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美学史１

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令和２年度以降入学者 美学史１
令和元年度以前入学者 美学史１
教員名 樋笠勝士
単位数    2 学年 1～4 開講区分 文理学部
（他学部生相互履修可）
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業（一部遠隔授業）
授業の形態 オンライン授業と対面授業を併用した授業を行います。前者は原則的にリアルタイム授業です。いずれも資料を配付しますので、これに対して毎回コメントペーパーを提出して下さい（その都度指示します）。提出先は、設定されたGoogleclassroomとなります。この最初の告知はBlackboardにて行います。以降は、Googleclassroomにて通知等の重要な情報をやりとりしますので、Googleclassroomへの登録をお願いします。
またリアルタイム授業（ズーム双方向ミーティングを利用。原則ビデオオン）では、配布した資料への説明やグループディスカッションや質疑応答の時間につかいます。リアルタイム授業への授業参画については評価対象となります。このリンクなどの情報もGoogleclassroomにてお知らせします。
なお、対面授業か遠隔授業かの日程については、下記は目安ですので、実際の日程については、初回の対面授業時にて正確にお知らせします。Googleclassroomにもアップします。
Blackboard ID 20230575
授業概要 「美の哲学」としての「美学」の源流を学ぶー古代中世美学から近代美学前夜まで
授業のねらい・到達目標 前期は古代ギリシャ哲学に始まり中世キリスト教及びルネサンス、近代哲学前夜に至るまでの哲学的且つ宗教的な「美」の基本的概念やその理論を学びます。

この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応する。
・真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づいて，人間と社会の倫理的な課題を理解し，説明することができる（A-1-2）。
・思想・芸術・宗教の観点から，世界の現状をその歴史的背景とともに理解することができる（A-2-2）。
授業の形式 講義
授業の方法 本科目は講義科目である。
オンライン授業では、一方通行にならないように、双方向ミーティングやコメントペーパーを活用します。
古代中世における美学、そして「美」の思想では、プラトン哲学やその影響を受けた新プラトン主義思想及びキリスト教哲学の思想が基軸となるので、関心を深めておくためにプラトンやその系列の思想の関連文献を読んでおくのが望ましいです。また西洋中世におけるアリストテレス哲学の影響によって、「美」の概念が近代哲学にまで通底する認識論的な要素を深めていくので、アリストテレスの『形而上学』等も参照しておくとよいです。
本授業の事前・事後学習は，各２時間の学習を目安とします。
授業計画
1 「美学/Aesthetics」の起源としての「感性/aisthesis」の概念
【事前学習】美学への問題意識を明確にしておくこと （2時間）
【事後学習】美学に対する自分自身の問題意識を絞り込むこと． （2時間）
【授業形態】対面授業
2 「美学」のテーマ＜美と芸術と感性＞に対する古代哲学の問いと近代のバウムガルテン「美学」の問い
【事前学習】美学への問題意識を明確にしておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき文献を調べること （2時間）
【授業形態】同時双方向型授業
3 古典美学とはどのような価値意識をもっていたのか・・・俯瞰図
【事前学習】前回の美学関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき文献を調べること （2時間）
【授業形態】対面授業
4 「美」の概念に関わる形而上学的思索の始まり
【事前学習】前回の美学関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき美のテーマについて自分の見解をつくっておくこと （2時間）
【授業形態】同時双方向型授業
5 詩人と哲学者・・・芸術と哲学
【事前学習】前回の古代美学史関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき美の多様性について自分の見解をつくっておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
6 詩と音楽と美
【事前学習】音楽における歌詞の役割を考えておく （2時間）
【事後学習】授業に基づき美について文献を調査すること （2時間）
【授業形態】同時双方向型授業
7 「美の哲学」の源流としてのプラトン①・・・「美」の概念
【事前学習】前回の古代美学史関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき美のテーマについて整理しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
8 「美の哲学」の源流としてのプラトン②・・・エロース論
【事前学習】前回のプラトン美学関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき恋のテーマについて考えておくこと （2時間）
【授業形態】同時双方向型授業
9 「美の哲学」の源流としてのプラトン③・・・「美」と超越
【事前学習】前回のプラトン美学関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき恋と美の連関について考えておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
10 新プラトン主義の美学①･･･形而上学的美学とは何か
【事前学習】前回のプラトン美学関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき新プラトン主義の美の思想について考えておくこと （2時間）
【授業形態】同時双方向型授業
11 新プラトン主義の美学②･･･自然美と芸術美
【事前学習】前回の新プラトン主義美学関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき美と芸術の連関について考えておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
12 中世キリスト教哲学の美学①･･･形而上学と神学（宗教）
【事前学習】前回の新プラトン主義美学関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき美と宗教の連関について考えておくこと （2時間）
【授業形態】同時双方向型授業
13 中世キリスト教哲学の美学②･･･神学的美学と美的経験
【事前学習】前回のキリスト教美学関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき美と宗教の連関について考えておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
14 ルネサンスの哲学と美学
【事前学習】前回のキリスト教美学関連配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】授業に基づき美と科学の連関について考えておくこと （2時間）
【授業形態】同時双方向型授業
15 後期授業への架橋〜「美」と「芸術」の接点
【事前学習】前回配布物を見ておくこと （2時間）
【事後学習】ノートを整理しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし
参考書 佐々木健一 『美学辞典』 東大出版会
今道友信（編） 『講座　美学　vol１～５』 東大出版会
竹内敏雄（編） 『美学事典（増補版）』 弘文堂
美学会（編）『美学の事典』丸善出版
その他の参考書は教室にて紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート:期末レポート(60%)、授業参画度:オンラインリアルタイムミーティングなど。(10%)、コメントペーパー及びリアクションペーパー(30%)
成績は期末レポートを中心にしています。「コメントペーパー」「リアクションペーパー」は毎回の授業にて「意見、質問、感想」を書いてもらうもので、その内容を評価します。
オフィスアワー メールで対応します。

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