する知識が必要である。そこで海藻に関する知識を得ることを目的として、当該授業では、海藻の生物としての側面と有用物質としての側面について講義する。また海藻の生物化学を実施する上で必要な分析方法についても講義する。また、産業技術総合研究所での勤務経験のある教員が、その経験を活かして、大学で習う生物化学の基礎知識を実社会での技術に展開した実例を知的財産権取得も含めて講義する。
授業のねらい・到達目標 海藻とは何かを説明できるようになることを目的とする。具体的には海藻の生物としての側面と海藻の有用物質の原料としての側面についての知識を身に付け、説明できるようになることを目的とする。また海藻を扱う上で必要な分析方法についても説明できるようになることも目的である。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP及びカリキュラムポリシーCP3, 4, 8に対応しています。

A-3-4)高度な化学知識と化学的な根拠に基づいて,自然科学に関連する諸現象を論理的・批判的に考察し,他者に説明することができる。
A-4-4)さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し,専門的な化学知識に基づいてそれに対する解決策を考え,独自に行動して解決することができる。
A-8-4)自分の実験経験を振り返り,その成果を客観的にまとめ,他社の評価や批判を受け,今後に活かすことができる。
授業の方法 授業の形式【講義】
対面授業を行う。また課題研究も行うので課題の解答は提出期限までにBlackboardを通じて提出すること。課題の解答例は次回の授業で提供するので復習すること。また対面、Blackboardあるいはe-mailを通じての質問と議論の機会を提供する。別途、課題研究については3回実施する。事情があり、対面授業に参加できない学生は事前に相談し、許可を得て遠隔授業に参加することを認める。
授業計画
1 ガイダンス(海藻とは何かを説明できるようになる知識を得るという授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】シラバスを良く読み,授業全体の流れを理解しておく。 (2時間)
【事後学習】第1回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
2 赤血球凝集素、レクチンについて講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】レクチンとは何かを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第2回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
3 海藻の赤血球凝集素について講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】海藻の赤血球凝集素とは何かを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第3回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
4 糖質化学の基礎について講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】糖の立体異性体とは何かを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第4回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
5 大学で習う生物化学の基礎知識を実社会での技術に展開するための知的財産権の基本について講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】知的財産とは何かを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第5回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
6 大学で習う生物化学の基礎知識を実社会での技術(海藻由来の生理活性物質活用技術)に展開した実例を知的財産権取得も含めて講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】現状の技術の欠点を解決するためにはどのような視点が必要かを列記しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第6回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
7 水質浄化に適した海藻について講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】魚類養殖場での水質汚染とは何かを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第7回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
8 水圏の高濃度栄養塩を海藻により低減するシステムについて講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】海藻による水圏浄化システムについて予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第8回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
9 海藻成長促進に寄与する新規人工海水開発研究について講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】海藻成長に必要な条件とは何かを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第9回授業での資料を復習しておくこと (2時間)
10 マリンバイオテクノロジー技術の中から一つ選び、その技術の説明、現状、問題点をレポートにまとめて提出する(課題研究1回目_課題Ⅰ)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】マリンバイオテクノロジーについて予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第10回授業まで資料を復習しておくこと。 (2時間)
11 海藻単糖の高感度分析について講義する。大学で習う生物化学の基礎知識を実社会での技術(生体物質の超高感度検出技術)に展開した実例を知的財産権取得も含めて講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】高速液体クロマトグラフィーについて予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第11回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
12 課題Ⅰで選択したマリンバイオテクノロジーに関する技術の問題点に対して、その問題点を解決する手段とその手段の効果をレポートにまとめて提出する(課題研究2回目_課題Ⅱ)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】技術の問題点について調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】第12回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
13 海藻由来の有用物質について講義する(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】アルギン酸とは何かを予習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第13回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間)
14 単糖の反応性について短い講義をする。その後で期末試験【資料閲覧可能】とその解説を行う(対面授業)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】これまでの授業の資料をよく復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】期末試験問題の復習をして知識を定着させること。 (2時間)
15 課題Ⅱのレポートの記載した【解決する手段】と【その効果】が分かる【実施例】と比較対象となる【比較例】をレポートに記述して提出する(課題研究3回目_課題Ⅲ)。(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】現状の問題点からどのような解決策があるかを考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】研究成果を社会での技術へ発展させる方法について復習しておくこと。 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート:課題研究での課題への解答提出状況とその内容(20%)、授業内テスト(60%)、授業参画度:授業毎の課題への解答提出状況とその内容(20%)
対面授業です。しかし対面授業の実施が困難なときは、同時双方向型授業・オンデマンド型授業・課題研究(授業に関連する文献調査や研究発案、解析等)とすることがあります。その場合は、毎週のレポート提出に加え、別途課された課題を提出することによって評価します。
オフィスアワー 対面、Blackboardあるいはe-mailを通じての質問等に直接回答するか、授業日までに資料に解説を載せる。

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