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倫理学演習3

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令和2年度以降入学者 倫理学演習3
令和元年度以前入学者 倫理学演習3
教員名 磯部笑子
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
Blackboard ID 20230583
授業概要 現代社会における倫理的問題について、議論を通して理論的に学ぶ。
授業のねらい・到達目標 ・死刑制度の存廃論や安楽死、喫煙に関わる倫理的議論について調べることで、その問題点を指摘できるようになる。
・規範倫理学の観点から、議論できるようになる。
・他人の意見を傾聴することにより、自分の考えを端的に述べることができるようになる。
・1年次の「自主創造の基礎」で学ぶレポートの作成法を生かし、4年次の卒業論文につながる文章表現力を身につけることができる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシー DP 及びカリキュラムポリシー CP の3, 5, 6, 7, 8 に対応しています。
・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる(A-3-3)。
・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直し,自らの思想的課題を設定して,それに挑戦することができる(A-5-2)。
・自分の意見を他人に対してわかりやすく伝えることができる(A-6-2)。
・学修活動のみならず,日常生活においても,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる(A-7-2)。
・他者の評価を謙虚に受け止めながら,自分の学修経験を振り返り,分析していくことができる(A-8-2)。
授業の形式 演習
授業の方法 ・教科書に従って、各項目のレジュメを作成する。
・レジュメをもとに、議論を行う。
・最終的に、生命倫理の様々な問題について、どのように解決すべきか、自分の意見をまとめたリアクションペーパーを提出する。
・レジュメのフィードバックは、授業中にコメントする形で行う。
・新型コロナウイルスに罹患した場合に、重篤化するおそれのある基礎疾患を有する者については、遠隔対応をする。まず、1週目の授業開始前に、教員に連絡をして許可を得ること。教員に許可を得た後は、各週の授業開始前に個別にメールで課題を出すので、授業時間中にその課題に取り組み、授業終了時にメールで提出をすること。
授業計画
1 導入と学修計画立案
各回の担当者の決定
【事前学習】時間割、シラバス、学部要覧をよく読み、個人の時間割案を作成しておくこと。 (1時間)
【事後学習】割り当てられた部分を精読しておくこと。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 第1章:倫理学の基礎 (A-5-2,A-6-2)
生命倫理の歴史,規範倫理学との関係
【事前学習】第1章を読んでおく。疑問に感じた点を、ノートにまとめておくこと。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
3 第2章以降の資料収集とレジュメ作成
【事前学習】第2章以降のレジュメ作成に必要な資料の収集をしておくこと。各回のレジュメを作成しておくこと。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】課題研究
4 第2章:死刑は存続させるべきか、廃止すべきか(A-5-2,A-6-2)
死刑制度の存廃論-賛成論
【事前学習】第2章の死刑制度賛成論の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
5 第2章:死刑は存続させるべきか、廃止すべきか(A-5-2,A-6-2)
死刑制度の存廃論-廃止論
【事前学習】第2章の死刑制度廃止論の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
6 第2章の内容に関するディスカッション
リアクションペーパー作成
【事前学習】第2章の内容について、まとめたノートとレジュメを読み返しておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
7 第3章:嘘をつくこと・約束を破ることの倫理(A-5-2,A-6-2)
義務論の考え方
【事前学習】嘘に関する義務論の考え方について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
8 第3章:嘘をつくこと・約束を破ることの倫理(A-5-2,A-6-2)
功利主義の考え方
【事前学習】嘘に関する功利主義の考え方ついて、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
9 第3章の内容に関するディスカッション
リアクションペーパー作成
【事前学習】第3章の内容について、まとめたノートとレジュメを読み返しておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
10 第4章:自殺と安楽死(A-5-2,A-6-2)
自殺に関するヒュームとカントの議論
【事前学習】自殺に関するヒュームとカントの議論について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
11 第4章:自殺と安楽死(A-5-2,A-6-2)
安楽死と治療中止を考える
【事前学習】安楽死と治療中止について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
12 第4章の内容に関するディスカッション
リアクションペーパー作成
【事前学習】第4章の内容について、まとめたノートとレジュメを読み返しておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
13 第5章:他者危害原則と喫煙の自由(A-5-2,A-6-2)
喫煙は個人の自由
【事前学習】喫煙の自由について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
14 第5章:他者危害原則と喫煙の自由(A-5-2,A-6-2)
喫煙は個人の自由ではない
【事前学習】喫煙の自由について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
15 第5章の内容に関するディスカッション
リアクションペーパー作成
【事前学習】第5章の内容について、まとめたノートとレジュメを読み返しておく。 (1時間)
【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 児玉聡 『実践・倫理学』 勁草書房 2020年 第1版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業参画度:レジュメ(50%)、リアクションペーパー(50%)
レジュメは「論理的・批判的思考力(A-3-3)」を評価する。

対面授業に参加できない場合の要件を満たし、課題研究で参加した場合、課題の提出によって評価する。
オフィスアワー 授業終了時

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