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令和2年度以降入学者 | 比較教育学研究1 | ||||
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教員名 | 間篠剛留 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(感染拡大状況等によってはオンライン授業に切り替える場合もある。その際にはBlackboardを通して通知する) |
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授業概要 | 「比較教育学研究1・2」共通の内容: 「コロナ禍以後の高等教育の課題と可能性を考える」 コロナ禍によって高等教育のあり方が大きく揺らいでから丸2年が経過した。対面での授業が行えない中で何ができるかという模索が積極的に行われ、オンラインでの教育活動の試みは爆発的に増加した。それらに関する研究も蓄積されてきている。本科目ではそれらの成果も踏まえて、コロナ禍以後の高等教育の課題と可能性を改めて検討する。 最終的には、10月に文理学部キャンパスで開催予定の特別セッションで研究成果を発表するとともに、実践報告または論文を執筆し投稿することを目指す。 また、各人の関心に基づく個人研究発表の機会も設ける。 「比較教育学研究1」の内容: 学期当初はAAC&U(アメリカ・カレッジ大学協会)の刊行物をもとに、コロナ禍以後の高等教育に関する論点を把握する。そのうえで、より焦点化したテーマを設定して先行研究を検討し、調査・分析を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 高等教育に関する現代的な議論を世界的な視野で収集し、吟味し、それに基づいて自分なりの新たな議論を展開できるようになることをねらいとしている。より具体的な到達目標は以下の通り。 ・文献をもとに、特定テーマの概要をわかりやすく説明することができる ・特定テーマの先行研究を適切に集めることができる ・先行研究を読み解き、評価するとともに、その傾向をまとめることができる ・先行研究の批判的分析をもとにして自分なりの課題設定ができる ・課題設定に基づいて調査・分析を行うことができる |
授業の方法 | 授業の形式:ゼミ 最初の数回は教員が指定した文献を全員で読み込む。その後は、先行研究の収集、課題設定、調査・分析を学生主体で(主に授業外で)行い、それらについての相互検討を授業内で行う。 対面授業に参加できない場合、担当者に事前に連絡した上で、Zoomにて参加すること。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション(授業のテーマや到達目標及び授業の方法についての説明)及び各人の研究関心の紹介
【事前学習】自身の研究テーマについて説明準備を行う。 (2時間) 【事後学習】コロナ禍以降の高等教育に関する先行研究を収集する (2時間) |
2 |
リベラル・エデュケイションとは何か
【事前学習】AAC&U. (2020)を読む (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
3 |
コロナ禍における高等教育論(1)オンライン教育に関する議論
【事前学習】各自担当文献を読み込み、他の履修者に紹介する準備を行う (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
4 |
コロナ禍における高等教育論(2)オンライン教育以外の議論
【事前学習】各自担当文献を読み込み、他の履修者に紹介する準備を行う (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
5 |
日本における先行研究の検討(1)先行研究の傾向
【事前学習】先行研究リストを作成し、そのうち特に重要だと考えられるものについて、概要をまとめる (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
6 |
日本における先行研究の検討(2)方法論の検討
【事前学習】指定文献を読む (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
7 |
研究方法の検討
【事前学習】先行研究をもとに、研究の方法を考える (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
8 |
個人研究発表(1)
【事前学習】個人研究発表の準備 (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
9 |
個人研究発表(2)
【事前学習】個人研究発表の準備/振り返り (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
10 |
個人研究発表(3)
【事前学習】個人研究発表の準備/振り返り (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
11 |
中間発表
【事前学習】発表の準備 (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
12 |
関連文献の検討(1)
【事前学習】各自担当文献を読み込み、他の履修者に紹介する準備を行う (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
13 |
関連文献の検討(2)
【事前学習】各自担当文献を読み込み、他の履修者に紹介する準備を行う (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
14 |
関連文献の検討(3)
【事前学習】各自担当文献を読み込み、他の履修者に紹介する準備を行う (2時間) 【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間) |
15 |
総合討論
【事前学習】発表内容の修正 (2時間) 【事後学習】本科目の学習内容を修士論文・博士論文の執筆につなげることを検討する (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 第二回の課題文献は以下の通り。 ・AAC&U. (2020). What Liberal Education Looks Like: What It Is, Who Its' for, and Where It Happens.(https://www.aacu.org/publication/what-liberal-education-looks-like-what-it-is-who-its-for-and-where-it-happensからダウンロード可能) その他の文献は候補を適宜示して履修者が選ぶ、あるいは学生自身が探して決定する。 |
参考書 | University of Chicago Press, The Chicago Manual of Style, University of Chicago Press, 2017, 17 edition ケイト・L・トゥラビアン 『シカゴ・スタイル 研究論文執筆マニュアル』 慶應義塾大学出版会 2012年 Wayne C. Booth, et. al. ed, The Craft of Research: Chicago Guides to Writing, Editing, and Publishing, University of Chicago Press, 2016, 4 edition ウェイン・C・ブースほか『リサーチの技法』ソシム 2018年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(100%) 授業参加度は、以下の観点で評価を行う。 ・担当回の授業のリード(先行研究の適切な収集、適切な理解と評価、適切な課題設定、丁寧な調査・分析):40% ・それ以外の回の授業の参加度(発表等の批判的検討、建設的提案等):60% |
オフィスアワー | 火曜日 13:30-14:30 間篠研究室 メールの場合は初回授業で案内するメールアドレス宛に送ること |