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自主創造の基礎

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令和４年度以降入学者 自主創造の基礎
令和２年度以降入学者 自主創造の基礎１
教員名 落合康浩
単位数    2 学年 1～4 開講区分 文理学部
科目群 全学共通教育科目
学期 前期 履修区分
授業形態 対面授業
授業の形態 対面型の講義，演習および実習形式の授業を行う。なお，課題の提示や作業成果物等の回収でBlackboardを活用する。
Blackboard ID 20230021
授業概要 この授業は，日本大学全学共通初年次教育科目である。大学で学ぶことの意義を理解し，高校までの受動的な学びから能動的な学びへの転換を図り，専門教育の土台となる基礎的な能力である学術研究の作法（アカデミック・スキルズ）の導入を行う。また，テーマに基づくグループ討論を行うとともに，社会人としてのあり方・方向性や将来設計を具体的に考えることで，「自主創造型パーソン」としての学びに繋げる。
　導入として，身近に展開してきた地域空間の変化を日本大学の歴史の視点から学び，地理的思考の導入を行う。また，地域の様子を知る基本となる地形図から空間情報を抽出し，それらを整理し，実際に現地でのフィールドワークを行いながら，地理学における地域の捉え方と視点の基礎的な能力を培う。
授業のねらい・到達目標 ・社会人になることの意義やその在り方について授業を通じて理解し，地理学的に考える視点を身に付け，発信するセンスを養うことを到達目標とする．
・空中写真を利用して1次地域情報（生データ）を判読することができる。
・国土地理院発行の地形図において空間理解ができる。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて，倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。
・仮説に基づく課題や問題を提示し，客観的な情報を基に，論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。
・事象を注意深く観察して，解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる(A-5-1)。
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる(A-6-1)。
・集団の活動において，より良い成果を上げるために，お互いを尊重することができる(A-7-1)。
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる(A-8-1)。
この科目は文理学部（学士（地理学））のディプロマポリシーＤＰ1,ＤＰ3～8及びカリキュラムポリシーＣＰ1,ＣＰ3～8に対応しています。
授業の形式 講義、演習、実習
授業の方法 授業の形式：講義，演習と野外実習を含む授業
　地理学のアカデミックスキルを説明し，地図等を利用して演習・実習を行う。詳しくは第1回目の授業で説明するが，第1回目授業の一週間前までにBlack Boardの授業コースに登録し，コース内の連絡事項等を確認しておくこと。
履修条件 【重要】
・開講前に学科で受講調整を行うので（ガイダンス資料参照），決められた時限・教員の授業を受講すること。
・必ずBlackboardの登録を行い，「教材」，「連絡事項」などを確認しておくこと。
・地理情報システムに関する内容はESRIジャパン（株）社のArcGIS Proを利用する。
　入学時にパソコンを購入する場合は，ArcGIS Proに適合するOS，スペックを調べたうえでご購入してください。
　新しく購入する予定がない方は，パソコンの貸出などについて学科または学部に問い合わせしてください。
・第1回目の授業に必ず参加すること。
授業計画
1 スタートアップ(自己紹介など)と地理学で自主創造のための学修計画立案(A-1，A-5)
【事前学習】『"自主創造のための" Learning Guide 2022』を熟読しておく(A-5) （2時間）
【事後学習】大学で学ぶ心構えについて考える(A-5) （2時間）
2 日本大学の地域的展開と日本大学の歴史の理解(A-3，A-4)
【事前学習】日本大学の歴史に関するビデオを学習しておく （2時間）
【事後学習】文理学部周辺新旧地形図の比較作業を完成させる （2時間）
3 地形図による空間理解(A-1，A-3，A-5)
【事前学習】事前に配布された地形図を参照しながら，地形図に関する基本知識を調べておく （2時間）
【事後学習】地形図を参照しながら，授業配布資料を復習する(A-8) （2時間）
4 地形図の利用と作業①：標高区分図の作成と土地利用の判読(A-1，A-3，A-5)
【事前学習】地図記号に関する内容を復習し，色鉛筆等の作業道具を用意しておく （2時間）
【事後学習】等高線の判別，標高区分図などの作業を完成させる （2時間）
5 地形図の利用と作業②：尾根線・谷線と景観の類推(A-1，A-3，A-5)
【事前学習】等高線に関する知識を復習しておく(A-1，A-5) （2時間）
【事後学習】尾根線，谷線，流域界などの作業を完成させる （2時間）
6 地理学の基本技能となる空中写真の理解：1次地域情報（生データ）を読み取る判読技術を学ぶ(A-1，A-3，A-5)
【事前学習】事前に配布された地形図を読み，同範囲の衛星画像等をインターネットで調べておく （1時間）
【事後学習】衛星画像，地形図を用いて授業時の作業物を確認する （1時間）
7 空中写真の利用と作業①：標定図の作成と地形図との対応(A-1，A-3，A-5)
【事前学習】衛星画像，地形図を用いて授業時の作業物を確認しておく （2時間）
【事後学習】授業時に未完成の作業を完成させる （2時間）
8 空中写真の利用と作業②：段丘面区分図の作成と土地利用の考察(A-1，A-3，A-5)
【事前学習】事前に配布された地形図を読み，同範囲の衛星画像等をインターネットで調べておく （2時間）
【事後学習】授業時に未完成の作業を完成させる （2時間）
9 調査地域におけるフィールドワークの実施①：現地調査の技能とチームワークの実践的な学び(A-1，A-3，A-5，A-6，A-7)
【事前学習】第1回～８回の内容を復習し，フィールドワークの事前調査資料として取りまとめておく （3時間）
【事後学習】グループで決めた役割分担を実行する(A-6，A-7) （2時間）
10 調査地域におけるフィールドワークの実施②：現地調査による事前調査内容の検証および課題の設定と解決(A-1，A-3，A-5，A-6，A-7)
【事前学習】グループで決めた役割分担を明確しておく(A-6，A-7) （2時間）
【事後学習】現地調査の結果をまとめる(A-8) （1時間）
11 調査地域におけるフィールドワークのまとめ(A-1，A-3，A-8)
【事前学習】現地調査の結果をまとめておく(A-8) （2時間）
【事後学習】調査レポートを作成する(A-8) （4時間）
12 ワールドカフェ①：ワーク一回目
【事前学習】受講指定場所を確認し．必要な所持品をそろえておく （1時間）
【事後学習】一回目のワークについて振り返り，自分自身の回答を考えてみる （3時間）
13 ワールドカフェ②：ワーク二回目
【事前学習】受講指定場所を確認し．必要な所持品をそろえておく （1時間）
【事後学習】二回目のワークについて振り返り，自分自身の回答を考えてみる （3時間）
14 地理学の基本技能の応用としてのフィールドワークの方法①：文献・地図・資料の収集整理(A-1，A-3，A-4，A-5)
【事前学習】巡検対象地域に関する資料を調べておく （2時間）
【事後学習】収集した資料を地形図と照らしながら整理してまとめる （2時間）
15 地理学の基本技能の応用としてのフィールドワークの方法②：土地利用調査・景観調査聞き取り調査・質問票調査等による地域社会を理解する方法(A-1，A-3)
【事前学習】整理した資料や地形図にもとづいて現地調査の項目を考えておく （1時間）
【事後学習】現地調査ハンドブックを作成する(A-8) （3時間）
その他
教科書 なし
参考書 授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業内課題(70%)、授業参画度:事前準備と事後の復習、質問に対する回答など(30%)
レポートの提出（数回）および現地調査への参加が成績評価の条件となる
オフィスアワー Blackboardを通しての質疑応答
備考 ・高等学校地理の教科書を事前に熟読のこと。事後には具体的な事例を調べて，講義内容を理解していくこと。
・各自パソコンを用意することを推奨します．貸出などについて学科または学部に問い合わせしてください。

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