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令和2年度以降入学者 | 日本語教育学特殊講義5 | ||||
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教員名 | 田中ゆかり | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | (1)対面授業 (2) この科目のBlackboardコースIDと「コース名称」は、20221808「2022日本語教育学特殊講義5(田中ゆかり・前・火2)」 |
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授業概要 | 日本語教育学を学ぶ上で必要な日本語と日本語社会の課題の概要と国語施策の変遷について講義と演習を通じ理解する。 文部科学大臣及び文化庁長官諮問機関・文化審議会臨時委員(国語分科会)の実務経験を持つ教員が、その経験を活かして、日本国における言語施策策定の背景について、具体的なデータを用いながら教授する。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)授業のねらい 文化庁国語課によって平成7(1995)年から毎年実施されている『国語に関する世論調査』を通じ、現代の日本語と日本語社会の課題の概要と国語施策の変遷を理解することが第一のねらいである。また、演習を通じ、調査データの読み取りやメタ分析の基本的スキルを受講者が獲得することを第二の目的とする。 (2)到達目標 近代期以降の日本国の国語施策とその変遷を理解する。 現代日本語社会における日本語と日本語社会の課題を理解する。 データの適切な読み取りと基本的な分析・解釈ができる。 トピックに従った調査の企画立案と実施ができる。 質問紙調査の設計の基本を理解する。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義,演習】 『国語に関する世論調査』の概要について公開されたデータや論文などに基づき、現代の日本語社会における日本語と日本語社会の課題と国語施策の変遷についての講義を行う。 トピックを指定した『国語に関する世論調査』や国語施策資料等を用いた調査・報告につては演習形式で行う。 最終課題は、再分析課題を発展させたレポートとする。 なお、やむを得ない事情により通学不能な遠方に居住している等の事情のある場合は、事情を聞いた上で、Zoomでの参加を認める。該当者は、初回開始前にBlackboardコースを通じ、「ツール」>「Eメール」>「すべての教員」宛に必ず連絡のこと。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(本講義の目的・概要・構成)
【事前学習】シラバスを読む Bb自己登録、Bb内の巡回 参考サイトの確認 (2時間) 【事後学習】『国語に関する世論調査』について調べる (2時間) |
2 |
『国語に関する世論調査』とは?
【事前学習】『国語に関する世論調査』サイトを閲覧する (2時間) 【事後学習】『国語に関する世論調査』を設問・選択肢の観点から整理する (2時間) |
3 |
『国語に関する世論調査』はどのようなことを調べているのか① 「言葉遣いに関する問」群について 【事前学習】『国語に関する世論調査』を設問・選択肢の観点から整理する (2時間) 【事後学習】『国語に関する世論調査』サイト閲覧し、調査トピックを整理する (2時間) |
4 |
『国語に関する世論調査』はどのようなことを調べているのか② 「敬語及び敬意表現に関する問」群について 【事前学習】『国語に関する世論調査』サイト閲覧し、調査トピックを整理する (2時間) 【事後学習】『国語に関する世論調査』サイト閲覧し、調査トピックを整理する (2時間) |
5 |
『国語に関する世論調査』はどのようなことを調べているのか③ 「漢字に関する問」群について 【事前学習】『国語に関する世論調査』サイト閲覧し、調査トピックを整理する (2時間) 【事後学習】『国語に関する世論調査』サイト閲覧し、調査トピックを整理する (2時間) |
6 |
『国語に関する世論調査』はどのようなことを調べているのか③ 「漢字に関する問」群について 【事前学習】『国語に関する世論調査』サイト閲覧し、調査トピックを整理する (2時間) 【事後学習】『国語に関する世論調査』サイト閲覧し、調査トピックを整理する (2時間) |
7 |
『国語に関する世論調査』はどのようなことを調べているのか④ 「国際化時代の日本語に関する問」「読書に関する問」群について 【事前学習】『国語に関する世論調査』サイト閲覧し、調査トピックを整理する (2時間) |
8 |
『国語に関する世論調査』における同一項目・類似項目の再分析【発表1】の担当トピックの検討
【事前学習】再分析トピックの検討と当該項目データの収集 (2時間) 【事後学習】【発表1】の準備 (2時間) |
9 |
【発表1】『国語に関する世論調査』における同一項目・類似項目の再分析①
【事前学習】【発表1】の準備 (2時間) 【事後学習】フィードバックを踏まえた【発表1】の課題まとめ (2時間) |
10 |
【発表1】『国語に関する世論調査』における同一項目・類似項目の再分析②
【事前学習】【発表1】の準備 (2時間) 【事後学習】フィードバックを踏まえた【発表1】の課題まとめ (2時間) |
11 |
『国語に関する世論調査』の新聞記事DBを用いたメタ分析【発表2】の方法解説と担当トピックの検討
【事前学習】『国語に関する世論調査』プレスリリースの閲覧 (2時間) 【事後学習】『国語に関する世論調査』に関連する新聞記事DB調査 (2時間) |
12 |
【発表2】『国語に関する世論調査』の新聞記事DBを用いたメタ分析①
【事前学習】【発表2】の準備 (2時間) 【事後学習】フィードバックを踏まえた【発表2】の課題まとめ (2時間) |
13 |
【発表2】『国語に関する世論調査』の新聞記事DBを用いたメタ分析②
【事前学習】【発表2】の準備 (2時間) 【事後学習】フィードバックを踏まえた【発表2】の課題まとめ (2時間) |
14 |
最終課題作成解説
【事前学習】【発表1】【発表2】課題まとめ (2時間) 【事後学習】最終課題作成 (2時間) |
15 |
最終課題提出と全体のふりかえり
【事前学習】最終課題作成 (2時間) 【事後学習】授業全体を通してのふりかえり (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しない。Bb「教材」から適宜資料を配布する。 |
参考書 | 『日本語学 2021夏号 特集 「国語に関する世論調査」―日本語意識の現在―」』 明治書院 2021年 主要な参考図書は初回ガイダンス時に、各回に関連したものについてはその回で紹介する。 『日本語学』は、図書館、学生室等にも配架されており、電子版も販売されている。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度:課題へのとりくみ、発表、討議への参加など(50%) 最終課題は【発表1】【発表2】を増補改訂したものを予定している。 やむを得ない事情によりオンライン参加を許可された履修者の成績評価の方法及び基準は対面授業によるものに同じ。 |
オフィスアワー | 授業前後。 個別の相談・質問については、メール等予約の上、方法・日時を調整する。 |
備考 | 【参考サイト】 『国語に関する世論調査』 文化庁:ホーム > 統計・白書・出版物 > 統計・調査研究等 > 国語に関する世論調査 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/index.html 国語施策 文化庁:ホーム > 政策について > 国語施策・日本語教育 > 国語施策 https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/index.html |