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令和2年度以降入学者 | 身体表現論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 身体表現論 | ||||
教員名 | 高山昇 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 |
文理学部
(実務経験のある教員による科目) |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(ハイフレックス型) |
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授業の形態 | 令和5年度は後期・水曜日3限の時間帯に、ハイフレックス型(毎回、学生が対面受講かZoomによるオンライン受講かを選べる形態)の授業を15回実施します。但し、オンライン受講に際しては、友人と集まって談笑や飲食をしながら、電車や車で移動しながら、アルバイトをしながらなどの“ながら受講”を禁止します。静かで落ち着いた環境で受講して下さい。また、学内でのオンライン受講も原則として禁止します。学内にいる学生は対面受講をして下さい。ZoomのミーティングIDとパスコードの通知や授業に関する連絡、および教材・資料の配布にはBlackboardを使用します。 |
Blackboard ID | 20233038 |
授業概要 | 日常的な社会生活における非言語表現をテーマに授業を行います。 パフォーマンス学(日常生活における演技性)を中心に、接続領域であるスピーチコミュニケーション学、演劇学、社会学、心理学などの先行研究を解説しながら、各回の授業テーマについて講義します。また、講義内容を実験的・体験的に検証するため、非言語表現のコントロールについての個別・具体的な演習を実施し、その都度振り返りを行います。なお、担当教員の中学・高校における実務経験を活かし、教師と生徒とのコミュニケーションについても、具体的な事例に基づいてアドバイスを行います。 |
授業のねらい・到達目標 | (1) 人間関係づくりや円滑なコミュニケーションのための非言語表現について、基本的な知識を身につける。(A-1-1) (2) 言語と非言語の関係性や相互作用、応用範囲を理解する。(A-1-2) (3) 場面や役割に応じて、自らの振る舞いがコントロールできる。(A-6-2) (4) 授業を通じて獲得した知識や技能を、自らの日常的な社会生活に採り入れる。(A-5-1) この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1,DP3及びカリキュラムポリシーCP1,CP3に対応しています。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義、演習】 ①教科書、配布資料、パワーポイントによる講義。②ペアまたはグループワークと、アクティングアウト(特定の場面を演じ合ったり、観合ったりする活動)による演習。③履修者の提出物を活用したリフレクション(授業の振り返り)を実施します。授業と平行して、各回のリフレクションシート(200字程度の授業の振り返り)とレポートが課題となります。それぞれ提出の次回授業で解説を行います。筆記試験と解説は第14回の授業内で実施します。 ■本授業の事前・事後学習は以下の項目です。レポート課題の提出時期などによって異なりますが、1回あたりの授業に平均して4時間程度の事前・事後学習が必要となります。 ・授業前に教科書の指定範囲を熟読し、質問事項をまとめておくこと。(1時間30分から2時間程度程度) ・授業後に教科書の該当箇所を読み直し、リフレクションシートを提出すること。(1時間30分から2時間程度) ・授業内で提示されたレポート課題を期限までに提出すること。(1つの課題につき2時間程度) ■体調不良などで授業を欠席した場合は、授業後1週間以内に教科書の該当範囲を自習し、リフレクションシートを提出して下さい。 ■ほぼ毎回の授業で授業内質疑と演習(Zoomによるペア・グループワーク)を実施します。演習時にはカメラ・マイクONでの受講を必須としますので、通信機器(PCまたはタブレット端末)と通信環境の整備が必要となります(スマートフォンのみでの受講は困難)。Zoomの背景が気になる学生は、背景をぼかすなどの設定をしてください。また、授業中は学生証番号(半角英数7桁)と名前(よみがな)を表示します。演習時には各自のスマートフォンで自撮りをする活動がありますので、履修希望者は事前に承知しておいて下さい。 |
履修条件 | この科目では抽選を行いません。対面とオンラインを選択できるハイフレックス型授業のため、履修人数の制限はありません(但し、教室の都合上、対面受講の定員は156名)。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の概要、到達目標及び授業方法についての説明。) プロローグ~社会生活において、自分を演出するという考え方~ ■履修の理由と目的を明確にする 【事前学習】受講前にシラバスを熟読して授業の全体像を把握すること。 (2時間) 【事後学習】教科書を購入し、全体を通読しておくこと。 (2時間) |
2 |
パフォーマンス学① パフォーマンス~日常生活における演技性 ■演習1 自己紹介を分析・構築する 【事前学習】教科書7-12ページを熟読し、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
3 |
パフォーマンス学② パフォーマンス学の概念と構成~自己表現はトレーニングで上達する ■演習2 マンネリな自己紹介を脱却する 【事前学習】教科書13-18ページを熟読し、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
4 |
自己開示と自己呈示① 自己の開示と呈示、その互恵性~意図的な自己表現と会話場面におけるプレッシャー ■演習3 なりたい自己を演出する 【事前学習】教科書19-28ページを熟読の上、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
5 |
自己開示と自己呈示② 自己監視と羞恥~場面に応じた行動をコントロールする(A-6-2) ■演習4 自分のキャラを売り込む 【事前学習】教科書29-40ページを熟読の上、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
6 |
自己開示と自己呈示③ ペルソナ論とアイデンティティー~社会的な自己を思考・制御する ■演習5 リアクションとうなずき効果の実験 【事前学習】教科書41-47ページを熟読し、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
7 |
言語表現① 言語は非言語との掛け算~非言語が言語情報を効果的に誘導する(A-1-2) ■演習6 パラフレーズを用いた連続ストーリー 【事前学習】教科書48-56ページを熟読し、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
8 |
言語表現② 会話における暗黙のルール~発言権のメカニズムと沈黙の役割(A-6-2) ■演習7 シナリオを読む】 【事前学習】教科書57-62ページを熟読し、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
9 |
非言語表現① 顔の動きと視線~表情とアイコンタクトによって印象が形成される(A-1-1) ■演習8 表情写真の撮影と調査 【事前学習】教科書63-67ページを熟読し、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
10 |
非言語表現② 凝視効果~見ること・見ないことによって生まれる感情(A-1-1) ■演習9 話し手としてのアプローチ実習 【事前学習】教科書68-73ページを熟読し、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
11 |
非言語表現③ 対人距離~距離と位置が人間関係を表す(A-1-1) ■演習10 聞き手としてのアプローチ実習 【事前学習】教科書74-81ページを熟読し、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出すること。 (2時間) |
12 |
非言語表現④ 身体~姿勢と動作が人間関係に与える影響(A-1-1) ■演習11 会話を意図的に進行させる 【事前学習】教科書82-86ページを熟読し、質問事項をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを提出するとともに、レポートの作成に取りかかること。 (2時間) |
13 |
人物観察~自分は何を見ているのか、何を見られているのか。 人物観察シートの作成について ■演習12 初対面の相手との日常会話をリードする 【事前学習】教科書87,88ページを熟読し、エクササイズの内容について把握しておくこと。 (2時間) 【事後学習】該当回の授業を振り返り、リフレクションシートを作成するとともに、レポートを期日までに提出すること。 (2時間) |
14 |
授業内試験と解説
【事前学習】教科書全体を再読し、目次の項目ごとのまとめをしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教科書、配布資料、リフレクションシートを本講座のポートフォリオとして整理しておくこと。 (2時間) |
15 |
講義内容・演習のまとめと補足。(A-5-1)
【事前学習】返却されたレポート課題を見直し、不十分な点を修正・加筆すること。 (2時間) 【事後学習】教科書から個別の課題を設定し、それぞれの専門領域に関する重要事項についてまとめておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 高山 昇 『入門パフォーマンス~ The performance of Self in Social Role』 作品舎 2023年 第4版 ※ 教科書は毎回の講義、演習、試験で使用します。初回授業のガイダンスから持参して下さい。 ※ 教科書は2023(令和5)年度に改訂しました。昨年までのものとは内容が異なりますので注意して下さい。 |
参考書 | 齊藤 勇 『対人コミュニケーションの心理 (対人社会心理学 重要研究集3)』 誠信書房 1987年 第6版 リチャード・シェクナー 著 高橋雄一郎 訳 『パフォーマンス研究』 人文書院 1998年 第1版 E.ゴッフマン 著 石黒毅 訳 『行為と演技 日常生活における自己呈示 (ゴッフマンの社会学1)』 誠信書房 1989年 第7版 ※ 購入すべき参考書はありません。必要に応じて授業内で紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、レポート(10%)、グループワークへの参加と授業の振り返り(授業毎に200字程度)(40%) 上記3項目を総合し、60%以上の得点者を合格とします。出席や課題提出、試験に関わる不正行為には厳正に対処します。 |
オフィスアワー | 質問等は授業前後に対面やZoomで応じます。都合のつかない学生は、授業の振り返りの質問欄に記入して下さい。担当教員へのメール連絡は水曜3限「身体表現論」と、学生証番号、氏名を忘れずに記入して下さい。以下の書き出し例を参考とし、教員からのメールには確認した旨の返信をして下さい。 高山先生(改行) 水曜3限の「身体表現論」を履修しています、[学生証番号][氏名]です。(改行) (本文始め)………(本文終・改行) 以上です。よろしくお願いいたします。 |
備考 | ■授業期間中は、毎回の授業の振り返りと次週授業の予習が授業時間外課題となります。授業の振り返りの作成と教科書指定範囲の熟読を怠らないようにして下さい。リフレクションシートや課題レポートの提出は、指定された期日と時間を厳守して下さい。 ■授業への遅刻は他の履修者への迷惑や授業進行の妨げになります。授業の開始時間を厳守して下さい。また、欠席や課題の提出遅れ、未提出は自分自身の学修にとって大きなマイナスとなります。授業期間中は計画的な学習と自己管理を徹底して下さい。 ■各回の授業計画は、受講者の人数や授業の進捗状況によって変更する可能性があります。その場合は、授業の進行に応じた授業時間外学修を各自で行って下さい。 ■休講が発生した場合には授業内容は後倒しとし、別途補講を実施します。補講日に関してはBlackboardで連絡します。 |