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令和2年度以降入学者 | フランス語1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | フランス語1 | ||||
教員名 | 福島亮 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 外国語科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 原則的に対面授業を行います。ただし、やむを得ない事情(「授業の方法」を参照)で遠隔で受講する学生に対しては、zoomによる同時双方向型授業を行います。 課題の指示は授業内で行いますが、必要に応じてBlackboardで課題の提示を行う場合もあります。 |
Blackboard ID | 20230408 |
授業概要 | フランス語を初めて学ぶ人のための授業です。これまで英語を唯一の外国語として学んできた学生が、第二外国語としてフランス語を学び始めるための導入の学習を行います。 基本的な綴り字の読み方から、基礎的な文法、挨拶や自己紹介など簡単な内容のコミュニケーションができるようになることを目指します。 そのために、教科書に即して、その場で受講者間で会話練習や語彙学習を実践する時間を毎回設けます。 また、音楽、詩、ニュース、映画など、多様な角度からフランス語を紹介するほか、ケベック、カリブ海、アフリカといったフランス語圏諸地域についても紹介し、フランス語に関係する様々な文化や価値観に触れる機会を提供します。 なお、初級文法についてより詳しく学びたい人や、文法演習をメインにしたい人は、フランス語3を履修してください。 状況によってもしオンライン授業となった場合、Zoomを使って教室と同様の環境を作り、同時双方向型の授業を実施します。 必要に応じ、Blackboardを利用して教材や課題の提示を行います。 |
授業のねらい・到達目標 | ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR/CECRL)のA1レベルを到達目標とします。 A1の目標とは具体的には次のようなものです。 -綴り字と発音の規則から始めて、基礎的な文法の知識を身につけ、それを利用して簡単な文章や簡単なコミュニケーションを行うことができるようになることを目指します。 -あいさつ、道案内、お店での注文、自己紹介といったフランス語圏で日常的に必要になる表現やごく基本的なフレーズが使えるようになることを目指します。 -また、フランス語で簡単な内容を質問したり答えたりすることができることを目指します。 〈日本大学教育憲章との関係〉 ・世界諸国の歴史や政治、経済、文化、価値観、信条などの現状を概説できる。(A-2-1) ・仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) ・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1) 〈ディプロマポリシーとの関係〉 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5及びカリキュラムポリシーCP5, CP8に対応しています。 なお新カリキュラム(令和2年度入学者)では、この科目は文理学部のDP及びCPの2, 3, 6に対応しています。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 授業の形式【講義・演習】 【初回授業時】 簡単な自己紹介、学習方法、使用する教科書および辞書の説明、また、綴り字の発音やごく基本的なあいさつについての導入的な説明をします。第二回の授業までにテキストを準備し、音声をダウンロードしてください。 【第二回以降〜】 1. 事前予習 ・前回出てきた語彙や例文を復習してください。また、指示がある場合、復習用の練習問題を解いてきてください。次回の授業に備えて、特に重要な文法事項を指示するので、該当箇所の教科書の説明を読んでおくと学習に効果的です。 ・事前配布資料がある場合は、前日までにBlackboardの案内をするので確認するようにしてください。 2. 授業当日 ・練習問題の解説を行い、その上で、復習内容をもとにした小テストを行います(第3回目以降。下の授業計画を参照)。この小テストと練習問題が期末試験の土台になるので、間違えた箇所は必ずメモし、復習するようにしてください。この小テストとは別に、動詞の活用や語彙の確認テストを適宜行います。 ・教科書の新しい課の説明を聞き、理解した上で、学生同士でダイアローグの練習を行なってもらいます。間違いを恐れず、教科書のモデルをもとに、積極的にフランス語を話してください。 ・ダイアローグをもとに、毎回数名を指名して1、2分間の発話テストを行います。ダイアローグのモデルや語彙は教科書に指定されているので、それを組み合わせ、必ず自分の言葉で答えるようにしてください(単なる教科書の音読は不可)。 ・フランス語へのさらなる興味を養うために、詩、音楽、音声、映像の紹介や、フランス語圏に関する説明をします。また、適宜発音や綴り字の読み方の復習を行います。 3. 事後学習 ・小テストで間違えた箇所の復習、および、練習問題で間違えた箇所の復習を必ず行ってください。 ・教科書のダイアローグの音声を聞き、それを参考に、何度も繰り返し発音して、学習した表現を定着させてください。 本授業の事前・事後学習は,合わせて180分(3時間)の学習を目安とします。 なお、課題の提出方法、フィードバック方法等については、初回授業で指示します。 【期末試験】 到達度を確認するために対面で筆記試験を行います。筆記試験は、小テストで扱った語彙や練習問題を土台に作成するので、授業の復習を入念に行ってください。 【遠隔参加について】 対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生は、事前にメールで教員の許可を得た上でzoomでの参加を認めます。なお、許可を受けずにオンライン参加した場合は、原則として「遅刻扱い」とします。 zoomでの参加を認める要件:下記(1)か(2)のいずれかに該当する場合。 (1)日本に入国できない留学生。 (2)新型コロナウィルスの感染者・感染が疑われる者、及び濃厚接触者。および、基礎疾患等があり、通学に不安を感じる学生。 ※風邪や頭痛、腹痛などの一般的な体調不良、及びケガなどは、zoomでの参加要件を満たしません。 ※本授業は、会話・発音の実践など、学生の積極的な参加を求めています。オンラインで参加する学生も、指名された場合は発言をしてもらいます。必ず発言できる環境で授業を視聴してください。発言できない環境での視聴は、「欠席扱い」とします。 |
履修条件 | ・第1回授業に必ず出席すること。初回授業で課題や試験について説明するので、第1回目の授業に出席していない者の履修は認めない。 ・第1回授業で50名を超えた場合は抽選をおこなう。なお、抽選の結果の確認方法は第1回授業で連絡する。 ・フランス語1(前期)・2(後期)は同一教員の授業を受講すること。 |
授業計画 | |
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1 |
自己紹介および、フランス語とフランス語圏について知っていることを列挙してみる。フランス語の音声に慣れ、アルファベットや数字、綴り字の読み方、簡単なあいさつを覚える 。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】フランス語やフランス語圏について知っていることを簡単に整理しておく。 (0.5時間) 【事後学習】授業で習った発音を練習する。教科書の指示に従って、音声をダウンロードする(教科書のサイトは以下の通り:https://www.almalang.com/moi-je-communication-a1)。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
第1課 フランス語の基礎を理解し、発音の基礎を学ぶ。tuとvousの使い分けを学ぶ。 (A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】日常生活の中で「フランス語かもしれない言葉や表現」を最低3つ見つけ、カタカナ表記と、可能ならばフランス語の綴りをメモしておく(発音の学習に利用する)。 (1.5時間) 【事後学習】発音の基礎を復習する。録音音声をよく聞き、口の形を意識しながら何度も発音し、綴り字の読み方と音をできるだけ体得すること。第1課の単語の復習、練習問題行う。 (1.5時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第2課 男性形と女性形、簡単な疑問文、否定形の作り方を学ぶ。(第2課)(A-3-1)【対面授業】
【事前学習】第1課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。フランス語における男性形と女性形について教科書の記述を読んでおく。 (1.5時間) 【事後学習】男性形と女性形の違いについて復習する。第2課の使用単語の復習、練習問題行う。 (1.5時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第3課 男性規則動詞の活用、およびエリジョンについて学習する。今住んでいるところや出身地について簡単な会話ができるようになる。(A-6-1) 授業の最後にケベックのフランス語についてごく簡単な紹介を行う。「ケベコワ」とは何(誰)を意味するのか理解する。(A-2-1, A-3-1)【対面授業】 【事前学習】第2課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。動詞の活用規則について教科書の記述を読んでおく。 (1.5時間) 【事後学習】第3課の使用単語の復習、練習問題行う。授業内で扱った規則動詞の活用を暗記する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第4課 疑問詞を使った疑問文、C'estを用いた表現を学ぶ。交通手段について簡単な会話ができるようになる。(A-6-1)【対面授業】
【事前学習】第3課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。フランス語の疑問詞にはどのようなものがあるか教科書を読み確認しておく。 (1.5時間) 【事後学習】第4課の使用単語の復習、練習問題行う。交通手段について述べる場合、どのような前置詞を使うか整理しておく。 (1.5時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第5課 不定冠詞と定冠詞の使い分け、願望の表現を学ぶ。アルバイトについて話すことができるようになる。(A-6-1) 授業の最後にニューカレドニアのフランス語についてごく簡単な紹介を行う。「カナック」とは何(誰)を意味するのか理解する。(A-2-1, A-3-1)【対面授業】 【事前学習】第4課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。不定冠詞と定冠詞の違いについて教科書の説明を読んでおく。 (1.5時間) 【事後学習】第5課の使用単語の復習、練習問題行う。職業に連関する語彙を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第6課 Qu'est-ce queやcommeを用いた表現、c'estとiI estを用いた表現を学ぶ。ペットなどについて話すことができるようになる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】第5課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。Qu'est-ce queやcommeを用いた表現について教科書の説明を読んでおく。 (1.5時間) 【事後学習】第6課の使用単語の復習、練習問題行う。動物に連関する語彙を整理する。 (1.5時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第7課 所有形容詞、年齢、être+職業・形容詞の表現について学ぶ。家族について話すことができるようになる。(A-6-1) 授業の最後にカリブ海のフランス語についてごく簡単な紹介を行う。「クレオール」とは何(誰)を意味するのか理解する。(A-2-1, A-3-1)【対面授業】 【事前学習】第6課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。所有形容詞についての教科書の説明を読んでおく。 (1.5時間) 【事後学習】第7課の使用単語の復習、練習問題行う。家族に連関する語彙を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第8課 人称代名詞の強勢形、関係代名詞qui、faireを用いた表現を学ぶ。家事について話すことができるようになる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】第7課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。関係代名詞についての教科書の説明を読んでおく。特にフランス語にはどのような関係代名詞があるのかある程度見取り図を思い描いた上で授業に臨むこと。 (1.5時間) 【事後学習】第8課の使用単語の復習、練習問題行う。人称代名詞を暗記する。家事に連関する語彙を整理する。 (1.5時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第9課 代名動詞、時間、quandを用いた表現を学ぶ。時間について話すことができるようになる。(A-6-1) 授業の最後にサハラ以北のフランス語についてごく簡単な紹介を行う。(A-2-1, A-3-1)【対面授業】 【事前学習】第8課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。代名動詞についての教科書の説明を読んでおく。 (1.5時間) 【事後学習】第9課の使用単語の復習、練習問題行う。授業内で扱った代名動詞の活用を暗記する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第10課 不定冠詞と部分冠詞について学ぶ。食べ物について話すことができるようになる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】第9課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。部分冠詞についての教科書の説明を読んでおく。 (1.5時間) 【事後学習】第10課の使用単語の復習、練習問題行う。食べ物に関連する語彙を整理する。 (1.5時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第11課 特殊な意味を持つ定冠詞、直接目的語代名詞について学ぶ。科目などについて話すことができるようになる。(A-6-1) 授業の最後にサハラ以南のフランス語についてごく簡単な紹介を行う。「フランコフォニー」とは何を意味するのか理解する。(A-2-1)【対面授業】 【事前学習】第10課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。直接目的語代名詞についての教科書の説明を読んでおく。 (1.5時間) 【事後学習】第11課の使用単語の復習、練習問題行う。これまで扱ってきた冠詞の概要を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第12課 faire+部分冠詞、定冠詞と不定冠詞の細かな違いについて学ぶ。クラブ活動について話すことができるようになる。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】第11課の使用単語と例文を暗記し、小テストに備える。faireという動詞の多様な用法について辞書で調べておく。 (1.5時間) 【事後学習】第12課の使用単語の復習、練習問題行う。クラブ活動についての語彙を整理する。 (1.5時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
前期の授業のまとめとして、試験を実施する。試験はこれまでの小テストと練習問題をもとに、語彙と文法の知識を確認する。授業内で採点し、設問ごとに文法の解説をしていく。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】前期の授業の小テストと練習問題のうち、各自が間違えた箇所を入念に復習する。 (1.5時間) 【事後学習】テストで間違えた箇所がどの文法事項に該当し、なぜ間違えたか考え、まとめる。 (1.5時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
前週の試験について解説を行う。フランス語の発音の仕上げとして、フランス語の歌を分析し、実際にうたう。(A-6-1) 【対面授業】
【事前学習】テストで間違えた箇所がどの文法事項かまとめ、質問の形でメモしておき、授業内での発言に備える。 (1.5時間) 【事後学習】授業内の解説を踏まえて、改めてこれまで学んだことを復習する。フランス語の発音について綴り字との関係を再確認する。 (1.5時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | Bruno Vannieuwenhuyse、他 『Moi, je… コミュニケーション A1』 アルマ出版 2023年 「A1」と書かれたものであることを購入前に確認してください(ISBN:978-4-905343-33-2)。以下の教科書用リンクを参照し、旧版と混同しないよう注意してください。 https://www.almalang.com/moi-je-communication-a1 |
参考書 | 学習用の仏和辞典を毎回必ず持参してください。辞書は第1回目の授業で説明しますが、語の用法の説明が優れている次の辞書を推奨します。 ・『プログレッシブ仏和辞典』(大賀他編、小学館、2008年第2版) ・『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(倉方他編、旺文社、2020年第5版) 紙、電子辞書、タブレット用アプリケーションなど様々な媒体がありますが、タブレットは試験時に使用できないので、必ず紙媒体か電子辞書を用意してください。初学者の場合、書き込みができ、かつ単語の派生関係を概観しやすい紙媒体をおすすめします。なお、ポケット辞典や単語帳は本授業では辞書とはみなしません。辞書選びに不安がある方は第1回目の授業で辞書に関する説明を聞いてから購入してください。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業内テスト:授業内テストは(1)第3回目以降の授業で行う語彙・表現の筆記小テスト、(2)授業内に行う短い口頭試験を指します。(40%)、授業参画度:学生同士のダイアローグの練習への取り組み具合、練習問題の実施度合い、授業中の積極的な発言を評価する。(10%) |
オフィスアワー | 質問は簡単なものであれば授業内で、メールやBlackboardを通しても受け付けます。 |