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令和2年度以降入学者 | 学校論研究2 | ||||
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教員名 | 北野秋男 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合にはBlackboardを通じた学習資料配信やzoomを利用した授業を行います。課題は、シラバス上に明記しますが適宜、授業内でも説明します。追加の課題や資料、変更点などがある場合も同様です。 授業形式の基本は、「戦後からの学力論争の比較研究」です。戦後から現代までの学力に関する理論や原理を学びます。テキストは松下佳代編『〈新しい能力〉は教育を変えるか』(ミネルヴァ書房)と山内乾史・原清治『日本の学力問題(上・下)』(日本図書センター)を読んで、2回(7回目・13回目)の課題レポートを、対面式授業で報告してもらいます。各自、自分の報告する内容に関する課題レポートを提出します。何か特別な事情があれば、課題の提出は、最終回でも認めます。また、テキストの入手、関連資料は授業で配布します。なおテキストは購入する必要はありません。 |
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授業概要 | 「戦後からの学力論争の比較研究」を行います。戦後から今日まで、日本では様々な学力論争がありました。「基礎学力論争」「計測可能学力」「学力と人格」「新学力観」「学力低下」などに代表される学力論争は、イデオロギー的な側面も強く持つものでした。本授業では、こうした学力論争や学力の考え方を理解した上で、主なる教育学研究者の学力論を比較検証してみたいと思います。受講者の皆さんは、戦後から今日までの著名な教育学者の学力論を取り上げ、報告し、最後にはレポートとして提出します。学力に関する理解を深めることが目的です。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、戦後の現代までの学力論を取り上げ、時代的な背景なども確認しながら、著名な教育学者による学力論の内容や問題点を比較・検証します。特に、学力論争の概要を理解した上で、個別に著名な教育学者の学力論の内容を各自が報告することを求めます。到達目標は、テーマに基づいて、自分で文献を調べ、収集し、レジュメを作成し、報告することです。大学院の修士課程に求められる基本的な能力を身に着けることも目標にします。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義、演習】 授業の方法は、原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合にはBlackboardを通じた学習資料配信やzoomを利用した授業を行います。戦後の現代までの学力論を取り上げ、学力論争に関する基本文献の購読を行いながら、担当する教育学者を決めて、各自が自由に調べ報告することを求める。基本文献を購読しながら、文献を自分で調べ、収集し、発表用のレジュメを作成する。基本文献は、テキストを使う予定であるが、それ以外にも関連資料を配布します。レジュメに基づいて意見交換、討論します、報告する内容は、学力論の特徴を社会的な背景なども加味して報告して頂きます。報告したレジュメは、最後には完成原稿として提出します。 【対面授業に参加できない学生の代替方法、要件】 (1)zoomでの参加を認める要件;日本に入国できない留学生、遠方に居移している学生、その他特別の事情の有る者 (2)対面授業に参加できない場合:zoomで参加し、Bbに配信する課題を提出する。 |
履修条件 | 特になし。留学生は大歓迎。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマ・内容・方法・評価について説明。事前学習・事後学習、質問などある場合の連絡方法など
【事前学習】シラバスをよく読み、授業内容をよく理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
2 |
「学力」に関する基本事項を教育学辞典を使って確認する。
【事前学習】各自が事典を調べ、学力に関する定義や理論的内容を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
3 |
松下佳代編『〈新しい能力〉の講読(「基礎学力論争」「計測可能学力」)。
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
4 |
松下佳代編『〈新しい能力〉の講読(「学力と人格」)。
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
5 |
松下佳代編『〈新しい能力〉の講読(「新学力観」)。
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
6 |
松下佳代編『〈新しい能力〉の講読(「学力低下論」)。 「対面式授業」1章~3章までの報告 【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) |
7 |
第1回課題レポートの提出:戦後の学力論争からトピックを2つ取り上げ、対立する考え方をまとめる。3,200字程度(A4・2枚以内、40字X40行に設定)
【事前学習】課題レポートの草稿を作成し、提出する。 (2時間) 【事後学習】草稿を点検し、完成原稿を作成する。 (2時間) |
8 |
第1回課題レポートの完成原稿を提出する。
【事前学習】課題レポートの完成原稿を作成し、提出する。 (2時間) 【事後学習】完成原稿から、さらなる学習の発展や興味ある課題を見つけ出す。 (2時間) |
9 |
山内乾史・原清治『日本の学力問題(上・下)』から一人の論文を選び、報告する。
【事前学習】レジュメを作成し、報告する。 (2時間) 【事後学習】レジュメを点検し、課題レポートの作成準備を行う。 (2時間) |
10 |
山内乾史・原清治『日本の学力問題(上・下)』から一人の論文を選び、報告する。
【事前学習】事レジュメの修正と課題レポートの作成。 (2時間) 【事後学習】レジュメの修正と課題レポートの作成。 (2時間) |
11 |
山内乾史・原清治『日本の学力問題(上・下)』から一人の論文を選び、報告する。
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
12 |
山内乾史・原清治『日本の学力問題(上・下)』から一人の論文を選び、報告する。
【事前学習】事前に配布したテキストを読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
13 |
第2回課題レポートの提出:報告内容を基に、課題レポートを作成する。 3,200字程度(A4・2枚以内、40字X40行に設定) 【事前学習】課題レポートの草稿を作成し、提出する。 (2時間) 【事後学習】草稿を点検し、完成原稿を作成する。 (2時間) |
14 |
第2回課題レポートの完成原稿を提出する。
【事前学習】題レポートの完成原稿を作成し、提出する。 (2時間) 【事後学習】完成原稿から、さらなる学習の発展や興味ある課題を見つけ出す。 (2時間) |
15 |
総括と今後の学習課題の検討。今後の学習テーマの検討。
【事前学習】今後の研究計画の内容を検討し、プラン化する。 (2時間) 【事後学習】授業全体の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 松下佳代編 『『〈新しい能力〉は教育を変えるか』』 ミネルヴァ書房 2010年 第1版 山内乾史・原清治 『『日本の学力問題(上・下)』』 日本図書センター 2010年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業参画度:授業内報告、質疑応答、ミニレポートの提出など(60%) 授業への出席、平常点、課題報告の内容などを総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 授業開始前と終了後。その他は、個別に対応。事前にメールにて連絡を下さい。(kitano@chs.nihon-u.ac.jp) |