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ドイツ語コミュニケーション1

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令和2年度以降入学者 ドイツ語コミュニケーション1
令和元年度以前入学者 ドイツ語コミュニケーション1
教員名 山木喜美子
単位数    1 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 外国語科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業(一部遠隔授業あり-応用作文課題および期末試験はBlackboardを使った課題研究とします。)
下のBlackboard IDを入れて、コース名:2023ドイツ語コミュニケーション1(山木喜美子・前・金3)に必ず登録しておいて下さい。
Blackboard ID 20230402
授業概要 講師の13年に渡るドイツ在住経験と。ドイツの大学、Goethe-Institutおよび本大学での長年の教歴を生かして、生きたドイツ語やドイツの姿を伝え(A-2-1)、出来るだけたくさんドイツ語に触れる機会を作って、学生が会話やコミュニケーションを重視した授業に積極的に参加出来る実践と結び付いた楽しい授業を作り上げて行きます。
授業のねらい・到達目標 この科目は文理学部DP2、DP3及びCP2、CP3に対応しています。
初歩からできるだけたくさんドイツ語で授業をし、ドイツ事情や文化を取り入れる事によって、学生はドイツ語をドイツ文化が生み出した生きた産物と捉え、ドイツ人の論理的な考え方を自ら少しずつ感じ、学び取ってくれれば良いと願います(A-2-1)。その場合に、学生がよく理解できないで消化不良にならないように、分かりやすく丁寧に指導して行きたいと思います。会話などの話す能力のみならず、読む・聞く・書く、そして文法も含めた総合的な語学能力を鍛え(A-6-1)、その成果として、秋に実施される「独検4級」には合格できる事を目指します。コミュニケーションを重視した授業に参加することの楽しさ、総合的に表現を磨く中で文化の生きた産物としてのドイツ語を学ぶ事の面白さ、またその論理的な精神を感じ取り、実践に生かして頂ければとても嬉しいです(A-3-1)。そこから、現代社会でヨーロッパの牽引役を担ってきたドイツの文化をより良く理解できるようになって欲しいです(A-2-1)。
授業の形式 演習
授業の方法 毎回基本的には教科書に添って進みますが、楽しいイラストなどが多く入ったプリントや写真や、私が作成した資料などを使って色々な面を補強します。多くの場合Partnerarbeit(ペアを組んで互いに理解を確認し、補い合いながら学習する方法)の形を取って授業を進めます。知らない学生と一緒に学習するのは最初抵抗があるかもしれませんが、その内お互いに刺激を受け、また助けられ、逆に助けてあげると、自分が本当はどのぐらい分かっているのかという確認にもなって、語学学習にはとても効果が上がります。何回か課題提出にも取り組んで頂きます。課題の説明も提出もすべてBlackboardで行いますので、連絡事項も合わせてBlackboardをいつもチェックして下さい。
 よくある一方通行の授業ではなく、学生に積極的に参加してもらって双方向の授業を一緒に作っていきます。積極性はとても高く評価します。自分の間違いから一番たくさん学べますから、間違える事を決して恥ずかしいと思ったり、恐れたりしないで下さい。外国語の習得は事前学習・事後学習の積み重ねなくしてはあり得ないので、きっちりやって頂ければ嬉しいです。
 学習したことを自分の力として身に付けてもらうために、知識を応用する簡単な作文の課題を一回出します。加えて、何回か教科書に付属しているArbeitsbuch(練習問題)を仕上げて、それをBlackboardに提出して頂きます。期末試験もBlackboardを介して提供します。すべてWordファイルで作成して頂き、期末試験は直接ファイルの中に書きこんで頂きますので、Wordがインストールされていることが前提となります。なお、Wordを持っていない学生の為に、OpenOfficeというフリーのソフトが提供されています。早稲田大学に説明のサイトがあります:https://www.waseda.jp/navi/faq/opoffice.html
 対面授業に参加できない要件を満たしている学生については、Blackboard を通して、授業内容や課題についてこまめに連絡を行います。
 提出して頂いた課題答案は間違いを訂正して添削するだけではなく、一人一人の間違いに対してていねいに解説とコメントを付け、さらに全体のフィードバックと共に返却します。
履修条件 学科の履修規定による
授業計画
1 ガイダンス クイズなどを通してドイツの一般紹介(A-2-1)。ドイツ語を学ぶモティベーションも含めた自己紹介(名前の紹介にはドイツ語を試みる)(A-6)。日常の挨拶の基本(A-6-1)。
【事前学習】シラバスを読んでおく。インターネットなどで、ドイツとはどういう国なのかを調べてみる。 (0.5時間)
【事後学習】ドイツについて得たイメージを深めておく。教科書の6~9ページをよく読んで、音を真似てみる。 (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
2 ドイツ語のアルファベットと発音練習1(発音練習は外国語学習の最も大切な部分の一つ)。歌を通してアルファベットを練習。その際に、特に注意点を指摘。(A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書に備え付けのCDを聴いて、ドイツ語の響きを英語や他の言語と比較して特徴をつかんでおく。 (0.5時間)
【事後学習】習った発音を、口の開け方や大きさなどに気を配り、注意点に考慮しながら、声を出して何度も練習する。 (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
3 ドイツ語のアルファベットと発音練習2(発音練習は外国語学習の最も大切な部分の一つ)。世界の著名人の名前などを使ってアルファベットを応用練習。イントネーション。ドイツの主な街の読み方と発音。発音の注意点のまとめ。(A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】前回に学習した発音のポイントをまとめて復習しておく。 (0.5時間)
【事後学習】ドイツ語の発音・アルファベット・イントネーションのポイントを把握しておく (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
4 L.1 日常の挨拶。ドイツの名前を学び発音を練習。自分の名前を伝え相手の名前を尋ねる。お元気ですか?-調子はどうかと相手と会話する。(A-6)
文法:動詞の現在人称変化(heißen / sein)
【事前学習】5ページと12ページのドイツ語の日常の挨拶を、正しい発音で声に出して何度も練習しておく。 (0.5時間)
【事後学習】学習した様々な日常の表現を、状況に結び付けて使いこなせるようにしておく。 (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
5 L.1 人と挨拶ができる。出身地・居住地を尋ね、答えることができる。(A-6)
文法:動詞の現在人称変化(規則動詞-1人称と2人称)
【事前学習】今までの授業を振り返り、疑問点をメモしておく。 (0.5時間)
【事後学習】教科書に付属しているArbeitsbuch(ワークブック)の1ページと2ページ。課題としてBlackboardから答案を提出。 (1時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
6 L.2 専攻や国、国籍を尋ねたり、伝えることができる。第3者や著名人を紹介することが出来る。(A-6)
文法:動詞の現在人称変化(er, sie の3人称単数)
【事前学習】18ページの職業の名称、国や国民、言語、19ページの専攻を正しい発音で何度も声に出して読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】授業で習った国々、kommenの活用をよく復習しておく (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
7 L.2 職業を尋ねたり、伝えることができる。第3者の事を話す。テキストを読んで答えられる。(A-6)
文法:人称代名詞。疑問詞のある疑問文とJa/Neinで答える疑問文。語順および動詞の現在人称変化(er, sie の3人称単数)。
【事前学習】22ページのテキストを正しい発音で声に出して読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】Arbeitsbuchの3ページと4ページ。課題としてBlackboardから答案を提出。 (1時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
8 今までの復習とL.2の応用として、世界の著名人の中から男女4人を選んで調査し(歴史上の人物でもOK)、それらの著名人の名前・出身国・居住地・職業・言語をそれぞれ紹介する文を現在形で書いて、課題としてBlackboardから作文を提出。(A-3)
【事前学習】21ページのSchreibenのところをよく見ておく。「外国語」は「言語」に変え、”lernt”の代わりに”spricht”を使う。 (0.5時間)
【事後学習】後日添削し、一人一人個別に間違いの詳しい解説とコメントを付けてBlackboardに返却された作文によく目を通し、間違いから学んで理解を深める。 (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】課題研究
9 L.3 持ち物について説明できる。ドイツ語の冠詞を使う。(A-6)
文法:名詞の性。定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の1格。
【事前学習】24ページの身の回りの品の名称を、正しい発音で何度も声に出して読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】der /die /das の定冠詞といっしょに身の回りの品を正しい発音で何度も声に出して読んでおく。 (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
10 L.3 持ち物について説明できる。数を100まで数えられる。(A-6) (対面授業)
文法:名詞の性。定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の1格。代名詞。名詞の複数形。数詞。
【事前学習】26ページと28ページの数字を正しい発音で何度も声に出して読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】名詞の複数形の作り方のルール、100までの数のルールを整理しておく。 (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
11 L.3 持ち物について説明できる。数をさらに1,000まで数えられる。。(A-6)
文法:名詞の性。定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の1格。代名詞。名詞の複数形。数詞。
【事前学習】習った身の回りの品を復習しておく。100までの数のルールを把握しておく。 (0.5時間)
【事後学習】Arbeitsbuchの5ページと6ページ。課題としてBlackboardから答案を提出。 (1時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
12 L.4 日本とドイツの食べ物や食生活の違いを認識し、好きな食べ物や飲み物について語れる。(A-2)(A-6)
文法:gern/ nicht gern/ lieber。動詞の現在人称変化(母音が変化する動詞-2人称、3人称)。
【事前学習】32ページの食べ物、飲み物の名称を、定冠詞と共に正しい発音で何度も声に出して読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】母音が変化する動詞の人称変化の特徴を整理して頭に入れておく。 (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
13 L.4日本とドイツのレストランでの注文の仕方の違いを認識し、ドイツのレストランで注文ができる。(A-2)(A-6)
文法:定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の4格。本動詞としてのmöchten。
【事前学習】35ページのレストランでの会話を、正しい発音で、会話しているように声に出して読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】自分が注文したい食べ物・飲み物を選び、正しい不定冠詞を使って注文してみる。 (0.5時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
14 L.4 レストランで注文ができ、チップも含めて支払いができる。(A-6)
文法:定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の4格。合成語の作り方とその性。
【事前学習】36ページのメニューの品を、正しい発音で、ゆっくりはっきりと声に出して読んでおく。 (0.5時間)
【事後学習】Arbeitsbuchの7ページと8ページ。課題としてBlackboardから答案を提出。 (1時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業
15 今まで学習した知識を問い、それらを結び付けて完全な文を作成したり、会話に発展させたりする応用問題を多く含んだ筆記試験を行う。Blackboardを介して提供する試験問題のワードファイルにキーボードで書き込んで期限までにBlackboardに提出。(A-5)(A-8)
【事前学習】今まで学習したことを総合的に復習して試験に備える。 (0.5時間)
【事後学習】添削し、一人一人個別に詳しい解説とコメントを付けてBlackboardを介して返却する答案の隅々までよく目を通し、間違いからよく学習して理解を深める。さらに、間違いを自力で訂正して後期に提出。 (1時間)
【担当教員】山木喜美子
【授業形態】対面授業、課題研究
その他
教科書 新倉真矢子他  『Genau neu ! (コミュニケーションのドイツ語)』 郁文堂 2020年 第8版
注意:表紙には以前の発行元であるDaisan Shoboの名が印字されています。ISBN978-4-261-01278-1
教科書は毎回使用しますし、それに付属のArbeitsbuch(ワークブック)の中から数回課題を出しますので、必ず授業に間に合うように購入しておいて下さい。
参考書 山木喜美子 『たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話 』 明日香出版社 2021年 第8刷版
自分が一番使い易い独和辞典(電子辞書は持ち運びが楽なので良いかもしれません)とドイツ語文法書(コミュニケーション重視という点では、山木喜美子著「たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話」(明日香出版社)を推薦します。)
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:小課題(5%x4)・作文課題(20%)・期末試験(筆記)(30%)(70%)、授業参画度(30%)
参画度に関しては、初歩的なドイツ語の基礎知識の他、授業に対する熱意と向上したいという意欲、積極的な参加にウエイトを置いて評価します。何かを尋ねたら、答えが間違っていても一向に構いませんから、臆せず、他人を気にせず自分の思うところを自由に積極的に発言してほしいです。具体的には、授業への参加状況および課題の提出状況と取り組み方で判断します。
課題および試験はすべて対面によらず、「課題研究」として各自Blackboardから提出してもらいますので、全員同じ条件で提出して頂いて成績評価を行います。
オフィスアワー Blackboardのツールの中にあるメールを使って質問して下さい。
備考 -課題を提出する時は、必ずWord形式でテキストを作成して下さい。添削し、一人一人ていねいに解説しコメントを付けて返却します。
-Blackboardは課題を提出して頂くプラットフォームの役割を果たすだけでなく、連絡の手段やプリントなどの補助教材を提供する場として活用しますので、必ず登録して下さい。
-ドイツ語コミュニケーション2と合わせて履修する事が望ましいです。

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