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令和2年度以降入学者 | 古典文学基礎研究2 | ||||
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教員名 | 梶川信行 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業。教室で対面で行なうことが原則だが、希望があればZOOMを使用することもある。 BlackboardコースID: 金曜2限→20221798 |
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授業概要 | 『古事記』上巻の注釈作業を行なう。 『語文』に、「教室で読む古事記神話」という注釈を連載しているが、その注釈の継続に主体的に参加する形で『古事記』を学ぶとともに、古典の注釈とはどう行なうべきものなのかを考える。 |
授業のねらい・到達目標 | 注釈とは、古典研究の出発点であり、終着点でもあると言われる。『古事記』の神話を考える上でも、その本文をきちんと理解するためには、注釈という方法が有効である。現在進めている注釈作業に、直接参加することを通して、『古事記』の本文を注意深く読み解くことができるようになることが、その目標である。また、そうした作業を通して、古典研究の基礎を身につけることも目標の一つである。 |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 校本の確認、用例の調査、語注の作成などを通して、『古事記』の上巻を慎重に読んで行く。 半期の授業では、上巻全体を読み通すことは不可能だが、語注という作業を通して、より深く読むことを求めたい。 フィードバック方法等については、授業内で指示する。 オンラインでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生,遠方に居住している学生 |
授業計画 | |
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1 |
【対面】 ガイダンス まずはBlackboardに登録し、「連絡事項」を確認すること。 諸注釈書と校本に関する説明と確認 「天地初発」を中心に 【事前学習】『古事記』の上巻を通読し、その概要を理解する。 (2時間) 【事後学習】『古事記』にはどのような注釈書があるか、図書館などで確認する。 (2時間) |
2 |
【対面】 「神世七代」の本文について、『校本古事記』で確認する。
【事前学習】「語文」162輯の注釈を読んで、疑問点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】この日確認した本文の問題点を整理する。 (2時間) |
3 |
【対面】 「おのごろ島」の注釈を考える。
【事前学習】「語文」163輯の注釈を読んで、疑問点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
4 |
【対面】 「キミ二神の結婚」の注釈を考える。
【事前学習】「語文」163輯の注釈を読んで、疑問点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
5 |
【対面】 「国生み」の注釈1 本文の校異を確認する。
【事前学習】「語文」164輯を読んで、疑問点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
6 |
【対面】 「国生み」の注釈2 書き下し文を作る。
【事前学習】「語文」164輯を読んで、疑問点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
7 |
【対面】 「国生み」の注釈3 語注を検討する。
【事前学習】「語文」164輯を読んで、疑問点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
8 |
【対面】 「神生み」の注釈1 本文の校異を確認する。
【事前学習】「語文」165輯を読んで、疑問点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
9 |
【対面】 「神生み」の注釈2 書き下し文を作る。
【事前学習】「語文」165輯を読んで、問題点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
10 |
【対面】 「神生み」の注釈3 語注を検討する。
【事前学習】「語文」165輯を読んで、問題点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
11 |
【対面】 「火神斬殺」の注釈1 本文の校異を確認する。
【事前学習】「語文」166輯を読んで、問題点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
12 |
【対面】 「火神斬殺」の注釈2 書き下し文を作る。
【事前学習】「語文」166輯を読んで、問題点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
13 |
【対面】 「火神斬殺」の注釈3 語注を検討する。
【事前学習】「語文」166輯を読んで、問題点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
14 |
【対面】 「火神斬殺」の注釈4 余滴について議論する。
【事前学習】「語文」166輯を読んで、問題点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】疑問点があれば、それについて調べ直す。 (2時間) |
15 |
【対面】 決定稿を作る。
【事前学習】複数の注釈書を読んで、疑問点を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】提出できる原稿を作成する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 学術的に信頼性の高いものであれば、何でもよい。判断がつかない場合は、メールで相談。 『語文』の注釈が手に入らない場合、希望があれば、PDFで送信する。 |
参考書 | 中村啓信 『新版古事記 現代語訳付き』 角川書店 2009年 『校本古事記』をはじめ、多くの注釈書・論文などに目を通すことになるが、それについて適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は,毎回の報告等で評価します。 対面授業に参加できない場合は、オンラインで代用し、対面参加者と同じ基準で平等に評価します。 |
オフィスアワー | 月・木・金の授業以外の時間。 メールで逐次受けつける。 |