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中国文学特殊研究2

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令和2年度以降入学者 中国文学特殊研究2
教員名 神谷まり子
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 中国学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業
Blackboard コースID : 20224780
授業概要 中国近現代文学における乗り物の描写に関する研究を行う。中国語で書かれた文学作品と、その作家に関わる文学状況について親しむと同時に、文学のなかで自動車や汽車などの近代テクノロジーが作品においてどのような意味を持つのか、考える。
授業のねらい・到達目標 自動車や汽車の描写が含まれる中華民国期の小説を読み、作品や作家を取り巻く環境や、掲載メディアの性質などを細かく参照しながら、モダニティと文学作品の関係性について考え、討論・発表ができる。
本科目は文理学部(修士(文学))のディプロマポリシーDP1およびカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の方法 授業の形式:演習
学生とともにテーマに関する先行論文を精読する。
発表等に関するフィードバックは適宜授業のなかで行う。
なお、対面授業に出席できない場合、以下の要件を満たす学生はZoomでの参加を認める。
要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生
授業計画
1 ガイダンス・表象と文学(授業のテーマや到達目標および授業方法について説明する)
【事前学習】研究テーマを具体的に考えておく (2時間)
【事後学習】授業の内容を受け、研究テーマとの関連性について検討する (2時間)
2 近代と乗りもの(概説1・『鉄道旅行の歴史』について)
【事前学習】V.シヴェルブシュ『鉄道旅行の歴史』の内容を確認しておく (2時間)
【事後学習】V.シヴェルブシュ『鉄道旅行の歴史』の内容をまとめる (2時間)
3 近代と乗りもの(概説2・先行研究の調査)
【事前学習】近代と乗りものに関する先行論文を調べる (2時間)
【事後学習】近代と乗りものに関する先行論文を読んでおく (2時間)
4 近代と乗りもの(概説3・先行研究を読む)
【事前学習】近代と乗りものに関する先行論文について発表できるように準備する (2時間)
【事後学習】発表の内容を再検討する (2時間)
5 テキストを読む(作品研究)
【事前学習】作家・作品について、文学史の記述を確認しながら、乗りもの表象を考える (2時間)
【事後学習】作家・作品について、乗りものの表象を中心にまとめる (2時間)
6 乗りものの病理学①事故
【事前学習】乗りもの事故に関する文献を読んでおく (2時間)
【事後学習】乗りもの事故について論点を整理しておく (2時間)
7 乗りものの病理学②身体
【事前学習】乗りものと身体に関する文献を読んでおく (2時間)
【事後学習】乗りものと身体について論点を整理しておく (2時間)
8 乗りものと「読む」行為①読者
【事前学習】乗りものと「読む」行為(読者)に関する文献を読んでおく (2時間)
【事後学習】乗りものと「読む」行為(読者)について論点を整理しておく (2時間)
9 乗りものと「読む」行為②読書
【事前学習】乗りものと「読む」行為(読書)に関する文献を読んでおく (2時間)
【事後学習】乗りものと「読む」行為(読書)についての論点を整理しておく (2時間)
10 乗りものと女性①ジェンダー
【事前学習】乗りものと女性に関する文献を読んでおく (2時間)
【事後学習】乗りものと女性について論点を整理しておく (2時間)
11 乗りものと女性①恋愛の空間
【事前学習】乗りものと恋愛表象に関する文献を読んでおく (2時間)
【事後学習】乗りものと恋愛表象について論点を整理しておく (2時間)
12 作品研究①
【事前学習】作品における乗りもの表象を検討する (2時間)
【事後学習】作品における乗りもの表象をまとめる (2時間)
13 作品研究②
【事前学習】作品における乗りもの表象について発表する準備をする (2時間)
【事後学習】作品における乗りもの表象についてレポートを執筆する (2時間)
14 作品研究③
【事前学習】レポートの論点を確認する (2時間)
【事後学習】レポートを確認する (2時間)
15 学習のまとめと課題
【事前学習】学習のまとめと課題を検討する (2時間)
【事後学習】今学期の学習内容を復習する (2時間)
その他
教科書 『なし』
参考書 張恨水 『平滬通車』 百新書店 1941年
V.シヴェルブシュ 『鉄道旅行の歴史』 法政大学出版局 1982年
成績評価の方法及び基準 授業参画度:発表およびディスカッションへの取り組みで評価する(100%)
対面授業に参加できない場合の要件を満たし、Zoomで参加をした場合、課題の提出により評価する。
オフィスアワー 月曜の昼休み(研究室)、またはBlackboardを通じて連絡すること。

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