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令和2年度以降入学者 | 地球環境の変動と生命史 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 地球を考える2 | ||||
教員名 | 小森次郎 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 遠隔での参加は認めない |
Blackboard ID | 20230107 |
授業概要 | 変化を続ける地球の環境を,宇宙の中の位置付け,46億年の変遷,現在と将来,といった多様な視点で学ぶ.授業では,学習者自身の手足を使い,周囲との議論や発表を含めて理解を深める. |
授業のねらい・到達目標 | 現在の地球が,宇宙の中のごくわずかな一片であり,気圏・水圏・雪氷圏・地圏と生命は相互に影響しあいながら変化を続けてきたことを理解し他者へ自身の言葉で説明ができる. さらに,それらの知識と経験から,現在と未来の地球が抱える課題について,周囲と積極的に議論ができるようになる. この科目は文理学部(理学)のディプロマポリシーDP3,4,5及びカリキュラムポリシーCP3,4,5に対応している。 日本大学教育憲章との関係: ・仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考慮することの重要性を説明できる(A-3-1) ・事象を注意深く観察して、解決すべき問題を認識できる(A-4-1) ・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる(A-5-1) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 対面式の授業を行う中で,スライドと配布資料,動画をつかった学習以外に,自らの手足をつかった地球史年表の作成や,教室内での簡易な実験,グループでのディスカッションを行う.さらに,各自の授業外学習によって準備された資料をつかったプレゼンテーションの機会を設ける. |
履修条件 | CHIPSによる抽選を行う |
授業計画 | |
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1 |
・ガイダンス.授業の進め方の解説. ・なぜこの学びが必要なのか,を考える.授業内で履修者の意見を集約・解析して共有する. 【事前学習】地球史の中で,興味のある時代や事象を複数挙げられるようにしておくこと. (2時間) 【事後学習】事前学習によって自身が挙げた地球史イベントについて詳細を調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
前半:宇宙の歴史の概観. 後半:宇宙の大きさと地球の位置の概観.特に,太陽系の中の地球の位置付け,銀河系の中の太陽系の位置づけについて天文観察ソフトのMitakaを用いて学習する. 【事前学習】好きな星や星座について,その観察条件と方法も含めて確認しておくこと (2時間) 【事後学習】授業内で紹介したアプリケーションを試用する. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
前半:地球史を考えるための時計.複数の手法による年代試料の取得方法と測定方法を学ぶ. 後半:大型の地球史年表を独自に作成する. 【事前学習】宇宙と地球の年代観をそれぞれ確認しておくこと. (2時間) 【事後学習】大型地球史年表を完成させること.次回の授業で成果を確認します. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
地球史① 地球の誕生から海・陸の形成,および生命の誕生から光合成,縞状鉄鉱床形成までを学ぶ.
【事前学習】前回作成の地球史年表の加筆・修正をしておくこと. (2時間) 【事後学習】生命の誕生に関する諸説について,さらに調べること. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
地球史② 固体地球の海陸の配置の変遷,大量絶滅,大型生物や恐竜の出現から絶滅の時代までを学ぶ.
【事前学習】身近にある平坦面(ビルの屋上など)から試料を採取してくること.(詳細は授業内で説明する) (2時間) 【事後学習】授業で扱われた生物について,特筆すべき対象を選び詳細を調べること. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
地球史③ 新生代の生命について学び,さらに人類史を概観する。
【事前学習】前回まで作成してきた地球史年表をさらに加筆・修正をしておくこと. (2時間) 【事後学習】地球史の中で特筆すべき事象を一つのテーマとしてその詳細を調べること. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
地球史④ 前回の事後学習で各自が注目した任意の地球史イベントについて,ショートプレゼンテーションを行い,教室内で相互に共有する.
【事前学習】前回の事後学習について,数分間のプレゼンテーション資料を作成する. (2時間) 【事後学習】自作の,地球史年表とあわせて,授業で共有された内容を整理しておく. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
地球史⑤ 現在の地球と将来予測.特に人口,資源,環境について,「宇宙船地球号」が強く意識すべき前例となるモデルを学ぶ.
【事前学習】大型地球史年表の中で,人類の進化や産業革命等の人為の事象がどの位置にあたるか改めて確認しておく. (2時間) 【事後学習】モデルとして紹介した事例に対する諸説について各自で調査を深めること. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
地球史⑥ 第四紀以降の時代で特筆すべき絶滅種についてショートプレゼンテーションを行い,教室内で相互に共有する.
【事前学習】絶滅した生物種について任意で対象を設定してスライドを準備をすること(詳細は授業内で説明します) (2時間) 【事後学習】自作の,地球史年表とあわせて,授業で共有された内容を整理しておく. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
人新世① 二酸化炭素濃度の測定の歴史からその変動,および海洋酸性化等の影響について学ぶ.さらに,同様の高濃度の世界についてその時代や特徴を学ぶ.
【事前学習】理想気体の体積や重量に関する計算について高校の理科等の教科書を復習しておくこと. (2時間) 【事後学習】高濃度の時代がどの様に復元されたかについて,対象の論文の該当箇所を読解すること. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
人新世② 近年の気候変動と,その結果としての雪氷圏や海水準の変化や社会への影響について学ぶ.
【事前学習】氷河の狭義での分類,および世界の分布について確認しておくこと. (2時間) 【事後学習】世界各地の山岳氷河の観光資源としての位置づけと,そこへの訪問計画を試作する.(次回提出) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
災害史① 自然環境の急変やカタストロフィックな事象とともに生命は変化をしている.そこで,過去の特異な自然現象や自然災害について網羅的に学習する.時系列にそって,それらの事象や災害を各自が紹介する.
【事前学習】過去の特筆すべき自然現象や災害について,数分間のプレゼンテーション資料を作成する.(詳細は授業内で説明) (2時間) 【事後学習】時系列に発表を行うので,それが地理的にどこで発生したのか地図を使って整理し改めて学習しておくこと. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
災害史② 前回と同様に,過去の特異な自然現象や自然災害について網羅的に学習する.時系列にそって,それらの事象や災害を各自が紹介する.
【事前学習】過去の特筆すべき自然現象や災害について,数分間のプレゼンテーション資料を作成する.(詳細は授業内で説明) (2時間) 【事後学習】時系列に発表を行うので,それが地理的にどこで発生したのか地図を使って整理し改めて学習しておくこと. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
災害史③ 人による環境変化に強く関連した災害について学ぶ.特に,産業化や行政や地域社会の衰退によって発生した事象とその背後にある課題について学ぶ. 授業の後半に当科目全体のまとめをおこなう.
【事前学習】第14回授業に関すると思われる事例を複数探して,その概要を整理しておくこと. (2時間) 【事後学習】授業内で取り上げた環境変化や災害について,1件について更に調べること. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
期末試験(資料閲覧可能)とその解説.
【事前学習】第1回~14回までの内容について,復習し,独自の閲覧資料を作成しておくこと. (2時間) 【事後学習】他の履修者や,周囲の人と,当授業で学んだ内容について積極的に議論すること. (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(40%)、授業内テスト:毎回の授業では理解度チェックを行います(Web経由の提出).(30%)、授業参画度:毎回の授業ではリアクションペーパーの提出を求めます(Web経由の提出).(30%) |
オフィスアワー | 月曜日2限 |