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令和2年度以降入学者 | 心理支援に関する理論と実践(心理支援演習) | ||||
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教員名 | 依田麻子/松浦隆信・畦地良平 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 心理学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 一部遠隔授業を含む 授業の形態などは各担当教員によって異なるので、Blackboardを介した指示を仰ぐこと。 Blackboard ID :20221908 |
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授業概要 | 公認心理師として相談・助言・指導などの心理支援を展開するにあたり具有すべき各種支援技法について理論学習の他、ロールプレイや事例検討を用いて実践で活用可能なレベルで習得する。臨床心理士・公認心理師資格を有する教員(畦地良平・松浦隆信)は実務経験も活かして、指導を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 心理支援に用いられる各種技法の内容を具体的に理解できる。 技法を適用するための事前の見立て(ケース・フォーミュレーション)を適切に行える。 事例に応じた技法の選択・調整が適切に行える。 |
授業の方法 | 【講義,演習】3名の担当教員がそれぞれ準備した内容に即して理論学習やロールプレイ、事例検討を進める。 技法習得には相応の時間が必要なため、事前学習・事後学習は各担当教員の指示に即して確実に実施すること。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。 課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。 なお、対面授業に参加できない場合は、Zoomによる遠隔媒体を併用して対面参加している学生とのコミュニケーションが図れるように配慮し、対面授業同等の授業内容を担保する。また、その際の授業資料についてはBlackboard経由で手元に届くよう配慮する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス・行動論・認知論に基づく心理療法の変遷を理解する(担当:依田麻子) 遠隔授業 (Zoom)
【事前学習】行動療法の歴史を調べる (2時間) 【事後学習】配布資料の復習 (2時間) |
2 |
行動論・認知論に基づく心理療法の理論と方法(1)行動療法(担当:依田麻子)遠隔授業 (Zoom)
【事前学習】行動論に基づく心理療法の理論を調べる (2時間) 【事後学習】配布資料の復習 (2時間) |
3 |
行動論・認知論に基づく心理療法の理論と方法(2)認知療法・認知行動療法(担当:依田麻子)(対面授業)
【事前学習】認知論に基づく心理療法の方法を調べる (2時間) 【事後学習】配布資料の復習 (2時間) |
4 |
行動論・認知論に基づく心理療法の実践(1) リラクゼーション法 (担当:依田麻子)(対面授業)
【事前学習】リラクゼーションの技法について調べる (2時間) 【事後学習】配布資料の復習 (2時間) |
5 |
行動論・認知論に基づく心理療法実践(2)暴露反応妨害法,ソーシャルスキルズ トレーニングなど(担当:依田麻子)(対面授業)
【事前学習】暴露反応妨害法,ソーシャルスキルズ トレーニングについて調べる (2時間) 【事後学習】配布資料の復習 (2時間) |
6 |
面接による支援方法の理論的理解 パーソンセンタードアプローチを中心とした面接技法の理論的理解 (担当:畦地良平) (対面授業) 【事前学習】配布資料に基づき、面接法の概要を理解してくる (2時間) 【事後学習】授業でのロールプレイを振り返り、練習をする (2時間) |
7 |
支援方法の選択・調整を行うための基本的面接法(1) マイクロ・カウンセリングを中心とした面接技法の実技練習 (担当:畦地良平) (対面授業) 【事前学習】配布資料に基づき、面接法の概要を理解してくる (2時間) 【事後学習】授業でのロールプレイを振り返り、練習をする (2時間) |
8 |
支援方法の選択・調整を行うための基本的面接法(2) 個別面接技法を総合的に用いた実技練習 (担当:畦地良平) (対面授業) 【事前学習】配布資料に基づき、面接法の概要を理解してくる (2時間) 【事後学習】授業でのロールプレイを振り返り、練習をする (2時間) |
9 |
4支援方法の選択・調整を行うための基本的面接法(3) グループ・アプローチにおける面接技法の理論と実技練習 (担当:畦地良平) (対面授業) 【事前学習】配布資料に基づき、面接法の概要を理解してくる (2時間) 【事後学習】授業でのロールプレイを振り返り、練習をする (2時間) |
10 |
5特性や状況に応じた支援方法 6-9回で学んだ支援方法を用いた応用的場面での練習。学習成果の確認を行う。(担当:畦地良平) (対面授業) 【事前学習】配布資料に基づき、6−9回の復習をしてくる (2時間) 【事後学習】授業でのロールプレイを振り返り、練習をする (2時間) |
11 |
事例の見立て(ケース・フォーミュレーション)の概要(担当:松浦隆信)(対面授業)
【事前学習】参考書『カウンセリングの理論』第2章を一読し、力動論の概要を把握する。 (2時間) 【事後学習】参考書を復習し、力動論における各理論の定着を図る。 (2時間) |
12 |
⾏動論・認知論に基づくケース・フォーミュレーション演習(担当:松浦隆信)(対面授業)
【事前学習】事前に配布予定の見立てのポイントに関する資料を一読してくる。 (2時間) 【事後学習】授業で配布予定の事例に対する見立てを各自練習してくる。 (2時間) |
13 |
力動論に基づく心理療法の理論と方法(担当:松浦隆信)(対面授業)
【事前学習】力動的理解に即して支援が行われた事例を一読し、支援の流れを把握する。 (2時間) 【事後学習】授業で配布予定の架空事例に対して力動的理解を適用し見立てを行う。 (2時間) |
14 |
力動論に基づく事例検討(担当:松浦隆信)(対面授業)
【事前学習】事前に配布する行動理論・認知理論に即して支援が行われた事例を一読し、支援の流れを把握する。 (2時間) 【事後学習】受講者間で学んだ技法の適用に関するロールプレイを行ってくる。 (2時間) |
15 |
日本で創始された心理療法の概要(担当:松浦隆信)(対面授業)
【事前学習】内観療法、臨床動作法、森田療法の理論が書かれた書籍を各1冊ずつ読んでくる。 (2時間) 【事後学習】日本で創始された心理療法を適用した事例研究を各技法1編ずつ読み込む。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 國分康孝 『カウンセリングの理論』 誠信書房 1981年 國分康孝 『カウンセリングの技法』 誠信書房 1979年 上記の他、各担当教員が授業内で示す |
成績評価の方法及び基準 | レポート(90%)、授業参画度(10%) 授業参画度は、毎回のリアクションペーパー、ディスカッション等で評価する。 対面授業に参加できない場合の成績評価は、遠隔媒体の併用により対面授業と同等の質を担保するため、上記基準と同様に評価する。 提出課題(レポートなど)については,教員ごとに指示を行う。 |
オフィスアワー | 各担当教員が授業内で示す。 対面授業,Zoomによる遠隔授業の際においても授業後の質疑は随時可能である。 メールを用いた質疑も可能である。 |