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倫理学基礎講読1

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令和2年度以降入学者 倫理学基礎講読1
令和元年度以前入学者 倫理学基礎講読1
教員名 磯部笑子
単位数    1 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
Blackboard ID 20230570
授業概要 古典的功利主義に位置付けられている、ミルの著作を精読し、現代における功利主義の可能性を探る。
授業のねらい・到達目標 ・ベンサムとミルの著作を精読し、比較することにより、功利主義について考える力が身につく。
・ベンサムは量的功利主義、ミルは質的功利主義といわれている。その独自性が著作のどこの部分に書かれているのかを丹念に調べ、議論をすることによって、功利主義に対する理解を深めることができる。
・1年次の「自主創造の基礎」で学ぶレポートの作成法を生かし、文献講読によって倫理学の問題を自らの視点で考察する力を養うことで、4年次の卒業論文につながる文章表現力を身につけることができる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシー DP 及びカリキュラムポリシー CP の 4, 5, 6, 7, 8 に対応しています。
・文献や資料の読解・解釈を通じて,哲学の代表的な問題を理解し,説明することができる (A-4-1)。
・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直す意欲を持つことができる(A-5-1)。
・他人の意見が自分の意見とは異なっていても,それを尊重しながら聞く姿勢を示すことができる(A-6-1)。
・学修活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる(A-7-1)。
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる(A-8-1)。
授業の形式 演習
授業の方法 ・教科書に従って授業を進める。
・グループに分かれ、レジュメを作成する。
・各グループで作成したレジュメを発表し、その内容について全員で議論する。
・新型コロナウイルスに罹患した場合に、重篤化するおそれのある基礎疾患を有する者については、遠隔対応をする。まず、1週目の授業開始前に、教員に連絡をして許可を得ること。教員に許可を得た後は、各週の授業開始前に個別にメールで課題を出すので、授業時間中にその課題に取り組み、授業終了時にメールで提出をすること。
履修条件 なし
授業計画
1 授業の説明
グループ分け,各回のレジュメ作成について
【事前学習】時間割、シラバス、学部要覧をよく読み、個人の時間割案を作成しておくこと。 (1時間)
【事後学習】古典的功利主義について調べておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 ベンサムとミルの功利主義について
【事前学習】配信された資料に目を通しておく(A-4-1)。 (1時間)
【事後学習】ベンサムの配布資料を読んでおく(A-4-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
3 該当箇所のレジュメを作成・資料収集
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】課題研究
4 『道徳および立法の諸原理序説』①
功利性の原理について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】功利性の原理について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
5 『功利主義』①
正と不正の判断基準について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】快楽と苦痛の4つの源泉について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
6 『功利主義』②
正と不正の判断基準について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】快楽と苦痛の計算方法について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
7 『功利主義』③
正と不正の判断基準について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】快楽と苦痛の種類について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
8 『功利主義』④
正と不正の判断基準について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】動機について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
9 『功利主義』⑤
正と不正の判断基準について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】正と不正の判断基準について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
10 『功利主義』⑥
功利主義について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】ミルの功利主義について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
11 『功利主義』⑦
道徳的行為を導く動機について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】道徳的行為を導く動機について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
12 『功利主義』⑧
効用の原理について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】効用の原理について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
13 『功利主義』⑨
正義と効用について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】正義と効用について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
14 『功利主義』⑩
正義と効用について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】量的功利主義と質的功利主義について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
15 『功利主義』⑪
正義と効用について
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間)
【事後学習】量的功利主義と質的功利主義について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 J.S.ミル 『功利主義』 岩波書店 2021年 第2版
ベンサムの資料を適宜配布する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業参画度:ディスカッション(50%)、レジュメ(50%)
授業参画度は、レジュメの作成と議論を通して、「省察力(A-8-1)」を評価し、レポートは「問題発見・解決力(A-4-1)」を評価する。

対面授業に参加できない場合の要件を満たし、課題研究で参加した場合、課題の提出によって評価する。
オフィスアワー 授業終了後

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