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令和2年度以降入学者 | 福祉分野に関する理論と支援の展開 | ||||
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教員名 | 内藤佳津雄/鏡直子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 心理学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業で行う Blackboard コースID: |
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授業概要 | 【公認心理師必修科目】 福祉分野(児童福祉、高齢者福祉、障害者児福祉)における公認心理師の役割・支援方法について、理論および実践的な展開を学ぶ ・高齢者福祉分野については、高齢者福祉行政に関する実務経験者が担当し、高齢者福祉の制度・支援について実務経験をもとに講義・演習を行う ・児童福祉・障害者児福祉分野については、児童福祉・障害者児福祉領域での心理支援に関する実務経験者が担当し、児童福祉、障害者児福祉領域の制度と支援について、実務経験をもとに講義・演習を行う |
授業のねらい・到達目標 | 福祉分野(児童福祉、高齢者福祉、障害者福祉)において実践されている心理的支援について以下の到達目標をめざす (1)背景となる制度や理念について説明できる (2)支援の対象者についての理解を深め、障害の特性と心理的課題について説明できる (3)こうした知識に基づき、対象者への心理的支援の方法、多職種連携、地域での支援等についての議論に参加し、自分の考えを説明できる |
授業の方法 | 授業の形式:【講義,演習】 対面授業で講義により制度、支援対象者像、支援方法等について理解を図り、その後講義内容の応用が必要な事例課題等についての演習を行い、実践的な応用力を養成する ・毎回の授業内課題・授業後課題については、Blackboardを通じて期限までに提出すること ・課題の解答や解答のポイントは翌週に解説する ・質問は授業内課題とともにBlackboardに入力可能であり。その回答は翌週解説を行う 高齢者福祉については第7回、児童福祉・障害者児福祉については第15回にまとめの課題を実施するとともにレポート課題を出題する。レポート課題に関するフィードバックはBlackboard上で行う ・対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす者はZoomでの参加を認める(初回の授業までにBlackboardを通じて登録することが必要) 1)Zoomでの参加を認める条件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生 2)授業への参加方法:Zoomでの授業を受講し、課題については対面授業と同じ期限までにBlackboardに提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
科目ガイダンス・福祉分野の制度概要と心理職の役割(対面授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】老人福祉法・介護保険法・児童福祉法・障害者総合支援法の概要を調べる (2時間) 【事後学習】福祉分野における心理職の役割についてまとめる (2時間) |
2 |
高齢者福祉分野の理論と支援の展開(1)認知症支援の理解(対面授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】認知症について調べる (2時間) 【事後学習】授業で扱った認知症の理解と支援について再度検討する (2時間) |
3 |
高齢者福祉分野の理論と支援の展開(2)認知症の理解とアセスメント(対面授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】MMSEについて調べる (2時間) 【事後学習】授業で扱った認知症のアセスメントについて再度検討する (2時間) |
4 |
高齢者福祉分野の理論と支援の展開(3)認知症支援の事例検討(対面授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】認知症の中核症状と周辺症状について調べる (2時間) 【事後学習】授業で扱った認知症支援の事例について再度検討する (2時間) |
5 |
高齢者福祉分野の理論と支援の展開(4)高齢者の地域支援と多職種連携の事例検討(対面授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】高齢者福祉分野の他の専門職について調べる (2時間) 【事後学習】授業で扱った地域支援と多職種連携について再度検討する (2時間) |
6 |
高齢者福祉分野の理論と支援の展開(5)虐待に関する制度と家族支援の理解(対面授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】高齢者虐待防止法の概要について調べる (2時間) 【事後学習】授業で扱った高齢者虐待の制度と家族支援について再度検討する (2時間) |
7 |
高齢者福祉分野の理論と支援の展開(6)高齢者保険福祉制度の歴史とQOLの理解(対面授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】老人福祉法と介護保険法の概要を調べる (2時間) 【事後学習】高齢者政策の今後と心理的支援の役割について考察する (2時間) |
8 |
高齢者福祉分野の理論と支援の展開(7)高齢者支援に関する総合的な事例検討と到達度の確認(対面授業) 担当者:内藤佳津雄
【事前学習】ここまで授業で扱った内容について、再度検討する (1時間) 【事後学習】高齢者やその関係者への支援事例について考察する(レポート課題) (3時間) |
9 |
児童福祉分野の理論と支援の展開(1)児童福祉における心理職の役割(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】子どもに関する社会問題としてどのようなものがあるか調べること (2時間) 【事後学習】心理職としてどのように子どもの社会問題に関われるか考えること (2時間) |
10 |
児童福祉分野の理論と支援の展開(2)定型発達と発達段階に沿った具体的対応(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】児童の定型発達について調べておく (2時間) 【事後学習】児童の認知発達とそれに沿った対応についてまとめる (2時間) |
11 |
児童福祉分野の理論と支援の展開(3)発達のアセスメントについての知識と理解(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】知能検査・発達検査について学んでおく (2時間) 【事後学習】発達のアセスメントについてまとめる (2時間) |
12 |
児童福祉分野の理論と支援の展開(4)発達障害児者とその家族への対応(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】発達障害について学んでおく (2時間) 【事後学習】発達障害児とその家族への支援についてまとめる (2時間) |
13 |
児童福祉分野の理論と支援の展開(5)児童相談所における業務に関する知識と理解(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】児童相談所の役割について調べておく (2時間) 【事後学習】児童虐待と社会的養護、愛着形成についてまとめる (2時間) |
14 |
児童福祉分野の理論と支援の展開(6)学校における複合的問題に関する事例検討(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】スクールソーシャルワークについて調べておくこと (2時間) 【事後学習】学校内での心理職の役割について再考すること (2時間) |
15 |
児童福祉分野の理論と支援の展開(7)児童福祉分野における多職種連携のあり方と到達度の確認(対面授業) 担当者:鏡直子
【事前学習】心理職が連携しうる専門職について調べること (1時間) 【事後学習】多職種連携の意義についてまとめること (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 片岡玲子・米田弘枝(編) 野島一彦(監) 『福祉分野 理論と支援の展開 (公認心理師分野別テキスト2)』 創元社 2019年 |
参考書 | 適宜紹介する |
成績評価の方法及び基準 | レポート:7回と15回の授業における到達度確認のための課題レポート(2回×24点)(48%)、授業内テスト:7、15回を除く毎回行う課題(13回×4点)(52%) 担当教員がそれぞれ評価を行い、その合計点で評価する 7回と15回の課題レポートは必須。 対面授業に参加できないため、Zoomによる授業参加を認められた者も、出題されるテーマについての毎回のレポートおよび到達度確認のための課題の提出が必要。対面授業の受講者と同様に採点の対象となる |
オフィスアワー | 月曜日2限本館4階研究室(内藤)、またはメール等で調整してZoomで面接 |